なんば経済新聞にてピンボケ展掲載
Date : 2010/01/31 Sun

地域密着で街のいろいろなニュースを配信するなんば経済新聞様に
「とってもピンボケ●3」の紹介記事を掲載いただきました〜!

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Yahoo!ニュースのほうでも配信されております!

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こういう取り組みをしていることを、
地元だけでなく、全国の方々にも知ってもらえるのが
ネット配信ニュースの素晴らしい意義だと感じます。

いつも取材いただきありがとうございます!
メディア掲載
ピンボケに漂う
Date : 2010/01/25 Mon

まずは前開催「ソラリストの詩●5」が
日曜日で無事に終了いたしました。
厳しい寒さの日も何度かありましたが
たくさんのご来場をいただき、ありがとうございます。

空の風景は一期一会。
今見ている空は二度と同じ形を表しません。
その一瞬一瞬のカタチや光を見つめ、
写真に収めていく行為というのは、
写真ばかりではなく、日々のいろいろな事においても
忘れてはいけない大事な気持ちだと感じます。

みなさんもそんなことを想いながら空を見上げると
日々のことをまた何か違った視点で
見つめられるのではないでしょうか!

ふとそんなことを考えた2010年の幕開けでした〜!

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さて、本日からは「とってもピンボケ●3」がはじまります。
どこにもまったくピントの合っていない写真だけの展覧会。
一般の方ならかなり驚かれる内容の写真展です

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写真を撮るときに、主題となるモチーフを浮き立たせるため
部分的にピントをぼやかすことはあっても、
全部がボケてしまっているというのは
もはや「写す」ことを放棄した状態・・・・

そういう固定観念に思考を縛られていませんか!!(笑)

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マニュアルフォーカスのフィルムカメラの時代には
ピンボケになってしまったものはピンボケとして、
いやがおうでもネガに残るものでしたが
それがデジカメ全盛の現代になりますと、
まずピントが合わないことにはシャッターがおりないし
奇跡的にピンボケで撮れても「ああ失敗した」と
液晶画面を見るなりゴミ箱行き・・・

ピンボケ写真はもはや絶滅寸前のありさまです!(笑)

しかし、コンセプトとセレクトを磨いていけば、
失敗写真を作品へ昇華させることも可能だというのを
(ピンボケ写真に限らず、ですが)
多くの方に気づいていただきたい・・・!
そんな企画意図もこの展示にはあります。

今回は例年よりも少な目、4名の作家の作品が並んでおります。
余白を大きくとった壁に、どこを見てもピンボケ写真・・・
なかなかスタイリッシュな空間(笑)になったようです。

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日曜日までの開催となっております。
お見逃しなく〜
展覧会のこと
吹雪手帖その81「2010年個展への道(2)」
Date : 2010/01/22 Fri

吹雪手帖その81
「2010年個展への道(2)」

ささささ・・・さて!

アホほど撮影したホルガ写真のネガを
毎日必死にスキャンしている吹雪大樹です(笑)

しかもスキャナにかければそれで完成ってワケではないので、
色調整にスキャンゴミの除去に、手間ヒマかけて作業してます。

しかしまあ、こういう作業の中で
「我ながら傑作!」と思うワンショットに出会う喜びは
ほんとうに嬉しい瞬間ですね。このために頑張っている感じですね〜!

しかし今回の「豆腐とビール」ですが、
準備段階ではいろいろなカメラで撮るつもりだったものを
ホルガ写真オンリーで行く事に方向転換したこともあり、
(そのため、お蔵入りした写真が多数・・・涙)
ほんとはちゃんとしたカメラで撮るつもりだった
メインビジュアルとなる「豆腐とビール」のイメージ写真を
ホルガで同じように撮ることがなかなか難しく、
構図とピントが何度やっても納得いかなくて四苦八苦・・・

相次ぐ失敗に懲りて、先日の撮影は工夫してみました。

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用意するホルガは2台。
撮影用のホルガと、構図とピント確認用のホルガ。
確認用のホルガにはマスクの部分にトレーシングペーパーを貼ってます。
あとは接写レンズといつものフォギーフィルター。
ケラレがでるので、接写レンズの先にフォギーをつけています。

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まず確認用のホルガを三脚にすえて、シャッターをバルブにして押せば、
レンズから通ってきた光がトレーシングペーパーのところに映るので、
構図とピントが確認できます。一眼レフのホルガみたいなもんです。

といっても、ホルガの絞りはF8で、
メインライトは室内の蛍光灯とクリップライト(笑)
トレペに映る像はかなり暗くなってしまうので、
屋外で大判カメラを使う時のような塩梅で
頭からコートを被ってカメラを覆わないと目に見えません。

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トレペに浮かぶ像はデジカメでも全然写せないので
ファインダーからのぞくとこんなカンジ、という写真です。

ホルガはファインダーとレンズが別々ですので
接写撮影の場合はファインダーから見える範囲が参考になりません。
こんなふうにズレた感じで撮ると丁度良いのですが
闇雲にそれを合わせるのは至難のワザ!
同様に接写のピントをファインダーで確認できるわけでもなく、
そのために「一眼レフもどきホルガ」を考案したわけですね〜

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カメラの位置が決まったら、豆腐とビールをセッティングして、
本番用のホルガに乗せかえて実際の撮影をします。
ピントの位置の設定や接写レンズを移し変えるのも忘れないように・・・

露光時間は3秒ぐらいバルブシャッターで普通に撮ったあとに、
ピカッとしたハイライトを加えて立体感を出すため、
懐中電灯の灯りでジョッキや皿などを照らして
少しずつ多重露光してみました。

あとは構図や撮影距離を変えるたびにこの繰り返しです。

しかも実際に風呂上がりの晩酌前に撮ってるので、
暑いやら湯冷めしそうやら、喉は乾くし早くビール飲みたいし、
泡が減ったらビールを継ぎ足すので、
まだ飲んでもないのに缶の中味は減っていくし、
もうとにかくタイヘンです(笑)

そして居酒屋のメニューに載せる写真のような、
現実離れした美味しそうな写真を撮ることが求められる内容ではないし、
かといって不味そうだったり貧乏臭くなってもいけないし、
どんな雰囲気で撮りおろせばいいのかというころで悩んでしまい、
豆腐とビールの写真だけですでにフィルム4本分ぐらい撮ってます(汗)

展示に使うたった1枚の写真のために、バカらしい話しですが、
今回は「バカげたことを真剣に取り組んでみる」ことに
パワーを注いでみたいわけです。

ホルガであることがどうでもよくなるぐらいの説得力を
そのパワーで写真に宿せることが出来れば、
ホルガによる写真表現が、次のステージを目指せるのではないかと。

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手応えを感じた何枚かが撮れた気がして撮影終了!
あとは美味しく頂きました。
この日の晩酌、やっとこさ終了です(笑)

というわけで、出来上がりましたよ〜!

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ゆ・・・ユルすぎるかも(汗)

とにかく!これにて本気でスタートです。
そのままゴールまでロングスパートしたままで走ります!

*****

吹雪大樹写真展「豆腐とビール」
2010年5月4日〜5月9日・ギャラリーアビィにて開催
吹雪手帖 > 2010年個展への道
吹雪手帖その80「2010年個展への道(1)」
Date : 2010/01/19 Tue

吹雪手帖その80
「2010年個展への道(1)」

今年もゴールデンウィークに吹雪大樹個展を開催します。
カメラはもちろんホルガでやりますよ!

その個展タイトルは・・・

「豆腐とビール」

え・・・?という声が聞こえてきそうですが
トチ狂ったわけでも書き間違えでもありません。

「豆腐とビール」・・・なんて美しい日本語なんでしょう(笑)

実は昨年の7月頃から考えていたタイトルなんですが、
コンセプトとなる文章を何十回も書き直し・・・
今年に入ってからやっと書き上がりまして、
「豆腐とビール」でいく決心がつきました。

当初の構想ではいろいろなカメラの写真を並べるつもりでしたが
昨年秋以降に経験した海外でのホルガ作品展示で感じた事をふまえて
カメラはホルガ1本に絞って撮る事にしました。

撮影自体は、昨年のクリスマス前後からボチボチ始めていまして、
いまはガンガンドシドシとブローニーで撮っています。

しかしまあ、「豆腐とビール」と言われても、
どんな展示かワケわからないと思いますが、
これまでに僕がアビィで開催した
2006年の「素晴らしき世界」
2007年の「日々は光にあふれている」
この2作に続く3作目といった内容です。

昨年の個展「イメージソング」も僕のホルガ写真の集大成的展示でしたが、
あの時は写真1枚1枚の美しさで心を動かしたいのが狙いで
展示そのものに込めたメッセージというのは特にありませんでした。

そういう点でも今年の個展は、
2006年から取り組んでいる僕のホルガ撮影スタイルで
みなさんに伝えたい事の1つを明確に表す事ができるのではないか?
そんなふうに思っています・・・「豆腐とビール」ですが(笑)

メインビジュアルとなる写真は、現在もなお撮影中・・・
その1枚のために、すでにフィルム4本分ぐらい撮ってるんですが
なかなか納得のいくものが撮れず・・・頑張ります!
吹雪手帖 > 2010年個展への道
いろいろなソラを眺める
Date : 2010/01/12 Tue

本日から2010年のギャラリー・アビィが始まりますよ〜!

表現を志す人を育てる巣として、
切磋琢磨できる仲間を見つける場所として、
まだ見ぬ自分の可能性に気付いてもらう場所として、
多くの方に必要とされる場所となるよう、頑張って運営していきます!
今年もみなさまのご観覧&ご出展をよろしくお願い致します!

さて2010年のスタートを飾る展示は・・・もちろんコレ!
年始恒例の企画展「ソラリストの詩●5」です。

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ギャラリーの壁に、額やパネルの窓が開いて、
そこからいろんな「ソラ」が見えるような展覧会です。

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みなさんも清々しい気分で
写真生活のスタートをきってくださいね!

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1月24日までの2週間開催です。(月曜日は休廊)
みなさまのお越しをお待ちしております〜!
展覧会のこと