作家列伝2007/テクマクさん
Date : 2007/12/22 Sat

*吹雪手帖その20〜31において掲載した
 作家列伝2007をあらためてカテゴリ分けした記事です。

「ギャラリー・アビィ作家列伝2007」
 〜 テクマクさん 〜

12月5日から始まったこの連載も
今回でいったん最終回!
じっくりお楽しみください!




ギャラリー・アビィ作家列伝
(23)テクマクさん

作家列伝第1部の最終回を飾るのは
出展回数第2位のテクマクさんだ。
なにしろ身近にいる人なので、
インタビューがついつい遅くなりました(笑)

テクマクさんの活動の柱は3つ。
音楽・写真・雑貨づくり、である。
いっけんバラバラで相関性のないような気もするが、
実はどのジャンルにおいても
一貫したコンセプトに基づいて制作するという
とても強い意志をもった作家さんである。

しかしながらそのコンセプトはとても優しく、
大人になったら忘れがちになってしまうようなことを
しっかり正面から問いかけてくれる。

tekumaku.jpg
○おなまえ
 テクマク
 岸和田市出身・大阪市内在住

○年齢
 吹雪さんより4ヵ月ほど。

○写真歴
 93年にお父さんと写真を撮りにいったのが始まり。
 家の近所に大きな橋が出来る様子を何度も。
 私はコンパクトカメラ。お父さんは昔のニコンS。
 そのとき、ニコンSのファインダーを覗いて写真に興味を持ち、
 ちゃんと勉強してみたくなって写真教室に通いました。

○アビィの企画展に参加したキッカケ
 ギター演奏に夢中で写真やカメラから遠ざかっていた頃、
 たまたまアビィで雨宿りをすることになって
 そこにいたオーナーの吹雪さんとみやちサンとで
 カメラの話しで盛り上がり、また撮ってみたくなった。
 ちょうど撮影合宿があることを知り、思い切って参加。
 その頃は自分の中でいろいろ気分が停滞気味だったので、
 何か新しい事が動き出したらいいな〜って。
 そして合宿展で作った写真カードが好評で、
 周囲のすすめもあり、クリスマス展で雑貨デビュー。
 友達へのプレゼントで雑貨を作る事はよくあったけれど
 それを知らない誰かが買ってくれるのが、とても嬉しくて。

○よく使うカメラ
 写真教室へ行くために買ったのがNikonFM2。
 もう14年ほど使っています。
 撮影合宿へ行く前の日に、フォギーフィルターをつけて
 ずっとそのまま撮っています。
 あとは、アビィで買ったホルガをたま〜に。

○好きな撮影スタイル
 フォギーフィルターを使うのが好きです。
 光を集めるというか、暗い所にある僅かな光でも
 明るくにじませて写せるのがいいんです。

○この1年間でのお気に入り作品
さくらイロ2の作品
tekumaku_p_1.jpg
タイトル:「春」

ノンセクション展の作品
tekumaku_p_2.jpg
タイトル:「壜」

子供の頃からピアノを習っていたテクマクさん。
中学校では美術部に所属し、社会人になってから写真を始め、
現在に至るまでいろいろなアートのエッセンスを吸収している。

特に写真においてはフォギーフィルターを一貫して使用し、
テクマクワールドと呼ぶに相応しい世界観を形成している。
しかしその起源は撮影合宿出発前日から。
合宿先の天候が終始曇りだということで、
白く濁った空でも明るい雰囲気で撮れるようにと、
フォギーフィルターをレンズにセットしたらしい。

テクマクさんは「温度が伝わる写真が撮れたらいいな」と語る。
フォギーフィルターで光がポワンと滲んだ世界には
確かに暖かみと優しさを感じることができる。

ノンビリ気ままにやっているように見えて
実はしっかりとしたコンセプトに支えられているからこそ
同じフィルターを使っても他の人にはマネのできない世界を
作り出す事が出来るのである。

今後の新作にご期待ください!





これにてオールスターズ戦全出場作家の紹介を終わります。
まさかこうやって皆さん全員からお話を伺い、
そのすべてを掲載できるとは思ってもおらず、
驚きと嬉しさと照れくささを感じます(笑)

いつもお顔を拝見しているみなさんでありますが、
改めてインタビューさせて頂く事により
知っているようで知らない事もたくさん発見し、
お一人おひとりと、もう一度新しく出会ったかのような
不思議な感覚をおぼえました。

インタビューされる側にとっても、
自分の事って判ってるようで説明するのがタイヘン、
なんだか自分と向き合って
話しをしているような感じだったと思います。

そういう時の気分って、
個展に出す作品を選ぶ時の心境にちょっと似てるんですよ。
今後の参考になりますように(笑)

インタビューにご協力頂いた作家の皆様、
年末のお忙しい時期、ほんとうにありがとうございました。
あともう少しでオールスターズ戦が始まります。
すでに何名かの方は搬入も済んでおり、
なかなか見応えのある展示になること必至!

みなさまのお越しをお待ちしております〜!

○ギャラリー・アビィ オールスターズ戦
 12月25日〜27日 正午〜午後7時 入場無料

来場者による人気投票を行い、今年のナンバー1作家を決定!
優勝者には、アビィで個展開催2万円割引のプレゼント!!
個展を観たい作家さんにぜひ投票しに来てください。

超年末のお忙しい時期とは存じますが
もう大阪のギャラリーはどこも冬休みに入っている頃なので
2007年最後にアート鑑賞しにきて下さい〜!
作家列伝 > 作家列伝2007
作家列伝2007/オレンジさん・あみさかりんさん
Date : 2007/12/21 Fri

*吹雪手帖その20〜31において掲載した
 作家列伝2007をあらためてカテゴリ分けした記事です。

「ギャラリー・アビィ作家列伝2007」
 〜 オレンジさん・あみさかりんさん 〜

おお、ついにゴールが見えて来た!
本日も作家列伝をお楽しみください!




ギャラリー・アビィ作家列伝
(21)オレンジさん

オレンジさんは「ソラリスト」1回目の時から
作品を出展して頂いている。

トイカメラを使った作品をよく見ていたので
そっち系(笑)の人なのかと思ったら
本来は一眼レフでライブ写真を撮るのが得意だそうで、
なかなか技術的裏付けのある人である。

昨年のナツいろ展や今年のたびフォト展では
写真を横一列や縦一列に、大胆に並べさせてもらった。
何かのストーリーや流れが作品に存在するのは
オレンジさんが音楽イベントの領域でも
活動しているからに違いない。

orange.jpg
○おなまえ
 オレンジ(名前の由来はオレンジ色が好きだからです)
 大阪府出身・在住
 でも大学や仕事場が京都なので、
 よく京都人に間違われます。

○年齢
 28歳へのカウントダウン開始。

○写真歴
 02年頃からライヴ写真を撮ったりするようになったものの、
 ちゃんと誰かに教えてもらうこともなく
 なんとなくだらりだらりと撮り始めて今に至る。
 トイカメを使うようになったのは多分2年くらい前から。
 ここ3ヶ月仕事が忙しくて全くカメラを触っておらず、
 焦り始めた今日この頃です。

○アビィの企画展に参加したキッカケ
 トイカメを触るようになり、
 ネットで検索してたらアビィさんを発見。
 ちょうどその時「ソラリストの詩」の募集をしていて、
 空の写真をよく撮っていたこともあり、
 問い合わせしたのがきっかけ。

○よく使うカメラ
 一眼はペンタックスのマニュアルカメラ。
 最近調子悪いので新しいのを買おうか悩み中…。
 普段使ってるのはオリンパスのPEN-EE3。


○好きな撮影モチーフ(または撮影スタイル)
 空の写真ばっかり撮ってます。
 あと逆光とライヴ写真。

○この1年間でのお気に入り作品

ノンセクション展の作品(ライヴ写真)
orange_p_1.jpg
<モデル>上坂拓海
タイトル:「arabesque」

ハーフ判展の作品
orange_p_2.jpg
タイトル:「光 -hikari-」

連続感の他にオレンジさんの作品の特長を挙げるならば
「空気感」という言葉がピッタリだと思う。

空気は写真に写らないどころか目にすらも見えないが
それは何か別の物と置き換わる事によりその存在を訴える。

それがライヴのステージであったり、
逆光の瞬きであったりするのだ。
そういうものがフレームの中に巧く凝縮され、
薄っぺらい印画紙に奥行きを持たせているのだ。

今後の新作にご期待ください!






ギャラリー・アビィ作家列伝
(22)あみさかりんさん

いつも笑顔が素敵なあみさかさん。
トレードマークの長い黒髪をなびかせて登場する姿に、
きっとファンは多いはず(笑)

あみさかさんはアビィがオープンしたころによく観に来てもらっていて
昔やってたアビィデジタルイメージング講座の初受講生だったりしたのだが、
しばらくパタッとお顔を見かけなくなって、
どうしたのかと心配している頃に、
紙ヒコーキに乗って颯爽と帰ってきた(笑)

その後はホルガや一眼レフで積極的に作品を発表していただき、
最近はマラソンランナーとしても活躍!
その多彩ぶりを発揮している。

amisaka.jpg
○おなまえ
 あみさかりん
 鳥取県出身・大阪市在住

○年齢
 29歳

○写真歴
 実は10代〜20代始めの頃は野球観戦が大好きで
 休みの日はあちらこちらの球場(二軍も含む)へ足を運んでいました。
 今思えばその頃にむやみやたら
 選手の写真を撮っていたのがはじまりかもしれないです。
 段ボール箱にどっさりと入った写真は引越しの際にサヨナラしました(笑)

○アビィの企画展に参加したキッカケ
 紙ヒコーキ展
 「淀川河川敷で紙ヒコーキを飛ばす」というとても素朴な遊びを
 大人が集まってやってしまうという企画が非常に興味をひき
 参加してみたいと思ったのがきっかけです。

○よく使うカメラ
 ニコンFG(フィルム一眼レフ)
 HOLGA120N
 などなど…


○好きな撮影モチーフ
 女性
 空
  基本はこの二つだけれどカメラによって変わってきますね〜。

○この1年間でのお気に入り作品
 アビィシネマの作品(写真じゃないですけどいいですか?)
amisaka_p.jpg
タイトル:「Face to Face」(ムービー作品)

アビィシネマの作品を観て思ったのは、
あみさかさんはきっとスライドショウの方が合ってるかも!ということ。
壁へ展示するには膨大な量の写真を
一定の時間を保って音楽とともに切り替えていく方法が
あみさかさんの写真の表現に合うような気がする。

自分の身近、そして愛すべき物を
これからも1つ1つ丁寧に写し捉えていって欲しい。

今後の新作にご期待ください!




いよいよ明日で第1部最終回です!
ああ、年末だな〜!
作家列伝 > 作家列伝2007
作家列伝2007/tomomiさん・masamixさん
Date : 2007/12/16 Sun

*吹雪手帖その20〜31において掲載した
 作家列伝2007をあらためてカテゴリ分けした記事です。

「ギャラリー・アビィ作家列伝2007」
 〜 tomomiさん・masamixさん 〜

おっとっと!
インタビューが間に合って更新できてしまいました(笑)
今回もお楽しみください〜!





ギャラリー・アビィ作家列伝
(19)tomomiさん

tomomiさんとはホルガ会からのお付き合いだが、
頻繁に顔を合わすようになったのはアビィが出来てから。
最初にホルガエキスポへ参加してもらった時は
最終日に一瞬だけ現れて、ほとんどお話しせず。

でも実は、僕が以前やったホルガ個展を観てもらってたり
ホルガエキスポで一瞬だけ見た時にしていた帽子を被って
アビィへ初めてやって来たり、面白いご縁がある。

カメラを持っている時の笑顔がなかなかステキなtomomiさん。
写真を撮るのが本当に楽しいんだなーと、見る度に感心する。

tomomi.jpg
○おなまえ
 tomomi
 東京出身・大阪在住

○年齢
 1976年生まれ

○写真歴
「写真」を始めたのは、2003年春にHOLGAに出会った時から。
 その後、ちゃんと勉強したくて一眼レフを購入、写真教室にも通いましたが、
 やっぱり楽しいのはHOLGAとコンパクトカメラだったりします。
 初めての展示は2004年のHOLGA EXPO。

○アビィの企画展に参加したキッカケは?
 HOLGA会に入っているのでアビィが出来たことは知っていたけど、
 「ギャラリーに行く」ということが今までなかったので行けずにいて。
 そんなとき、トイカメラ写真月間という企画展があって、
 あたしにも出せそうだったから
 勇気を出して参加したのが2005年7月。
 初めてアビィのドアを開けた瞬間のことを今でも覚えています。

○よく使うカメラ
 HOLGA
 コンパクトカメラ (TIARA、BIG mini F)
 たまーに一眼レフ 

○好きな撮影モチーフ
 毎日のうれしい・たのしいを撮っていきたい。
          
○この1年間でのお気に入り作品
 めちゃがんばった「ホルガジャンボリー」
tomomi_p.jpg
タイトル:「今日も世界は とてものどかで」

写真以外では音楽も好きなtomomiさん。
特にこの1年間の作品を見ていると、
何か歌詞をつけたくなるような不思議なストーリーが
バックグラウンドで脈々と育まれている気がする。

音楽と親しむ事により得られた独自の世界観を大事にして
これからもホルガやコンパクトカメラで
「なんでもないけど大切な日常」を撮り続けて欲しい。

今後の新作にご期待ください!






ギャラリー・アビィ作家列伝
(20)masamixさん

楽しんで撮る人と悩んで撮る人・・・
写真をやる人はまずこの2つに分類される。

僕はスランプでもなんでも楽しんで撮るほうだが、
masamixさんは基本的にスランプのループで動いている。
写真界の悩める乙女(?)だ。

端から見ていると、まあ、しんどそうである。
しかし悩みの種である写真を辞めないのは、
もちろんのこと、写真が好きだからだ。

悩みの連鎖から産まれる苦悩の叫びと
その悩みが一瞬晴れた時に残されるイマジネイションの爆発が
masamixワールドともいうべき世界を形成している。

masamix.jpg
○おなまえ
 masamix
 根っからの神戸っ子です。

 (吹雪注)ご本名はマサミさんじゃありません。なんで?

○年齢
 31歳

○写真歴
 4年前に友人から一眼レフカメラをプレゼントされ、
 せっかくだから使いこなしてみようと思い写真教室に通い始めました。

○アビィの企画展に参加したキッカケ
 2005年の撮影合宿が初参加。
 そのとき写真で行き詰まっていて、
 たまたま知ったアビィの合宿企画に興味を覚え、
 旅はもともと苦手だけど、今までと全然違う環境に身を置いて、
 写真の行き詰まりを打破したかった。
 そこで盟友かじやん♪と出会う(笑)

 (吹雪注)合宿のバスで前の席にいましたが、耳が破れると思った。


○よく使うカメラ
 CONTAX T3

 (吹雪注)いいカメラ持ってますね。僕のホルガと交換しましょう。

○好きな撮影モチーフ
 街のスナップ
 梅田の歩道橋の上
          
○今後チャンレンジしてみたいこと
 ・その人の意外な一面を引き出したポートレイトを撮る
 ・人の気配を感じさせるブツ撮り
 ・動的に街の写真を撮る

 (吹雪注)悩みがちな人ほど目標を立てます(笑)

○この1年間でのお気に入り作品
 続●黒白冩眞展覧会の作品
masamix_p.jpg
タイトル:「g a z e」
 (吹雪注)gaze:ゲイズ:凝視する

本当に面白いぐらいスランプループから抜け出さないので
あまり悩まないでと助言してみた事もあるが、
よくよく考えてみると、悩みが無ければ
masamixワールドは成立しないのかもしれない。

大乗仏教よりも小乗仏教。悩んで悩んで強くなる。
その苦行が世界観に深みを増し、
悩みながらもその中に楽しさを見いだす事ができるのだろう。

だから、masamixさんにはもっともっと悩んでもらって
写真の眼をどんどん磨いていって欲しい。

今後の新作にご期待ください!





残すはあと3名!
次回の作家列伝もお楽しみに〜!
作家列伝 > 作家列伝2007
作家列伝2007/みやちとーるさん・畑辰之さん
Date : 2007/12/15 Sat

*吹雪手帖その20〜31において掲載した
 作家列伝2007をあらためてカテゴリ分けした記事です。

「ギャラリー・アビィ作家列伝2007」
 〜 みやちとーるさん・畑辰之さん 〜

アビィ日誌、怒濤の2週連続フル更新まであと1日!
てか、明日は大丈夫か!?




ギャラリー・アビィ作家列伝
(17)みやちとーるさん

みやちさんとはホルガ会を通じて長いお付き合いだ。
アビィを作った工事の時、車を運転できない僕に代わって
ホームセンターから壁の材料となる木材を運んでくれた、
いわばアビィ建設の功労者のおひとりである。

写真の世界に入った理由や過程も僕とすごく似た境遇で、
それゆえに感じる親近感はナカナカのものである。

お酒を飲めないのに、いつも一番ハイテンションで、
でもはしゃいでいるだけではなく
いろいろなことを考えながら創作に打ち込む
マジメな一面も時に垣間見える。

miyachi.jpg
○おなまえ
 みやちとーる
 三重県出身・大阪市在住
 故郷の尾鷲でスタジオ兼ギャラリーを運営しています。

○年齢
 32歳

○写真歴
 高3のときに写真部へ入ったのが写真との出会いです。
 大学では映像を学んでいました。
 社会人になって、映画製作に時間を割く事が難しくなり、
 一人でも出来る写真をやってみることにしました。
 その時、技術を学ぶことも兼ねて写真スタジオで働き始め、
 現在はフリーカメラマンです。(ステキ工房主宰)

○よく使うカメラ
 Nikon FM2(フィルム一眼レフ)+ウルトロン40mm
 ライカM2+ジュピター12
 ホルガ 

○好きな撮影モチーフ
 日常
 音楽フェスティバル
          
○この1年間でのお気に入り作品
 第1回ホルガジャンボリーの作品
miyachi_p.jpg
タイトル:「It's a beautiful day」

とにかく一生懸命で面白い人である。
みやちさんがいるのといないのとでは
イベントごとの盛り上がり方が10倍ぐらい違う。

「写真はコミュニケーションツールのひとつ」とみやちさんは言う。
写真を撮る事、見せる事で、その場にいた人が繋がり、
そして新しい何かのエネルギーが湧き出すのだ。

そう思えば、みやちさんのハイテンションには
傍らにいつもカメラが共にある。

みやちさんが見るファインダーの中に
次はどんな人の輪が現れるのか楽しみである。

今後の新作にご期待ください!






ギャラリー・アビィ作家列伝
(18)畑辰之さん

兵庫県のかなり遠くの方から足繁く通って頂いている畑さん。
仕事をしながら、西天満の写真教室で学ばれていて、
教室のお友達と共に企画展に参加してもらっている。

毎回撮るモチーフが違うので、
本来はどんな作風なのか煙に巻かれたようなカンジになる。
ご本人の飄々とした雰囲気が作品に現れているのかもしれない。
しかしいずれにしても、どの作品も大胆でカッコイイ。

お酒でも飲みながら、ダラダラ写真のハナシをしつつ
深層心理に迫ってみたい作家さんである(笑)

hata.jpg
○おなまえ
 畑辰之
 兵庫県の生まれ育ちです。

○年齢
 31歳

○写真歴
 「写るンです」で10年ほど撮った(記念写真)あと、
 3年ほど前から写真教室に通っています。

○よく使うカメラ
 PENTAX MZ-3(フィルム一眼レフ)+35mmレンズ
  
○好きな撮影モチーフ
 基本的にどんな物でも撮りますが
 見た目も印象も「暗め」の写真が好みです。
 チーム「マイナス」ってカンジで。
          
○この1年間でのお気に入り作品
 ナツいろ2の作品
hata_p.jpg
タイトル:「ラストサマ−2007」

あちこちで出展なさっている作品を見ているが、
ご本人が「暗め」と仰るように、
印象に残っているのはたしかにそういう写真が多い。

出展するギャラリーの雰囲気を壊さずに
いいラインで「暗め」を実践できるあたりが
腕前の良さを証明しているのだと思う。

今後の新作にご期待ください!





とうとう掲載が取材に追いついてしまいました!!
インタビューまだの作家さん!今日の夕方4時までにアビィへ!(笑)

明日はたぶん個展のハナシを書くと思います〜
作家列伝 > 作家列伝2007
作家列伝2007/MATSUMOTO HIROKOさん・biwa*さん
Date : 2007/12/14 Fri

*吹雪手帖その20〜31において掲載した
 作家列伝2007をあらためてカテゴリ分けした記事です。

「ギャラリー・アビィ作家列伝2007」
 〜 MATSUMOTO HIROKOさん・biwa*さん 〜

インタビューまだの作家さん!はやくアビィへ!
ネタ切れになってしまう〜!(笑)




ギャラリー・アビィ作家列伝
(15)MATSUMOTO HIROKOさん

MATSUMOTOさんの写真はとても正統派だ。
一眼レフを使い、いくつかのコンセプトに沿って作品を創る。

納得いく写真を発表したい、その想いがとても強いのだと思う。
企画展と言えど、ちゃんと搬入の1週間ぐらい前に
見本を持って展示に関する相談をしにいらっしゃる。

初めての企画展ならいざ知らず、毎回そうなのだから、
MATSUMOTOさんの真摯な姿勢には感心する。

matsumoto.jpg
○おなまえ
 MATSUMOTO HIROKO
 大阪生まれ・大阪育ち

○年齢
 ナイショです・・・

○写真歴
 小学校6年生のとき、担任の先生と作った
 クラスのアルバムがキッカケで写真に興味を持ちました。
 大学生の頃に自分でコンパクトカメラを買って撮り始め、
 2000年10月に写真教室で一眼レフを学びました。

○アビィの企画展に参加したキッカケ
 友人がアビィの企画展に参加したのを観に来て
 自分も出してみようと思いました。 

○よく使うカメラ
 Eos Kiss(フィルム一眼レフ)のいちばん古い機種です。 
  
○好きな撮影モチーフ
 傘越しに見る風景。
 視点やアイデアの工夫次第で
 お金をかけずとも面白い写真が撮れる事を追求したい。
          
○この1年間でのお気に入り作品
 ノン・セクション展の作品
matsumoto_p.jpg
タイトル:「虹と光と・・」

2005年、「夜のスケッチ」展で初めてMATSUMOTOさんの作品を見て、
丁寧ながらも大胆な構図と、斬新ながらも心優しいコンセプトに
なかなか感心させていただいた記憶がある。

正統派でありながら、典型的な○○に当てはまらない自由さは
MATSUMOTOさん自身の内面から湧き出ているに違いない。

一度見たらその人の印象に深く深く刻まれる作品達だ。
基本がしっかりしているからこそできるワザ。

今後の新作にご期待ください!






ギャラリー・アビィ作家列伝
(16)biwa*さん

人ぞれぞれ、自分に適したカメラというのが必ずある。
それは価格や性能云々の違いではなく
自分の手に馴染むカメラかどうか、ということである。

写真がうまく撮れずにストレスを感じる人は
カメラとの折り合いがうまくついていないことが多い。

ある人は高価な一眼レフではなく、
トイカメラが向いているのかもしれない。
またある人はトイカメラではなく、
ライカが合っているのかもしれない。
そしてこの人は、携帯電話のカメラが
ベストパートナーなのである。

biwa.jpg
○おなまえ
 biwa*
 生まれも育ちも神戸です。

○年齢
 6月にひとつずつ増えてるようです・・・f^_^;

○写真歴
 写真教室に通い始めて2年と3ヶ月

○アビィの企画展に参加したキッカケ
 友だちにすすめられて・・・

○よく使うカメラ
 ROLLEIFLEX Mini Digi
 OLYMPUS-PEN EE-3(ハーフスクエア)
  
○カメラ並に使ってるケータイ
 W41CA・オレンジ        

○好きな撮影モチーフ
 子どもを撮るのが好きです
 おいしいものと大好きなものたち・・・
          
○この1年間でのお気に入り作品
 アビィ・デビューの「ケータイシャシンテン」の写真たち、
 お気に入り・・・というか、
 初めてたくさんの人に見ていただいてメッセージをもらって、
 自分の中のいろんな気持ちを育ててくれた写真なので・・・
biwa_p.jpg


ケータイカメラをメモ代わりに使う人は多いが
biwa*さんは立派な作品をケータイで撮ってしまう。

ケータイカメラ使用に関してご本人は謙遜なさっているが
スゴいカメラでスゴい写真を撮るのは当たり前。
ケータイカメラでスゴい写真を撮るのが本当にスゴいのだ。

ケータイだからこそのシャッターチャンス、
ケータイだからやらないようなことにチャレンジ、
そういう精神で作品づくりを続けていけば
必ずや有名になる可能性を秘めた作家さんだと思う。

今後の新作にご期待ください!




はたして全員紹介しきれるのか!?
明日もお楽しみにッ!!
作家列伝 > 作家列伝2007