ギャラリー・アビィ作家列伝2014（その３）

○Julesさん（初参戦／今期２回出展）

関東にお住まいのJulesさん。フィジカルグラフィティという写真グループ展の団体を主宰されておられます。

ーまずは自己紹介をお願いします


Jules（ジュール）です。神奈川県の生まれ育ちです。

ー写真歴は？

この冬でちょうど3年になります。

ボク自身は被災したわけではないのですが、
東日本大震災でめちゃめちゃ精神的にへこんだ時期がありまして・・

その頃にトイカメラのヴィヴィッドで、楽しげで、でもどこか儚く、脆い写真たちに出会い、それにボクの心は救われたんですね。
「ああ、日本にもまだこんなに美しい世界があるんだ」って。

それがキッカケで最初はデジタルハリネズミを買って、VQ1015を買って、Dianaを手にして・・・気づいたら家中クラカメとトイカメラだらけになったという。

ーアビィに参加し始めたキッカケは？

吹雪さんが昨年ウチの写真展にお越し下さり、それがご縁で自分的に「いつかアビィさんの展示に出そう！」と思っていて、それが今年実現しました！

ーよく使うカメラは？

Asahi PENTAX SPF、
Diana、
Rollei35、
Contax T2あたりですかね…
最近はポラロイド写真展の作品づくりでSX-70の出番がやたら多いですね。

ー好きな撮影モチーフやスタイルは？

普通にやり過ごせば意味のなさそうなシーンに意味を持たせること。その場の空気（感）を一緒に切り撮ることを意識しています。

ーそれでは今年の出展作品からお気に入りを１つ！

「HOLGA EXPO 2014（Ａ組）」の作品です。

「THE ENDLESS SUMMER」

初めてHOLGAを使って、初めてモデルを立てて、
初めて使うフィルムだったという、初物尽くしの作品にしては
イメージ通りに仕上がってくれて自分を褒めてあげたくなりました。

・・・・

それでは、Julesさんの出展作品にご期待ください！

ギャラリー・アビィ作家列伝2014（その２）

○まつイマさきさん（初参戦／今期３回出展）

今年６月からアビィ参加のまつイさん。まだ半年ほどのお付き合いですが印象に残る作家さんです。みなさんもそうだと思います。

ーまずは自己紹介をお願いします


まつイマさきです。大阪市内在住の３１歳です。

ー写真歴は？

デジタルカメラは２〜３年前から、普通に記録用として使ってたんですが、去年１１月に知人からフィルム一眼レフのミノルタX700を貰って、そこから目覚めました。

ー展示活動スタートはどんないきさつで？

フィルムカメラはコストもかかるし、撮って自己満足で終わらせるのも勿体ないと思い、カメラの相談をよくしていたお店（on and on）の店員さんの勧めもあって、展示をやってみようと、今年３月にon and onのお店での展示イベントに参加しました。

ーアビィに参加し始めたキッカケは？

同じく３月に中崎町のイロリ村であった「heisei」という写真イベントで・・・

ーあ、それ、僕もトークショーに出て、審査員してました！

そうなんです、そのトークショーを実は僕も一般参加で拝聴してまして、吹雪さんとアビィのことを知ったんです。吹雪さんがけっこう毒のあることを言うのがいいなと思って、トイカメラセッション展に参加しました。

ーなんか毒ありましたかね？（笑）
　それにしても６月から１０月の間で３回も出展してますよね。

ほかにも８月は京都の着物屋さんで、
京都をテーマにしたミニ個展もさせて頂いて、
今年はいろいろな勉強ができました。

ーよく使うカメラは？

ミノルタX700、LOMO LC-A+、HOLGA、ですね。
LC-A+は写真家の雨樹一期さんの作品を見ていいな〜と思って。
そしたら中古で９８００円で売ってるのに出会って即買いしました。
ホルガは試し撮りの１本目の１枚目に撮った写真が
思いのほか良くてホルガエキスポにも出展しました。
我ながらイキオイがよかったです（笑）

ー好きな撮影モチーフやスタイルは？

今は近所や日常のスナップ写真を撮っている感じです。
観る人が「？」から「！」になるような写真を撮っていきたいです。

ーそれでは今年の出展作品からお気に入りを１つ！

「トイカメラセッション2014」の作品です。

「空への道」

ギャラリーで展示するのはこれが初めてだったので、大きくプリントして額縁もしっかりしたのを用意して。「大きな声ではじめましての挨拶をする」っていう感じで作りました。

・・・・

それでは、まつイさんの出展作品にご期待ください！

ギャラリー・アビィ作家列伝2014（その１）

さあ今年も師走シーズンとなりました！

年末の大一番！２０１４年の総決算！
「第８回ギャラリーアビィ・オールスターズ戦」まもなく開催！
ということで本日から毎年好評の作家列伝をスタートします！

オールスターズ戦をご存じない方のために説明しますと、
個展開催２万円割引の権利を賭けて、
この１年間でアビィ企画展に２回以上参加した作家さんから
立候補で集まった２６名の作品を一挙に展示し、
来場者からの人気投票で１位を決めるという、
野球のオールスターゲームや競馬の有馬記念のような、
年に１度の大イベントとなっておりますッ！！！

みなさまには日頃から企画展をご覧頂いて、
名前をご存知の作家さんも多いと思いますが、
実際に会って話しをしてみたことは少ないかもしれません。

というわけで、本日から、
毎日２、３名ずつ、作家さんのインタビューを掲載します。
オールスター作家の皆さんのプロフィールや
意外な側面に迫ってみたいと思います！

お一人ずつ記事を分けてアップしますので
読み残しに注意しつつお楽しみくださいませ！

最後までお付き合いのほど、よろしくお願い致します〜！

・　・　・　・　・　・

ギャラリー・アビィ作家列伝2014（その１）
kobaanさん（今期２回出展）



いつも美しい風景をビシッと撮るkobaanさん。
独特の感覚で繋ぎあわされたパノラマ写真も印象的です。

ー今年の写真活動はいかがでしたか？

あちこちで撮りまくった１年間でした。
４年ぶりの「撮り期」がキタ！という感じです。

他のギャラリーでの展示でしたが
自分の作品をお買い上げ頂くという経験もあり嬉しかったです。
この写真を家に飾って毎日眺めたいと思って貰えるような写真、
つまり・・・人を癒す事ができる写真・・・
そういうのを撮りたいと思って続けてきたので。

美しい物をちゃんと美しくハッキリと残したい。
そういう撮影技術の本質のところを
自分としては求めているんだと思います。

ーそれでは今期お気に入りの展示を１つあげてください。

昨年の「第７回オールスターズ戦」の作品です。

「馬/馬/馬」

それでは、kobaanさんの出展作品にご期待ください！