作家列伝2007/ユースケさん・いのうえなおみさん
Date : 2007/12/13 Thu

*吹雪手帖その20〜31において掲載した
 作家列伝2007をあらためてカテゴリ分けした記事です。

「ギャラリー・アビィ作家列伝2007」
 〜 ユースケさん・いのうえなおみさん 〜

まだまだいきます!
会いたい作家さんがそろそろ見つかったでしょ(笑)




ギャラリー・アビィ作家列伝
(13)ユースケさん

最年少のオールスター!ユースケさんの登場です。
最初にお会いしたのは2005年夏、ホルガエキスポの真っ盛り。
ホルガを使っているという事で写真をいくつか見せてもらった。
なかなかいいカンジの写真だったが、ひとつ疑問がおきた。

作品には高校生や教室が写っているのだが、
このご時世どうやって学校の中を撮ったのか?

答えは簡単。彼が高校生だったからだ。
たしかに若く見えるが、落ち着いた物腰だったし、
写真の雰囲気からして、まさか高校生だとは思わなかったのである。

その後はユースケさんの写真の上達を時折見せてもらっていたが、
なんと高校生3年生にしてアビィ企画展(紙ヒコーキ展)に参加。
大学生となり、その後いろいろな写真展や企画展で作品発表。
メキメキと凛々しくなっていくユースケさんを見ていると
なんだか親になったような不思議な気分である(笑)

yusuke.jpg
○おなまえ
 ユースケ
 生まれも育ちも奈良

○年齢
 20歳

○写真歴
 高校2年生の春にホルガを買ってから意識して撮り始めました。
 一番最初は中学生の頃に祖父から譲り受けた一眼レフで、少しだけ

○アビィの企画展に参加したキッカケ
 ホルガ関連でよくアビィへ観に来るようになって、
 自分も何かの企画展に参加したいと思い、
 紙ヒコーキ展の撮影会が楽しそうだったので決めました。

○よく使うカメラ
 PENTAX LX(フィルム一眼レフ)

○好きな撮影モチーフ
 巨大建築物

○この1年間でのお気に入り作品
 たびフォト展の作品
yusuke_p.jpg
タイトル:「僕の見た東京」

アビィでユースケさんが仲間として接するのは
ずいぶん歳の離れた人ばかり。どんな気分かと尋ねたら、
同世代の仲間と遊ぶ時には気付かないようないろいろなことを
人生の先生、お兄さん、お姉さん達から吸収できて、
写真を撮る時に普段とは違った物の見方をする参考になるそうだ。
エライ!

子供の頃からEメールやパソコンに親しみ、
僕ぐらいの世代(30代)の人間とは、
何か目先の異なった感性が培われていると思うユースケさん。

これから先、まだまだタップリ時間がある。
どんな活躍を見せてくれるのか、本当に楽しみである。

今後の新作にご期待ください!






ギャラリー・アビィ作家列伝
(14)いのうえなおみさん

僕にとってのメインカメラはホルガが不動の地位である。
いのうえさんも同じくホルガ一筋というイキオイ。

なにしろたった1回、ほんの数時間の撮影で、
ただでさえ高いブローニーフィルムを
数十本も消費してしまうほど、ホルガを撮る。

作品への評価に対して、本人はいたって謙虚だが、
去年、いのうえさんの作品を初めて見た時以来、
いつ見てもハズれた感じの印象はない。

inoue.jpg
○おなまえ
 いのうえなおみ
 兵庫県出身・大阪府在住

○年齢
 29歳

○写真歴
 ハタチくらいから

○アビィの企画展に参加したキッカケ
 オーナーがいい人そうだったから

 (吹雪注)ありがとうございます(笑)

○よく使うカメラ
 HOLGA120S

○好きな撮影モチーフ(または撮影スタイル)
 うごくもの

○この1年間でのお気に入り作品
 第1回ホルガジャンボリーB組の作品
inoue_p.jpg
タイトル:「かわってゆくこと かわらずにいること」

とにかく巧い。
少なくとも、僕の好みの写真に100%的中している。
多くの人にとってもそうであろう。

優しくもあり、懐かしくもあり、少し切なくもあり、
人それぞれがいろいろな想いを乗せることができる。
それは想像を巡らせる余地が写真に残されているという事。
ホルガを使うからこそ達した表現の深みだ。

他のカメラに浮気せずに(笑)使い続ければ
必ずや神様の域に達してしまう人である。

今後の新作にご期待ください!





やっと半分、折り返し地点を越えました!
アビィをやり始めて2年半チョイですが、
こんなにも層の厚い作家さん達と知り合えて、
シアワセ者だと思っちゃいます。ありがとーー!
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出展をキャンセルする場合
Date : 2007/12/13 Thu

最近、展覧会搬入の直前に
出展をキャンセルなさる方が増えており、
アビィの運営に支障をきたしつつあります。

このような事態を受けまして、
出展キャンセルに関する決まりを作ることにしました。
「ソラリストの詩3」から適用となります。

*搬入2週間前以降のキャンセル
 理由の如何を問わず出展料の半額をご請求します。

*連絡なくキャンセル
 理由の如何を問わず出展料の全額をご請求します。

*いったんお支払い頂いた出展料の返金はできません。
 (従来通り)

こういう事項を設けるのは僕も本意ではないのですが
今年1年間だけでも20件以上のキャンセルがあり、
定員に達するような人気企画展の場合は
本当に出したい人が出られなくなる等、悪影響もありますので
なにとぞご理解を賜りますよう、お願い致します。
そのほかの話