Date : 2014/10/21 Tue
吹雪手帖その144「2014年個展への道(4)」
最近はツイッターやフェイスブックにて
日々リアルタイムで個展の進捗を書いているので
ブログのほうがお留守になってしまいがちですが、
年月が経ってから振り返るなら、昔ながらのブログのほうが
やっぱりなんかいいカンジするな〜というか。
というわけで、ざっと半年ぶり?ぐらいになりますが、
「個展への道」の新記事です!
さて、今年の連載でも書いておりました、
「いつかへの旅3」が無事終了し、
来年5月の「太陽系の最果てにあるという雲」と題した、
デジタルモノクロ制作の新シリーズに向けて
ホルガでの制作はしばらくお休みしようと思っていたのですが、
その矢先に外部ギャラリーから
ホルガでの個展機会を2つ頂きまして、
冷めたホルガに再び火が付いた!というような状態で
日々準備に明け暮れております。
2つのうち1つは来年初めに関東で予定していまして、
「いつかへの旅」を再構成しながら未使用写真も大幅に加え、
実質的に新作として発表いたします。
(これについては改めて記事にします!)
そしてもう1つが今回の本題となる和歌山での個展です!

吹雪大樹写真展「Things I Forget」を10/29〜11/3の日程で開催します!
(展覧会特設サイトはこちら)
今年4月に和歌山市内で新しくオープンした、
ギャラリーTENさんからオファーをいただきまして、
当初は過去個展作品をアソートして、
比較的ライトな雰囲気の展示を考えていたのですが、
内容に関して紆余曲折の検討の末、
和歌山の皆様に新しい作品をお見せしたいと思い、
新作ホルガ個展に踏み切ることにしました!
2011年の旧3部作、2012年「時の流れのどこかで」、
この4つの展示のために撮影した約2500枚のうち、
どの展示のセレクトにも上がっていない未使用写真だけで構成します。

これは謎の暗号・・・ではなくて、粗セレクトした写真の番号です。

僕は「ネガ番号−コマ数」というファイル名で、
採用不採用に関わらず全ネガ全コマをスキャンしていまして、
当時のセレクトにも上がっていなかった、数年ぶりに対面する写真から
過去と新たに出会うような感情を覚えつつ、セレクトしました。

しかし、当時のスキャンから3年たった今の基準で見直すと、
クオリティに納得のいかないデータが多かったこともあり、
これらのファイル名をもとに原本のネガから再度スキャンし、
今の自分の感覚でレタッチしやすいデータを作っていきました。

レタッチが終わり、見本を印刷して、本番セレクトと並び順の検討。
トランプみたいに見えますが、めちゃ必死です(笑)
ギャラリーの業務を終え帰宅してから、
毎日のように繰り返しこの写真の束と向き合い、考えます。

ギャラリーTENさんも下見に行きました。
近くに美味しい和歌山ラーメンのお店があって、在廊が楽しみです(笑)

ギャラリーの見取り図で、壁の割り振りと写真の並びを確認。
セレクトはあくまでも変わりませんが、
並び順は展示する場所に合わせて構成が変わるものです。
(まだこの展示自体は巡回の予定はありませんが)
まずはTENさんで最適に見てもらえる構成を熟考します。
並び順が変わっても、1つのテーマでまとめられた写真群から
同じ印象が立ち上ってくることが絶対必要だと、個人的には思います。

フライヤーも仕上がりました。旧3部作の直接の続編という感じなので、
判型も「サムホエア・イン・タイム」から引き継いだものにしました。
関西の各ギャラリーで設置してもらっていますので
みなさんもぜひ手に取ってくださいね!

入口に掲示する挨拶文もつくりました。
搬入まであと6日!明日でプリントも全部揃い、
事前準備もそろそろ終わりというところです。
今回、写真集は制作しておりませんが、プリントの販売はあります。
価格等は会場にてご案内しておりますので、
気に入っていただいた方は、ぜひお買い上げくださいますと嬉しいです。
11月1日(土)と11月3日(月・祝)は僕も終日在廊いたします。
大阪難波から南海電車で片道1時間。日帰りでお越しいただける範囲ですので
写真を撮りがてら、観光しがてら、ぜひお越しください!
みなさま、よろしくお願い致します!
吹雪手帖 > 2014年個展への道最近はツイッターやフェイスブックにて
日々リアルタイムで個展の進捗を書いているので
ブログのほうがお留守になってしまいがちですが、
年月が経ってから振り返るなら、昔ながらのブログのほうが
やっぱりなんかいいカンジするな〜というか。
というわけで、ざっと半年ぶり?ぐらいになりますが、
「個展への道」の新記事です!
さて、今年の連載でも書いておりました、
「いつかへの旅3」が無事終了し、
来年5月の「太陽系の最果てにあるという雲」と題した、
デジタルモノクロ制作の新シリーズに向けて
ホルガでの制作はしばらくお休みしようと思っていたのですが、
その矢先に外部ギャラリーから
ホルガでの個展機会を2つ頂きまして、
冷めたホルガに再び火が付いた!というような状態で
日々準備に明け暮れております。
2つのうち1つは来年初めに関東で予定していまして、
「いつかへの旅」を再構成しながら未使用写真も大幅に加え、
実質的に新作として発表いたします。
(これについては改めて記事にします!)
そしてもう1つが今回の本題となる和歌山での個展です!

吹雪大樹写真展「Things I Forget」を10/29〜11/3の日程で開催します!
(展覧会特設サイトはこちら)
今年4月に和歌山市内で新しくオープンした、
ギャラリーTENさんからオファーをいただきまして、
当初は過去個展作品をアソートして、
比較的ライトな雰囲気の展示を考えていたのですが、
内容に関して紆余曲折の検討の末、
和歌山の皆様に新しい作品をお見せしたいと思い、
新作ホルガ個展に踏み切ることにしました!
2011年の旧3部作、2012年「時の流れのどこかで」、
この4つの展示のために撮影した約2500枚のうち、
どの展示のセレクトにも上がっていない未使用写真だけで構成します。

これは謎の暗号・・・ではなくて、粗セレクトした写真の番号です。

僕は「ネガ番号−コマ数」というファイル名で、
採用不採用に関わらず全ネガ全コマをスキャンしていまして、
当時のセレクトにも上がっていなかった、数年ぶりに対面する写真から
過去と新たに出会うような感情を覚えつつ、セレクトしました。

しかし、当時のスキャンから3年たった今の基準で見直すと、
クオリティに納得のいかないデータが多かったこともあり、
これらのファイル名をもとに原本のネガから再度スキャンし、
今の自分の感覚でレタッチしやすいデータを作っていきました。

レタッチが終わり、見本を印刷して、本番セレクトと並び順の検討。
トランプみたいに見えますが、めちゃ必死です(笑)
ギャラリーの業務を終え帰宅してから、
毎日のように繰り返しこの写真の束と向き合い、考えます。

ギャラリーTENさんも下見に行きました。
近くに美味しい和歌山ラーメンのお店があって、在廊が楽しみです(笑)

ギャラリーの見取り図で、壁の割り振りと写真の並びを確認。
セレクトはあくまでも変わりませんが、
並び順は展示する場所に合わせて構成が変わるものです。
(まだこの展示自体は巡回の予定はありませんが)
まずはTENさんで最適に見てもらえる構成を熟考します。
並び順が変わっても、1つのテーマでまとめられた写真群から
同じ印象が立ち上ってくることが絶対必要だと、個人的には思います。

フライヤーも仕上がりました。旧3部作の直接の続編という感じなので、
判型も「サムホエア・イン・タイム」から引き継いだものにしました。
関西の各ギャラリーで設置してもらっていますので
みなさんもぜひ手に取ってくださいね!

入口に掲示する挨拶文もつくりました。
搬入まであと6日!明日でプリントも全部揃い、
事前準備もそろそろ終わりというところです。
今回、写真集は制作しておりませんが、プリントの販売はあります。
価格等は会場にてご案内しておりますので、
気に入っていただいた方は、ぜひお買い上げくださいますと嬉しいです。
11月1日(土)と11月3日(月・祝)は僕も終日在廊いたします。
大阪難波から南海電車で片道1時間。日帰りでお越しいただける範囲ですので
写真を撮りがてら、観光しがてら、ぜひお越しください!
みなさま、よろしくお願い致します!