2人が仕掛けたJIMANの世界
まずは前開催「夜のスケッチ●5」が
日曜日で無事に終了いたしました。
たくさんのご来場をいただきありがとうございます。

さびしげな夜、静かな夜、不思議な夜、
鮮やかな夜、面白い夜、明るい夜・・・などなど、
いろいろな夜の風景が集まり、
今年もなかなか見ごたえのある展示空間になりました。

見た目にも不思議なほど鮮明に浮かび上がる暗闇の光に、
どんな風に撮影したら、こんなカンジになるんだろう・・・?
写真を始めたばかりの方ですと、そんなことを感じて
いろいろと質問をいただくことも多かったです。

光があって闇がある、闇があるから光が見える、
昼間の光では撮れない夜の世界・・・
まだ撮ったことがないという方、ぜひチャレンジしてみてください!

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さて、本日からは岩田希さんと日浅佑美さんの2人展として
「第1回JIMAN展」が始まります。

お二人はそれぞれ美術系大学に通う現役の学生です。
岩田さんは武蔵野美術大学空間演出デザイン学科で、
日浅さんは大阪芸術大学写真学科で学んでいます。

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そもそもは高校生のときに写真部で知り合った2人。
進んだ大学も、暮らす土地も、今は違いますが、
高校卒業後から離れて暮らした時間のあいだに、
お互いの何が変わって何が変わらないかを
確かめ合うために開くという今回の2人展・・・

具体的には日浅さんの写真作品を並べるための空間を
岩田さんが作るという、空間デザインによる展示!

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いろいろなコンセプトが散りばめられた世界です。
いつもの写真展とは違った視点でご覧頂いて、
これがなにかとツラツラ考えるよりも、
その空間を感じる心地よさを体験してください。

日曜日までの開催となっております。
みなさまのご来場をお待ちしております〜!

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Date : 2010/02/23 Tue
展覧会のこと
吹雪手帖その84「2010年個展への道(5)」
吹雪手帖その84
「2010年個展への道(5)」

個展への道、2日間連続で掲載です。
季節柄、いまは帳簿の整理に追われてまして・・・
というわけで現実逃避中です(笑)

日頃ずっとアビィにいる僕の撮影タイムは
自宅とギャラリーの自転車通勤の途中が大半です。
大阪の東のほうの下町から中心部のオフィス街まで往復1時間。

アビィを始めてから今回で6回目の僕の個展ですが、
どの個展の撮影場所も(展示する写真の全部ではないにしても)
ほとんどがいっつも同じこの通勤ルートで撮ってる写真です。
(あとは自宅の中と自宅から見える景色もありますね)

写真を撮るためにどこかへ出掛ける時間が無くて
なかなか最近撮ってない・・・そんな悩みの相談を
ギャラリーでよくお聞きすることもありますが・・・
写真って、特別な時だけしか撮れないものなんでしょうか?

たとえ同じ場所でも、季節や時間が違えば風景も変わるし、
なにより、自分が常に同じではありません。
ずっと同じテンションで同じことだけしてる人間なんて、いない。
そのとき、そのときで、いろんなことを考えていますよね。

毎日見ている同じ物が、去年と今年で違うように見えて当然です。
いや、実際にカタチが変わって見える、ということじゃないですよ。

自分の身の回りを撮っているんじゃなくて
自分の身の回りで撮っているんです。

写真を、作品を、創ろうと思って自分のいる世界を眺めていれば、
目に見えるその物に、求める意味を変えられるという事です。

去年と今年、昨日と今日、さっきと今・・・
自分の身の回りという空間的な点では同じ場所かもしれないけれど、
刻一刻と新しい世界が目の前に現れているのです。
その世界を残していく方法が「写真」なのだと思います。

しかし、撮影することに関して制約の多いトイカメラだと、
考える以前に撮れないモノやコトが多すぎる・・・表現の限界です。

・・・ほんとにそうですか?

トイカメラだから、ホルガだから、そういう先入観で、
はじめから諦めているから、撮れないだけではないですか?

トイカメラ特有の制約を克服するのは、
目先に面白い道具を使った撮影テクニックではなくて、
普通のカメラとして使う事・・・なんか滑稽な文章ですが、、、
トイカメラというイメージが広く伝わった現状において
忘れてしまいがちな本質だと感じます。

なんのためにわざわざトイカメラを使って
写真を撮っているのですか?・・・・と。

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明日の僕はどんな写真を撮るのか?
だから、毎日が楽しみです。
Date : 2010/02/20 Sat
吹雪手帖 > 2010年個展への道
吹雪手帖その83「2010年個展への道(4)」
吹雪手帖その83
「2010年個展への道(4)」

僕が個展をする時に楽しみにしている事のひとつはDMを作ること!

DMっていうのは、ダイレクトメールの略です。
買い物をしたお店からのお知らせがポストに届いたりする、
そんなときのハガキやチラシのことです。

通常は作者の知人や親類、仲間のところに
個展をするから観に来てね〜と
お知らせをするために出すハガキなわけですが・・・

ギャラリー巡りをしていると、
どこのギャラリーにも近隣でやってる展示のDM置き場があって
そこでお気に入りの展覧会の情報をキャッチできたり、
面白そうなのが近所でやってるからついでに観に行こうとか、
アート鑑賞の繋がりを呼び込んだりしてくれます。

(あまりギャラリー慣れしていない方からは、
 なんでよその店の宣伝するの?と不思議がられます、笑)

このように、展覧会のDMというのは
自分が知ってる人に送って「知らせる」だけじゃなくて
置いてあるDMを気に入った人に「知ってもらう」役目もあります。

ですから、何百枚もたくさんDM作る必要ないよ〜って思っても、
あなたのことを知らない誰かに知ってもらうためには
たくさーん作っておいた方がいいんですよ〜

千客万来ってコトはそりゃ〜ないですが、
一人でも二人でも、自分にとって濃い出会いに結びついたら
DMを作った甲斐があるというものです。

また、DMのデザインひとつでも、注目度が変わります。
手に取って、持って帰ってもらって、
もしくはその場で自分の展示に足を向けさせるチカラのある、
そういうデザインのDMを信頼できる人に頼みましょう。

DMはあくまでDM・・・形式として作るだけの物・・・
というように考えていたら、ほんとに損ですよ〜

こんな人に観にきて欲しいな、どんな展示だと想像してもらえるかな、
そんなことを考えながらDMを作るから、楽しいんですね〜
写真載せて文字入れてオシマイ、そんなのじゃあ勿体ナイですよ!

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今年も10パターンぐらい作って、カンプ(見本)を印刷して、
DM置き場に並んだ時の感じや手に取ってもらった時の大きさ、
写真の見え方、文字の配置、書いている内容の理解されやすさ、
そういうのをじっくり吟味しております。

ひとまずコレかな・・・というのが出来上がったので、
しばらく放置しておいて、忘れた頃に見直して、
これでいいのかどうか、もう一度考えます。

撮影の方も、やや手こずりながらですが、
おおむね順調に進んでおります。
そのことはまた別の機会にでも書いてみたいと思います〜
Date : 2010/02/19 Fri
吹雪手帖 > 2010年個展への道
視覚を超える、夜の世界
まずは前開催「ひとフォト●2」が
日曜日で無事に終了致しました。
たくさんのご来場をいただき、ありがとうございます。

かつて、写真という技術が実用化されたばかりの頃、
欧米の人々は自分の肖像や家族の記念写真を撮影するために
こぞって写真館へ出向いたり、写真家を連れてピクニックに出掛けたり、
裕福層から庶民までの一大ブームとなったそうです。

つまり、自分の姿や家族の姿を残したいという欲求が
写真と言う新しい技術を必要とし、発展させたわけで、
そう考えると、ポートレイトが写真の王道だというのも納得ですね。

撮れば撮るほど奥が深いポートレイトの世界。
人を撮るのは気恥ずかしい、という方も、
まずは身近な人から撮り始めてみるといいですよ!

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さて、本日からは「夜のスケッチ●5」が始まります。
その名のとおり「夜」をテーマにした写真展です。

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一般の方にとって、夜の写真と言うと、
真っ暗な背景にストロボの光で浮かび上がる人物、といったような、
撮影のために光を当てて撮るスタイルばかりが思い浮かぶようですが・・・

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ストロボの光以外にも、いろいろな撮影テクニックを使えば、
人間の視覚を超えた、昼間の光では撮れない面白い世界を表現できます。

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「影」という黒い絵の具で「光」を描く・・・
そんな感覚といえば判り易いでしょうか・・・?

ありのままを写すのも写真ですが、
見た目と違うように写すのも写真です。
夜景写真の面白さを感じて頂ければと思います。

日曜日までの開催です。
みなさまのご来場をお待ちしております〜
Date : 2010/02/16 Tue
展覧会のこと
写真の王道を観る
まずは前開催「手にとる写真展●4」が
日曜日で無事に終了しました。
会期中ご来場いただいた皆様、ありがとうございます。

展示の内容をよくご存知にならず、通りがかりで来た方の中には、
棚に乗ったプリントの束そのものを眺められていたり、
「これ触ってもいいんですか?」と思わず尋ねて頂いたり、
壁に貼らずに手にとって観るという驚きを知ってもらえました。

出展作品それぞれも、細かい工夫が凝らされていました。
トレーシングペーパーに印刷された写真を重ね合わせて
新しい構図や色の混じり具合を楽しめたり、
分割された1枚の写真をパズルのように組み合わせたり、
手で触れると撮影場所の情景音が再生されたり、
大きなパノラマプリントの存在感を楽しんだり、
大型フイルムの解像力を虫眼鏡で観察したり、
1枚1枚めくることを時間軸に置き換えて表現したり、
ストレートに1枚1枚の写真を見せていって、
現像に出した写真をお店へ取りに行くときの
ワクワクした気分を思い出させてくれたり・・・

「手にとって観る」というコンセプトを
深く掘り下げていただいた秀作揃いの展示でした!
出展作家のみなさん、ありがとうございます!

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さて、本日からは「ひとフォト●2」が始まります。
写真の王道といわれる人物写真(ポートレイト)の展示です。

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写真は人物に始まり、人物に終わるとも言われています。
ポートレイトは古来から多くの作家が取り組むモチーフ。
写真の中でもっとも面白くて、もっとも奥が深くて、
そしてもっとも難しい・・・だから撮り応えがあるわけです。

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「ひとフォト」では、カメラマンと被写体が、
撮る・撮られるの関係でキッチリ向き合っているポートレイトを
展示作品のコンセプトとしています。

モデルさんと、友人と、恋人と、家族と、
そして時には自分自身と・・・!

それぞれのポートレイトから、
カメラマンと被写体の関係性を感じ取ってください。

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日曜日までの開催となっております。
みなさまのお越しをお待ちしております〜!
Date : 2010/02/09 Tue
展覧会のこと