ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その11)
Date : 2012/12/20 Thu

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その11)

○衣川あつしさん(今期4回出展)

酒と音楽と写真を愛する中年不良オヤジ、というのが衣川さんの自己紹介(笑)切ない雰囲気の作品から力強い作品まで、いろいろな作風で楽しませてくれます。

ー まずは自己紹介をお願いします

きぬがわ.jpg

衣川あつしです。大阪の生まれ育ちで50歳です。

ー 写真歴は?

20代前半から10年間ほど写真をやってたんですが、仕事などが忙しくて中断し、10年前から再開しました。その時に基礎から学び直そうと、フジフイルム運営の写真教室に3年ほど通いまして、現在に至ります。モノクロはナダール大阪さんのモノクロ体験教室で勉強しました。

ー アビィに参加し始めたキッカケは?

飲み会で知り合ったお友達と展示で再び一緒になってミクシィの針穴写真コミュに誘われ、ギャラリー巡りをするうちにアビィさんを知り、アビィで開催される針穴写真のグループ展のお誘いをいただいて参加しました。
グループ展は6月だったのですが、実際にアビィで展示したのは3月の「でかフォト(1回目の)」ですね。先に一度展示しておこうと思って


ー よく使うカメラは?

フィルム、デジタル、iPhone、特にこだわりはないんですが、最近はデジタルが多かったので、フィルムやモノクロも来年は再開したいですね。

ー 好きな撮影モチーフやスタイルは?

女性(女性と書いて「ひと」とふりがなをしてください、笑)、酔っぱらって彷徨いながら撮る路地裏、ブツ撮りって感じですね。路地裏のスナップ以外は、スケジュールを決めてセッティングして撮るスタイルが基本です。

ーそれでは今年の出展作品からお気に入りを1つ!

「ひとフォト●4」の作品です。

きぬがわ作品.jpg
「From that time」

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20〜40代が中心のアビィではちょっと年上のオニイサン(?)というポジションの衣川さんですが、やんちゃ度は若いモンに負けてません!それでは衣川さんの出展作品にご期待ください!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その10)
Date : 2012/12/20 Thu

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その10)

○taifuさん(今期7回出展/グループ展1回)

たいふう.jpg

お仕事の都合で一年の半分以上を海外で過ごすtaifuさん。しかしそんなハンデをものともせず、帰国のタイミングを見計らってコンスタントに作品を発表いただいております!

ー 今年の写真活動はいかがでしたか?

今年は個人的にいろいろ大変なことがあって、展示やイベントに参加できないことがあって残念でしたが、10月にグループ展「4angles」が実現したり、アビィでいろんな方の個展を見たり出来たので、良いこともあったかなと思います。
  
ー 昨年のオールスターは見事3位でしたね!

昨年、3位に入賞できた事がフロックでなかったと思いたいし、来年はどこかで個展をやりたいとも考えています。今回も強豪ぞろいのメンバーですので、昨年のように支持してもらえる作品でエントリーできるだろうかと、いつも以上に期待と不安を感じます。でも写真もタイトルもすでに決めてはいますよ!

ー 個展、ぜひやってください!!

この場で発表するのは変かな?と思うのですが僕の仕事の関係で愛知県に単身引越しする事になりました。それでアビィさんとかかわる時間が減ってしまうのが残念ですが、今までも日本と海外を行き来しながらやってきたので、困難は飛躍のチャンスと捉えて前向きに出せる時は出す!個展もどこかでやってみせる!!とプラス思考で自分の作品をこれからもここで発表し続けたいと思います。

ーありがとうございます!それでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「鉄道のある風景●2」の作品です。

たいふう作品.jpg
「ただ春を待つ」

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ひときわ目を引くような派手さはないかもしれませんが、静かに心に響く作品を見せてくださるのはtaifuさんの人柄が作品にも表れているからだと思います。困難を乗り越えてぜひ個展開催に踏み切って欲しい作家さんです!それでは、taifuさんの出展作品にご期待ください!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その9)
Date : 2012/12/20 Thu

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その9)

○ユリさん(今期3回出展)

いつも空と水辺の風景を出展頂くユリさん。繊細な輪郭と朧げなグラデーションがいつも美しいです。今回、オールスターズ戦初登場!

ー まずは自己紹介をお願いします

ユリ.jpg

ユリです。滋賀県の生まれ育ちで今は大阪に住んでいます。

ー 写真歴は?

5、6年前に西天満のフォトピア写真教室で学んだのが最初です。フィルムの一眼レフカメラをもともと持っていたんですがうまく使いこなせなくて、大阪に住み始めた時に教室の事を知ったんです。

ー アビィに参加し始めたキッカケは?

2010年の「ソラリストの詩●5」が最初です。撮るだけでなく、なにかギャラリーで展示したいなぁと思っていた時に、ほかのところでソラリスト展のDMを見つけて、空を撮るのが好きだから、参加してみました。

ー いつも空や水辺の風景を出展いただくのが印象的です。

ニコンFM3Aにポジフィルムを入れて撮っています。水辺の風景は生まれ育った琵琶湖畔です。気持ちがストンと落ちている時に撮る方が、目に見えないものを感じられる気がします。

ー 今年はモノクロ写真もチャレンジしましたね

ナダール大阪さんのモノクロ体験教室で学びました。このところ、思うように作品をつくれなくて、思い切ってモノクロにしようと思ったのがキッカケです。以前にも一度だけやったことはあるのですが、その時はよく判らなかったんですけど、色がなくなることで、写真の中身がよりハッキリするのかな・・・と思います。オールスターズもモノクロ作品で展示します。

ー それでは今年の出展作品からお気に入りを1つ!

「ソラリスト●7」の作品です。

ユリ作品.jpg
「トキ巡る中で」

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アビィではすでに中堅作家のユリさんですが、今回、満を持してのオールスター初登場!自分の世界をしっかり描ける作家さんです!それではユリさんの出展作品にご期待ください!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その8)
Date : 2012/12/16 Sun

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その8)

○宮田和子さん(今期4回出展)

今年に入ってから、とつぜん彗星のように現れた人、というのが宮田さんの印象です。南船場界隈のギャラリーを中心に活動なさっておられます。

ーまずは自己紹介をお願いします

みやた.jpg

宮田和子です。滋賀県出身、大阪府在住です。

ー写真歴は?

4年前、新婚旅行先を決める時に、なぜか「オーロラを見に行きたい!撮りたい!」と思って、父親からフィルム一眼レフを借りたのが最初です。しかし仕事が忙しすぎて、その後は撮ることが出来ず、実際に取り組み始めたのは去年からです。ナダール大阪さんのモノクロ体験教室も受講し、修了後は縁あってB工房さん(大阪北浜の貸し暗室)に通い始め、そのままモノクロフィルムでの撮影&暗室作業にはまってます。

ーアビィでは主にiPhoneのカラー写真も出展いただいてますよね?

iPhone用トイカメ風加工アプリ「Hipstamatic」で撮影した写真に妙に心惹かれて、昨年秋にauのiPhoneを購入して撮り始めました。アビィさんには今年の1月頃初めて来たんですが、その時「ブレたりボケたり●2」の募集を知って、iPhoneで撮っていた大量のブレボケ写真を成仏させられるかも(笑)と思い、参加を申し込みました。でも、今度のオールスターズ戦はモノクロ写真を展示します。

ーということで、よく使うカメラは・・・?

NewFM2とiPhone、たまにポラロイド690。iPhoneは「Hipstamatic」オンリーです。

ー好きな撮影モチーフは?

NewFM2+モノクロフィルムで主に花を撮っています。気が向いた時には木や草を撮ったり、旅行先でスナップ写真を撮ったり。カラーで撮りたい時や、とっさの思いつき写真などはすぐ手に取れるiPhoneで。
花を撮ってる理由は、モノクロ体験教室用に撮っていた時、家にあったひまわりの花を残ったコマでなんとなく撮ってみたら、自分の目で見ている感じとすごく違いがあることに驚いて。それからモノクロで花を撮り続けています。


ーそれでは今年の出展作品からお気に入りを1つ!

作風が異なるので2つ良いですか?

iPhone写真では「続々●向こうがわ」の作品です。

みやた作品1.jpg
「交錯」

モノクロでは「黒白冩眞展覧会●七」の作品です。
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「理由」

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宮田さんは「作品をつくる」という部分において、しっかりと考えを積み重ね、それを丁寧な作業でカタチにする人。こだわりのある世界は、ベテランも真っ青の仕上がりのモノクロ作品、意外な視点で驚かされるiPhone作品、いずれにも垣間みる事が出来ます。それでは、宮田さんの出展作品にご期待ください!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その7)
Date : 2012/12/15 Sat

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その7)

○伸之助さん(今期9回出展)

しんのすけ.jpg

「赤外線写真家」としての作家活動がすっかりお馴染みの伸之助さん。
昨年はカラー赤外線写真にも取り組み、さらにその世界を広げました!

ー 今年の写真活動はいかがでしたか?

今年はご近所のビーツギャラリーさんで赤外線写真をテーマにした「赤光」というグループ展に何度か参加させてもらいました。
自分1人でやっているのと違い、機材や感性の異なるいろんな人の赤外線写真を見て、「これは負けてられない」と!
もちろんそれをマネするのではなく、自分独自の手法をさらに突き詰めて極めていきたいですね。


ー 今年はカラー赤外/モノクロ赤外いろいろ使い分けがありましたね。

最初はモノクロ赤外しかやってなくて、昨年は個展「惑星アンチクトン」に向けてカラー赤外ひとすじ。モノクロ/カラーでカメラがそれぞれ異なりますので、どちらかだけをやってるうちはよかったのですが、今年は両方でしたから機材が多くて大変で。片方だけに割り切るのも必要かなと思います(笑)

ー 赤外線写真の人がすっかり板に付きましたね!

赤外線写真というと「盗撮」みたいなイメージがありますので、それがだいぶん払拭されてきたと思います。今や、人から頼まれて撮る時以外は、全部赤外写真です(笑)これから、自分でも動いていって、赤外線写真愛好家の輪を広げていきたいですね!

ー それでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「手にとる写真展●6」の作品です。
しんのすけ作品.jpg
「大阪・港めぐり」

モノクロ赤外写真を白黒テレビの画面に見立てて、ドールハウスの中にピンセットで摘んでみるような小さい写真を置いてみました。見せ方のコンセプトとか考えて取り組んだので印象に残っています。
赤外線写真に本気で取り組むキッカケになったのも、何年か前の「手にとる写真展」の時なので、この企画には思い入れがあります。


・・・・

来年5月にはアビィで3度目の個展も予定している伸之助さん。今度はどんな世界を赤外写真で見せてくれるのでしょうか!?今年で4回目の参加となるオールスターズ戦の作品に目が離せませんね!

それでは、伸之助さんの出展作品にご期待ください!
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