呼びかける声、返ってくるコト
Date : 2011/03/22 Tue

まずは前開催・西岡裕輔写真展「JCT」が
日曜日で無事に終了いたしました。
たくさんのご来場をいただき、ありがとうございます。

しっかりとした判りやすいコンセプトと
それを裏付ける確かな撮影技法、プリント方法で、
「JCT」のある風景が醸す何かを
多くの方に感じ取っていただけた展示だったと思います。

そして、タイリング撮影や合成技術のさらなる向上、
印刷物という概念の再構築も含めた新しい見せ方など、
さらに高度なものを追求できる余地も見出すことができ、
作者にとっても大いに収穫があったのではないかと思います。

搬出時には次回個展に向けての意欲も語っていただきましたので、
さらに進化した「JCT」の世界を楽しみにしたいと思います!


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さて本日からは「テクマクコテン2・こだま」が始まります。
アビィ企画展でお馴染み、テクマクさんの個展です。
2009年3月の「テクマクコテン・光と箱と明日」から
2年ぶり2回目の個展開催となります!

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力強いまなざしと透明感のある色彩を兼ね備えた写真。
不思議な質感を伴って壁面を漂う展示物。
テクマクさんならではの写真表現世界を存分にお楽しみください!

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作者の在廊日は22日と25日〜27日(いずれも終日予定)
また、25日と26日は20時まで営業時間延長します
(パーティーはありません)

今回の個展のコンセプトやみどころを、
搬入前の作者インタビューにて伺ってみました。



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撮るコトと写されたもの。
写真を見る人と写真から発せられること。
いろいろなところにこだまが響き渡ります。
あなたにもきっと聞こえるはず。

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日曜日までの開催となっております。
みなさま、お見逃しなく〜!
展覧会のこと
アートのこぶ〆にて掲載!
Date : 2011/03/19 Sat

関西にこの人あり!1年間に1000の美術展を踏破する
美術ライター・小吹隆文さんの「アートのこぶ〆」にて
現在開催中の西岡裕輔写真展「JCT」をご紹介いただきました。

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今回もご掲載ありがとうございました〜!
メディア掲載
圧倒的に表現する巨大構造物の世界
Date : 2011/03/15 Tue

まずは前開催「でかフォト●3」が日曜日で終了いたしました。

3回目のでかフォトは、プリントの迫力はもちろんのこと、
引き伸ばすことによって見事に魅力を増した力作ぞろい。
16名16枚の「組み写真」のようなカンジで
僕も展示のしごたえのある作品たちでした!

そして、関東・東北の震災という辛く悲しいニュースが
全国の人々の心に暗い影を落とすさなかでしたが、
ご来場いただいた皆様から「ひと時の心の安らぎになった」と、
そういうお声をたくさん頂戴し、僕にとっても、
「芸術の役割」というものを改めて考える機会になりました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございます。

「でかフォト●4」は今年の9月に開催予定です。
6月ごろに募集を開始しますので
気になる方は企画展募集ページのチェックをお忘れなく!


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さて、本日からは西岡裕輔写真展「JCT」を開催します。
高校生の頃から作家名「ユースケ」として
アビィ企画展に参加いただいていた西岡さんの初個展です。

初個展のテーマに選んだ「JCT」とは
ジャンクション(高速道路の立体交差)の略です。

実際の風景を最大で200枚程度に分割して撮影し、
それを合成して繋ぎ合わせた1億万画素相当の超巨大画像を
横幅1.5メートルの大判プリントで展示します。

プリントがどんなぐらいの大きさかと言うと・・・
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でかっ!!

というわけで、搬入前の真っ白なアビィで
作者の西岡さんにインタビューしました!
どんな狙いでこの展示に至ったのかをお伺いしております。



*動画が表示されない場合はこちら

また、19日(土)は19:00から
初個展記念パーティーも開催しますので、お時間のあります方は
飲み物・食べ物一品持ち寄り制でぜひお集まりください。

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とにかく今回の展示はPCの画面だけでは想像できない、
ギャラリーへ来てご覧頂いてこその写真体験だと思います。

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日曜日までの開催となっておりますので、お見逃しなく!
みなさまのご来場をお待ちしております〜!
展覧会のこと
吹雪手帖その105「芸術の役割」
Date : 2011/03/13 Sun

吹雪手帖その105
「芸術の役割」

金曜日の僕のテレビ出演を見た方が
何名かの方に今日ご来場いただきました。

関東・東北を襲った地震のニュースの中で、
ふと僕の出演した番組の事を思い出して
観に来ていただいたとのことでした。

気持ちが沈んでいたので、いい気分転換になった。
こんな時に、と思ったけどやっぱり来て良かった。

そう言って頂けたことが嬉しかったです。
そして、こんな時だからこそ、
そういう気持ちが大事なんだなと思います。

今週も来週も日本のあちこちで多くの展覧会が開かれます。
こんな時に自分が個展なんかやってていいのか・・・と、
悩む作家さんの声が僕のところにも多く届いています。

たしかに一作家の展示で
今の事態が何か物質的に良くなるはずはありません。

しかし、このまま皆がションボリしているだけでは
日本が本当に沈没します。

展覧会を運営するギャラリーも辛い気持ちはありますが、
作家の皆さんも、自分の作品に誇りを持って、
自分が本来するべきことに全力で取りかかって下さい。

観る人の心を癒して励ますチカラこそが
芸術の本来の役割だと感じます。
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吹雪手帖その104「2011年個展への道(4)」
Date : 2011/03/09 Wed

吹雪手帖その104
「2011年個展への道(4)」

さてさて、前回の記事から数週間が経ちました。

撮影のほうは相変わらず続いています。
いまのところ3月末か4月アタマぐらいまで撮るつもり。
撮影本数は135本目を超えました。
最終的には2300枚ぐらいになりそうです。

去年開催した「豆腐とビール」は
僕にとって過去最高に撮りまくった個展でしたが
それでも64本だったので、今回はほんとうに、
何かに取り憑かれたように撮っているのが自分でも判ります。

もともとの僕は、いかに少ない撮影枚数で、
いかにたくさん展示するかを(=当たりをドンドン出す)
自分の中で競っているような思考回路がありました。

その頃から比べると、取り組み方がけっこう変わったと思います。
「ドンドン撮って、当たりもガンガン出す」という感じ。
個展が何回でも出来そうなアタリ写真の山から
さらに身を削る思いで絞った写真を見せる・・・そんな気分です。

でも実は、昨年の夏が終わる頃までは、
何かと手間のかかるホルガを使って
こんなに激しいペースで撮っていたわけではないのです。

これにはやはり、昨年後半にあった、
僕自身の心境の変化が大きく関係しています。

ギャラリー運営前半の激戦、夏のホルガエキスポ、
撮影旅行引率などなど、いろいろと溜まった疲れが
秋になって一気に噴出し、著しく体調を崩しました。

得意の自転車通勤も、ペダルを漕ぐ事さえままならず、
それどころか自宅から最寄り駅まで徒歩10分間が歩けません。
途中でまったく動けなくなってタクシーを呼んで
アビィへ出勤せざるをえなくなるという始末・・・

秋の個展ラッシュの運営を控え、
僕がアビィを不在にする事が許されない状況もあり、
これはたんなる疲れではなさそうな気配だと感じて
病院で検査してもらうと、食道にデキモノがあると。

年齢的にたぶん違うと思うけど、
悪いものでないとは言いきれない。
そんな、よからぬことを医師から告げられて。。。。

もし悪い結果だったら、5月の個展を待たずに
この世を去ってしまう場合もある。。。

そのあたりから、撮影枚数が猛烈に増えていきました。
いま僕が生きて目にしているこの光景を残さなければと・・・。

そのあと精密検査をしたのですが、
それがちょうど39歳の誕生日だったことも
なおさら僕を掻き立てることになったのだと思います。

精密検査の結果は、幸いにして最悪のコトを免れ、
いま、身体の中から心配事は去って、
毎日いつも疲れ気味(笑)なのを除けば、おかげさまで健康です。

お酒もほぼ飲まなくなって、体重も少々減ってしまいましたが、
「写真をするということは自分が生きている事そのもの」だと
あの時に感じた気持ちは心に残り続け、
そしてこれからも強く僕を動かしていくのです。

そんな心境の変化が、今度の個展の写真たちにも
少々垣間見えてしまうかもしれません。
でもそれが、新しいスタートになるのだと感じています。

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では。
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