まずは前開催・高畑和浩写真展「ぶさお」が
日曜日で無事に終了致しました。
会期中はたいへん多くのご来場を頂きありがとうございました。
混雑で観辛い時間帯もありましたことをお詫び申し上げます。

これまで、野良猫の保護に関する問題提起が
高畑さんの作品のメインテーマであったのですが、
今回はユーモラスさを全面に押し出して
ぶさおの表情を多くの方に楽しんで頂けたと思います。

人間のオッサンのような顔をした、ぶさお。
新参者でも古株の猫に動じず、
ブサイクでも人間に愛嬌をふりまき、
自由に山の中を駆け回る姿に、
思わず感情移入した方も多いのでは？と思います。

ぶさおはその後、とある親切な方に拾われて、
今では幸せに暮らしている・・・らしいです。ちょっと安心！

個展終了後、さっそく次回へ向けての構想を始めた高畑さん。
次は本来のシリアス路線で取り組んでみるそうです。
みなさんも高畑さんの次回作にご期待ください！




さてギャラリー・アビィでは本日から
竹中みなみ写真展「Tous les jours / ゼロの位置」を開催します。
この春に写真専門学校を卒業されたばかりの作者による初個展です。



索漠とした自然の風景を克明に捉えた「Tous les jours」と、
無彩色の被写体の一部分を接写した「ゼロの位置」・・・



写真の内容もプリントの大きさも正反対な２つのテーマが
交わることなく並走しながら表される珍しいスタイルの個展です。
どちらかというと、２つの個展を１度に並べて観る、そんな感じでしょうか。



誰しもこの写真たちを前にしたら、
何も考えないわけにはいかないでしょう。
作者在廊予定は木曜と日曜の終日です。
みなさまのご来場をお待ちしております〜！