ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その26)
Date : 2012/12/25 Tue

さて、いよいよ今年の作家列伝も
ラストの作家さんをご紹介です!

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ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その26)

○西田知生さん(今期8回出展)

にしだ.jpg

布に印刷したヒラヒラした作品をアビィで見た事のある人も多いはず!それは西田さんの作品です!(笑)

ー 今年の写真活動はいかがでしたか?

今年はそんなに撮った感じがなかった割に出展回数が多かったです。アビィでの出展は「布地大判1枚のみ」のしばりで展示したことが要因だと思います。
水面、空、波、風といった被写体は布地のゆらゆらした感じに合うし、アイデア一発勝負なども思い切ってやれますし、我ながら良い方法だと思っています。


ー 布の作品、毎回いろんな方から質問殺到でしたよ(笑)

しかし毎回の完成度について必ずしも満足ではなかったです。特にデジタル写真はレタッチが必要だと感じました。
あくまでも自分の場合ですが、レタッチなしだとフィルムに比べて写り過ぎ、主題がかえってボヤける気がするんです。
今年は他の人の作品でレタッチの威力を見せつけられたことが多かったように思います。
ですが自分は、撮影するときに被写体から受けた印象をそのまま出したいと思っているので、そういう場合はフィルムカメラのほうがいいなと改めて感じました。


ー 来年はどんな感じでいきますか!?

作品づくりとしてはもっとフィルムを使って行きたいと考えています。とはいえ普段の記録はデジタルだけを使うことのも多いので、どれだけフィルムで撮れるかはわかりませんが頑張ります。

ー それでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「続々●向こうがわ」の作品です。

にしだ作品.jpg
「・・ぼろ雑布さえも。」

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必殺の布プリントで不動の地位をゲットしている西田さんですが、今度のオールスターズはどんな作品になるのでしょうか!ここまできて布じゃなかったらオドロキます!?(笑)それでは、西田さんの出展作品にご期待ください!

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というわけで、
12月13日の連載開始からこの記事をもちまして
26名の出展作家さんを全員ご紹介いたしました。

今年も作家列伝執筆にあたるインタビューを通して、
色々な作家さんの知っているようで知らなかった事に触れ、
展示を通して人と人の気持ちが繋がり、
目覚めていなかった感性が開花するに至る過程を振り返り、
僕もふたたび作家の皆さんと心を新たに接する時間となりました。

急なインタビューのお願いにお付き合い頂いた作家の方々、
そして作家列伝2012を楽しみにお読みくださった皆様、
ほんとうにありがとうございました〜!

そしてついに年末の大一番!
明日からオールスターズ戦の本番が始まります!
この1年間の集大成とも言える展覧会です。

年末のお忙しい時期の開催となりますが
みなさまのご高覧を賜りますと幸いです。

みんなで決める来年のスタア!
アビィ・オールスターズ戦を
どうぞよろしくお願い致します!

●第6回ギャラリーアビィ・オールスターズ戦
●2012年12月26日(水)〜12月29日(土)
●12:00〜19:00/入場無料/会期中無休
作家列伝 > 作家列伝2012
ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その25)
Date : 2012/12/25 Tue

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その25)

○石沢里佳さん(今期1回・2区画出展)

以前から時々、アビィの展示をご覧頂いていた石沢さん。今年の「たびフォト」がアビィ初参加です。

ー まずは自己紹介をお願いします

いしざわ.jpg

石沢里佳です。大阪の高槻市出身で、今は大阪市内在住です。

ー 写真歴は?

大学時代、映画を撮影するクラブに入ってましたが、写真部の展示をみて、ホントは写真がやりたかったことに気づきました。
6年前、コンデジで撮影を始め、5年前、友達と中崎町のカフェで写真を展示させてもらい、この頃、フィルムカメラのペンをもらいました。
そして祖父の遺品のフィルム一眼レフカメラをもらったんですが、使い方が分からなくて写真教室に通い出し、今に至ります。


ー アビィに参加し始めたキッカケは?

写真教室の友達の展示をアビィへ見に行っているうちに、自分も参加したくなったんです。

ー よく使うカメラは?

フジのナチュラをよく使ってました。毎年使うカメラは変わりますが、今年はフジのクラッセとミノルタのCLEです。

ー 好きな撮影モチーフやスタイルは?

日常風景より、どこかに旅をして撮るのが好きです。街よりも、海があって島があるところで風景を撮るパターンが多いですね。

ー それでは今年の出展作品からお気に入りを1つ!

「たびフォト●6」の作品です。

いしざわ作品.jpg
「しまじかん」

アビィさんにはまだ1回しか参加していないのですが2区画分で展示させてもらったのがカウントされてオールスターズに参加することができました。この6枚とも、どれも好きな写真です。

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旅先で心の動いた瞬間を素直に写し撮る・・そんなイメージの写真。僕もまだそんなに多くの写真を見せてもらってはいませんが、旅情を誘う雰囲気がなんともいえない作家さんだと思います。それでは、石沢さんの出展作品にご期待ください!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その24)
Date : 2012/12/25 Tue

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その24)

○biwa*さん(今期5回出展)

びわ.jpg

2007年から出展いただいているbiwa*さん。かつてはケータイカメラを巧みに操った写真で出展されていましたが、ここ最近はデジカメとHOLGAで主に発表いただいております。

ー 今年の写真活動はいかがでしたか?

今年は、『アビィの企画展に積極的に参加すること』と『今まで参加したことのない企画展にも参加してみる』をココロに留めてがんばってみようと思ってましたが、いつもとあまり変わらない感じで、終わってしまった気がします・・・来年もこの目標は、継続してきたいと思います。

ー それでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「さくらイロ●7」の作品です。

びわ作品.jpg
「一緒にすごす春の日」

生産終了前にどういうわけか購入してしまった『NATURA』が遅ればせながら楽しくなってしまったので、いっぱい使っていこうと思います。

・・・

ケータイカメラ、ポラロイド、デジカメ、ホルガ、ナチュラ・・・いろいろなカメラを用いて作品づくりをするbiwa*さんですが、カメラに振り回される事なく、どのカメラを使っても同じ世界が表れているのが良いと思います。それでは、biwa*さんの出展作品にご期待ください!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その23)
Date : 2012/12/24 Mon

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その23)

○あっさむさん(今期3回出展)

あっさむ.jpg

あっさむサンはなんとオールスターズ戦皆勤賞!2009年に3位入賞し、それを受けての2010年10月「smile」が初個展でした。6回目のオールスターズ、どんな作品を見せてくれるのでしょうか?

ー 今年の写真活動はいかがでしたか?

今年はデジタル(GXR)と中判(コーワSix)を頑張ったんですが、いつもに比べると全体的に出展数が少なめでした。2月の京都カフェ個展で頑張りすぎて、ちょっと燃え尽きてしまった感が・・・(汗)
カフェ個展で出来たことの内容には満足しているんですが、早い時期に全力を出しすぎてしまったので、来年はペースを考えながらコンスタントに頑張りたいと思います。


ー それでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「ソラリストの詩●7」の作品です。

あっさむ作品.jpg
「夜をこえて」

この画像では判りにくいんですが、中央やや上のあたりに飛行機が写っています。パノラマカメラのホライゾンを使った作品で、自分の目の前から背後までの広い部分をカバーしてる写真なんです。

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どこかやさしげで女性的な雰囲気の作品が特長のあっさむさん。来年はどんな作品を発表していくのか御注目ください!タイトルの付け方も、いつもイイんですよね〜!

それではあっさむさんの出展作品にご期待ください!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その22)
Date : 2012/12/24 Mon

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その22)

○きたがわなおみさん(今期6回出展)

きたがわ.jpg

デジタル一眼レフ、ハッセルブラッドからLOMO、HOLGAまで、実に幅広い機材を使い、いつも丁寧にカタチづくられた作品を見せて頂くきたがわさんにお話を伺いました〜!

ー 今年の写真活動はいかがでしたか?

今年は企画展を中心に、関西の色々なギャラリーで幅広く展示しました。作品としては8割がモノクロでしたね。来年は仲間とのグループ展もしつつ、モノクロ中心に続けていきたいと思います。

ー いつも丁寧で美しいプリントがいいですよね〜!

けど、今回のオールスターズはカラー写真で行きます!(笑)

ー えー!?(笑)

モノクロから久しぶりにカラーをやってみたら、何か新しく感じる事がありました。モノクロをやってなかったら撮れなかったカラー作品です。

ーおお!いいですね!それでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「トイカメラ写真月間/セッション」の作品です。

きたがわ作品.jpg
「星に願いを」

人物と水玉模様の多重露光を星空に見立ててつくりました。額内の背景は布地とマチ針で水玉模様を作ってあります。
こんな感じで、写真だけでなく、額やマットも自分で作って、トータルで作品を見せるのが楽しいです。そういった取り組みの中で、これは長年のアイデアをカタチにできた自信作です!


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写真は撮るだけではなく、どう見せるのかも表現のうち。撮影にだけ気を取られず、いちばん肝心の「見せる」部分を意識するからこそ、きたがわさんの作品がいつも印象深いのだと思います!それでは、きたがわさんの出展作品にご期待ください!
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