そこでは、ありふれたもの
Date : 2016/11/09 Wed

まずは前開催・sprout写真展「静かな喜び」が
日曜日で無事に終了しました。
ご来場頂いた皆様、ありがとうございます。

オールスターズ戦の優勝を受けて向かった先は真冬の琵琶湖畔。
曇天の重たい雲が広がる世界の中に佇む静けさと美しさを
三ヶ月に渡って何度も通い詰め撮影しました。

それは、”琵琶湖の写真”を撮りたいのではなく、
自己の求める「美」が真冬の琵琶湖の風景にあると確信したから・・・
「静かな喜び」とはその「美がある風景」に出会えた喜びのことなのです。

曇天の琵琶湖水面は色彩も無くなりそうな気配を漂わせ、
湖面の波も静かで人の姿もありません。
しかしそれは決して寂しい風景ではなく、
見るたびに心が落ち着く穏やかな風景です。

そこをガッチリと高精細な画質で撮影し、
作品のテーマに確かな説得力を与えることができました。

この制作に係る1つ1つの選択が的確でゆるぎなく、
しかも押しつけがましくなく、観る者の心にスッと沁みこむ世界。
さすが9代目チャンピオン!という個展でした。

今後、sproutさんの描く世界をからますます目が離せません!
みなさんもsproutさんの次回作にご期待ください!


20161109-1.jpg

さて本日からは、くみこ写真展「The ordinaly」が始まります。
オールスターズ戦にて第5回は準優勝、第9回は5位入賞の実力派!
バックパッカーとして世界を旅し、写真を撮っています。

20161109-2.jpg

2011年の初個展から3回目となる今回も、
当初から一貫して取り上げている国、
バングラデシュで撮影した写真での作品となりました。

20161109-3.jpg

1ヶ月以上の長期間に渡ってローカルな旅を続け、
現地の人と独特な距離感を保ちながら集められた光景は
単なる旅行写真では済まされない、
何かを感じずにはいられない場面ばかりです。

20161109-4.jpg

作者は何を求めてこの国を訪れ、
そしてまたここへ戻るのでしょうか。
日曜日までの開催となっております。
皆様、お見逃しなく!
展覧会のこと