廃れゆく風景のなかで
まずは前開催・ムカウラヒウロコ写真展「うたかた」が
日曜日で無事に終了いたしました。
作者の初個展にたくさんのご来場をいただき
まことにありがとうございました。

作者の日常を中心に、2年間ほどの間で撮られた20枚は
植物や水辺や光と影といったシンプルな被写体で、
比較的、季節感のハッキリした写真ですが、
単純に春夏秋冬と時系列に並んでいるのではなく、
想い出の中を行ったりきたりしているような
ジャンプ感の強い並べ方が独特でした。

時間の流れを止めることはできないけれど、
思い出す事はできる。。
僕はこの20枚を見て、そんなことを考えていました。

作者がこの世界と向き合って考えることのちょっとした「暗さ」と
彩度を落とした透明感のあるプリントのトーンが合わさって
うたかたの泡のように消える日々の儚さを
静かに感じさせてくれたと思います。

また一人、今後の楽しみな作家さんが増えました!
みなさんもムカウラさんのこれからの作品にぜひご期待ください!


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さて本日からは「廃景●9」が始まります。
毎年この時期恒例、伝統の企画展も9回目!
今年は10名の作品が集まりました!

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ストレートな廃墟写真から、廃墟を題材にしているもの、
そして廃墟ではないものまで、様々な「廃れゆく風景」が並びます。

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滅んで消えていくしかない廃墟世界の中で、
私達は何を見て、何を考えることができるのでしょうか。

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日曜日までの開催です。みなさまのご来場をお待ちしております。
お見逃しなく〜!!
Date : 2012/07/31 Tue
展覧会のこと
浮かんでは沈む日々の記憶
まずは前開催・菜美 写真展「daily planet - 神様が住む島 - 」が
日曜日で無事に終了いたしました。
たくさんのご来場をいただきありがとうございます!

旅好きだけど有名観光地は苦手・・
そんな作者がここだけは好きで何度も通うという「宮島」

実際に訪れた人はモチロンのこと、これから行くという人、
実は行ってみたいという人などなど、有名観光地というだけあって、
観る人と写真の関係がダイレクトに結びつく感じが面白かったです。

展示を意識して旅行の写真を撮ると、記録だけで終わらないために、
いろいろな心象風景をどうしても織り込みがちになってしまいますが、
旅で訪れた土地の印象を素直に伝えて、観る人に考えてもらうことも、
こういった旅行写真が本来持つチカラなのだと改めて思いました。

しかし作品と記録のバランスはなかなか難しいものです。
常に旅の中でしか写真を撮らない菜美さんだからこそ
計算を感じさせず自然に見せることができるのかもしれません。

これから夏本番。菜美さんの次なる旅も始まるんじゃないでしょうか!?
今度はどんな写真を見せてくれるのか、みなさんもお楽しみに!


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さて本日からはムカウラヒロコ写真展「うたかた」が始まります。
昨年4月のアビィ「えがお展」で初めての写真展を経験した作者が、
アビィ2回目の登場でなんと初個展を開催します!

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35ミリと中判6x6の2つのフォーマットを織り交ぜ、
日々の中で目にした光景から自分の内面を表しました。

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派手さを押さえた独特の暗さを伴うトーンが美しいです。
淡々とした中にも、自分が生きるこの世界に向けての
強いまなざしを感じる写真たちです。

恒例のUSTREAM作者インタビューもご覧ください!


Video streaming by Ustream

日曜日までの開催となっております。
土曜日は19時からパーティーも催します。
みなさまのご来場、お待ちしております!

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Date : 2012/07/24 Tue
展覧会のこと
神様が住む島
まずは前開催・吉田泉×吹雪大樹写真展「PARALLEL WORLD」が
日曜日で無事に終了いたしました!
たくさんのご来場をいただきありがとうございます!
オリジナルVQカメラをお買い上げ頂いた皆様にも厚く御礼申し上げます!

吉田さん発案の極彩色に輝く虹色ウォール展示と
吹雪発案の大小さまざまなプリントが漂う不定形展示。
2つの世界+写真集&動画作品に私達のいろいろなアイデアを盛り込み
かなり見応えのある空間をお楽しみ頂けたのではないかと思います!

そして展示そのものは、まさかの「両者の写真を完全MIX」の荒業!
日常的に身の回りを撮影する僕と、遠くへ撮りに行くスタイルの吉田さん、
写真を撮る理由も価値観も実は全然違うのですが、
それによって、一人だけではカバーできない幅広いバリエーションが生まれ、
お互いのフォトレタッチの作風や手法が影響しあったことで
「似ているようで似てない」写真たちが見事に融合したのだと思います。

ミニ個展が2つ、ではなく、ふたりで1つのものを作ってみる・・・
なかなか難しい試みでしたが、VQというカメラの写り方が
両者の差を滑らかに整えてくれたことは間違いありません。

そしてユニット展の両作者表記に「x」をいれたのは
足し算や割り算ではなく「掛け算」になって思わぬ化学反応が起きて欲しいから!
僕もこの展示を通していろいろな新しい価値観に触れることができました。
いっけんムチャとも思えるこの企画を全力で僕に伝えてくれて、
膨大な作業を着実にこなしてくれた吉田さんに感謝です!

次回、吉田さんの出展は7月31日からの「廃景●9」と
そして年末12月4日から個展開催も控えております!

2009ミオ写真奨励賞入選、第5回オールスターMVPの実力を
引き続き如何なく発揮してくれると思いますので
みなさんも今後の吉田さんの活躍にぜひご注目ください!


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さて本日からは菜美 写真展「daily planet - 神様が住む島 - 」を開催します。
2005年のアビィ開廊当初からLOMO LC-Aの旅写真を発表する菜美さん。
2010年の初個展では、いろいろな旅先の風景、車窓の景色を織り交ぜて
旅情感たっぷりの素敵な展示をしていただきました!

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今回の2年ぶり2度目の個展では広島県の宮島に的を絞り、
島のイロイロな風景を見せてくれます!

優しい色の木のフレームに収められた写真が
おだやかに並んでいて、実に心地の良い空間です!

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宮島にはあの有名な大鳥居があります。潮の満ち引きがあります。
神様の使いの鹿たちもいます。島で暮らすいろんな人もいます。
あなたには宮島のどんな風景が心に残るでしょうか!

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日曜日までの開催となっております。
みなさんのご来場をお待ちしております〜!
Date : 2012/07/17 Tue
展覧会のこと
トイデジタルカメラが見た、もうひとつの世界!
まずは前開催「黒白冩眞展覧会●七」が
日曜日で無事に終了いたしました。
会期中はたくさんのご来場をいただき、
まことにありがとうございます〜!

作品のつくり方に規定をもうけず、
自由な方法・発想で制作された写真が集まって
今年も実にアビィらしいモノクロ展になったと思います。

カラー写真が当たり前となった現代において、
モノクロで制作すること自体が少数派で、
それゆえに意味や意義を問われたりすることも多々ありますが、
写真の基本というか、元祖というか、
「モノクロ」から写真が始まったことは間違いありません。
だから、使う理由にあまり本質はないのだと僕は思います。

価値観や技法にとらわれず、ただひたすらに、
モノクロで世界を描くことの面白さを
みなさんにも今後さらに追究してもらえたらと思います!


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さて本日からは吉田泉×吹雪大樹写真展「PARALLEL WORLD」を開催します!
今年から新しく導入された展示スタイル「ユニット展」の第1弾です!

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ミオ写真奨励賞2009入選、
第5回オールスターズ戦優勝の実力派、吉田泉さんと共に、
ホルガひとすじ13年のアビィ代表吹雪大樹が
なんとデジタルトイカメラ「VQ1015」を用いての作品製作!
(製作の過程は写真展ブログでの連載をご覧ください!)

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「パラレルワールド」とは現実と並行して存在する「もうひとつの現実」
液晶画面すらない小さなトイデジが写しだす世界は
まさに作者も予想だにしない「パラレルワールド」です。

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複雑不定形77枚+7枚の「本気展示」と
虹色のグラデーションで608枚の写真が並ぶ「ウォール展示」
そのほかイロイロ合わせて719枚のド派手な展示空間が現れました!

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さらに!VQカメラの販売元・ビスタクエストジャパン社の協力で、
作者それぞれがカメラのファームウエアを開発した
オリジナルバージョンのVQ1015カメラ(2種類)を販売します!

私達がフォトレタッチしたみたいな写り方や色調が
もとから備わっているというトンデモない仕様のカメラです!
数量限定!アビィだけでの販売です!
初回生産分売り切れの場合は予約販売(先払い)いたします!

また、14日(土)は夜7時からパーティーも開催しますので
トイカメラ、トイデジ好きのみなさま、ぜひお集まりください!
豪勢な予算は無いので、差し入れ大歓迎です!!

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そんなわけで、ユニット展の第1弾にふさわしい
賑やかで楽しい展示になりました!
日曜日までの開催となっております。
みなさまのご来場、お待ちしております!!
お見逃しなくーーー!!
Date : 2012/07/10 Tue
展覧会のこと
黒白冩眞の魅力
まずは前開催「トイカメラ写真月間2012:セレクション」が
日曜日で無事に終了いたしました。
たくさんのご来場、まことにありがとうございます。

これまで、初心者向けの企画として
たくさんの方に参加いただいたトイカメ月間ですが、
今年はトイカメラでの制作に長年取り組んできたベテラン勢がメインで
数は少ないながらも「写真」として純粋に見ごたえのある作品が
いっせいに揃ってご覧いけたと思います。

「記録する技術」である写真を「作品」へ昇華させるために
人はいろいろな試みを写真に対して繰り返しますが、
その方法の1つが「曖昧さを加える=トイカメラ」だと僕は思います。

スマートホンのカメラアプリやinstagramなどで
「トイカメラ写真発祥」のビジュアル表現が
一般の人にも広く受け入れられているこの時代。
トイカメラ月間も一定の役割を果たせたのかな?と思います。

しかし、後処理のシュミレーションでは超えられない想像の壁を
トイカメラはたやすく乗り越えることが出来ます。
思い通りに撮れたもの、失敗したもの、何かの驚きが含まれたもの・・
トイカメラの写真はいろんな選択肢を私達に与えてくれるでしょう。
そこにトイカメラを使う本当の意味や面白さがあるのだと思っています。

来年はこれまでと違った形態でのトイカメラ写真展を企画しております。
みなさんも次の1年間で、トイカメラについての思考を
いろいろと膨らませて作品づくりに取り組んでください!


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さて本日からは「黒白冩眞展●七」が始まります。

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ふだんはカラー作品が圧倒的に多いアビィですが
もちろんこの企画ではALLモノクロ作品となります。

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暗室作業を伴う銀塩モノクロだけでなく、
デジタル撮影、インクジェット出力、などなど
いろいろな手法でのモノクロ写真をご覧ください。

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日曜日までの開催となっております。
みなさまのご来場をお待ちしております〜!
Date : 2012/07/03 Tue
展覧会のこと