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視覚を超える、夜の世界
Date : 2010/02/16 Tue

まずは前開催「ひとフォト●2」が
日曜日で無事に終了致しました。
たくさんのご来場をいただき、ありがとうございます。

かつて、写真という技術が実用化されたばかりの頃、
欧米の人々は自分の肖像や家族の記念写真を撮影するために
こぞって写真館へ出向いたり、写真家を連れてピクニックに出掛けたり、
裕福層から庶民までの一大ブームとなったそうです。

つまり、自分の姿や家族の姿を残したいという欲求が
写真と言う新しい技術を必要とし、発展させたわけで、
そう考えると、ポートレイトが写真の王道だというのも納得ですね。

撮れば撮るほど奥が深いポートレイトの世界。
人を撮るのは気恥ずかしい、という方も、
まずは身近な人から撮り始めてみるといいですよ!

20100216-1.jpg
さて、本日からは「夜のスケッチ●5」が始まります。
その名のとおり「夜」をテーマにした写真展です。

20100216-2.jpg
一般の方にとって、夜の写真と言うと、
真っ暗な背景にストロボの光で浮かび上がる人物、といったような、
撮影のために光を当てて撮るスタイルばかりが思い浮かぶようですが・・・

20100216-3.jpg
ストロボの光以外にも、いろいろな撮影テクニックを使えば、
人間の視覚を超えた、昼間の光では撮れない面白い世界を表現できます。

20100216-4.jpg
「影」という黒い絵の具で「光」を描く・・・
そんな感覚といえば判り易いでしょうか・・・?

ありのままを写すのも写真ですが、
見た目と違うように写すのも写真です。
夜景写真の面白さを感じて頂ければと思います。

日曜日までの開催です。
みなさまのご来場をお待ちしております〜
展覧会のこと
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