想いをカタチにするfactory
Date : 2010/11/16 Tue

まずは前開催・井上正詞個展「写色絵彩」が
日曜日で無事に終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

絵画と写真の素晴らしい出会い、そして進化・・・!
井上さん自身のお人柄に相応しい、
優しくて暖かで楽しい展示空間でした。

素朴なタッチに微笑ましいモチーフの絵画は
遊び心満点であることはもちろんのこと、
細部にまで様々な計算や理由付けがあり、
唯一無二の作者の世界観を改めて感じました。

絵を描くために写真を撮っているのではなく、
写真も、絵画も、それぞれが作品として成立していて、
しかも2つ揃ったときに、さらに新しい世界を創造する・・・

これぞまさに芸術のチカラ、といったものを感じる、
ほんとうに素晴らしい展示だったと思います。
みなさんも井上さんの今後の活躍にご期待ください!


20101116-1.jpg

さて、本日からはSatomi Taniiさんの個展、
「the Factory -ある日の工場-」を開催いたします。

メモリアルギフトデザイナーとして
大阪市中央区にアトリエをかまえるTaniiさん。
写真がメインのギャラリー・アビィにおいて、
これまでにユニークな形態の作品を発表してこられましたが、
今回ついに念願の初個展となりました!

20101116-2.jpg

ジャンルとしては、スクラップブッキングや
ペーパークラフトと言った範疇に含まれる作品ですが、
写真や絵画やオブジェを組み合わせてカタチづくられた
立体作品の数々がジャンルを超えた独特の世界観を表しています。

20101116-3.jpg

外国の古ぼけた絵本を開いたら、
不思議なモノたちが飛び出してきた・・・
そんな感じで、観る人の想像力をインスパイアする、
独特な世界が表現された展示となっております。

20101116-4.jpg

日曜日までの開催となっております。
ぜひみなさんにギャラリーで実物をご覧頂きたいです!
お見逃しなく〜!
展覧会のこと
アートのこぶ〆にて掲載!
Date : 2010/11/11 Thu

関西にこの人あり!1年間に1000の美術展を踏破する
美術ライター・小吹隆文さんの「アートのこぶ〆」にて
現在開催中の井上正詞個展「写色絵彩」をご紹介いただきました。

20101111.jpg

小吹さんも、ほぼ毎週アビィの企画展をご覧頂いていますので
企画展から個展に進出した作家さんのことはもちろんご存知です。
多くの方の成長ぶりやアビィとしての取り組みを評価頂いております!

今回もご掲載ありがとうございました〜!
メディア掲載
写して描く
Date : 2010/11/08 Mon

まずは前開催・みやび写真展「mirror」が
日曜日で無事に終了いたしました。
初個展ながら200名を越えるご来場をいただき、
まことにありがとうございました。

作者のご友人のみなさまはもちろんのこと、
ホームページや新聞を見て来た方、
南船場のギャラリーを巡るみなさま、
評判を聞きつけた関西のベテラン写真作家の面々など、
ほんとうにたくさんの方々から
感嘆と賞賛の声が集まった展示でした。

時代が作者をもっと深く理解するまで
もう少し時間が掛かるかもしれないし、
案外、作者が時代を理解する必要は
あまりないのかもしれません。

しかし、昨年のオールスターズ戦を圧勝した
実力と世界観の素晴らしさを
みやびサンは自らの作品で
改めて証明してくれたのだと思います。

そんなことも想いながら、
今回、幸運にもこの展示に居合わせることが出来た皆様と共に
僕もみやびサンの今後の活躍を楽しみにしたいと思います!


20101109-1.jpg

さて、本日からは井上正詞個展「写色絵彩」が始まります。
先週のモノクローム写真の世界から打って変わって、
色彩あふれるにぎやかな世界にアビィの空間がチェンジしました。

ひとりで写真も絵も両方作ってしまう井上さんの作品は
アビィ企画展で皆さんもよくご覧いただいていると思います。

20101109-2.jpg

20代後半に絵画の世界を志すも断念。
しかし10数年の年月を経て写真表現に目覚め、
そして写真からインスパイアされ絵画の世界と両立させるという、
紆余曲折の井上さんの活動が生み出した作品は、
ほかに絶対同じものはない独特の感性を見せてくれます。

20101109-3.jpg

今回はお馴染みの「対比シリーズ」に加え、
写真作品や絵画作品のストレートな展示、
そして新シリーズの発表もあって、目が離せません!

20101109-4.jpg

日曜日までの開催となっております。
来て納得!見て大満足!の井上ワールドをお見逃しなく!
展覧会のこと
吹雪手帖その100「2011年個展への道(1)」
Date : 2010/11/05 Fri

吹雪手帖その100
「2011年個展への道(1)」

久々の吹雪手帖です!この記事で100回目!
いつもお読みくださりありがとうございます。

さてさて、記念すべき100回目は、
写真バカ・吹雪大樹が来年の個展開催に向けて、
苦悶の日々を綴る「2011年個展への道」が始まります!

今年は例年よりも早めの連載開始です。

いつもは12月ぐらいから撮り始めて
3〜4月にいろいろ悩んで5月に展示!
というのがパターンなのですが・・・

今回はなんと!
6月からすでに撮り始めております。
今年5月に開催した個展「豆腐とビール」が終わってから
ほどなくして制作開始という具合なんです。

来年の個展のタイトルは・・・

20101105.gif

--------


ユージュアル_エブリデイ
- usual everyday -


いつの頃からか

自分が生きる毎日の風景を

写真の中へ封じ込めることに

日々を費やすようになった


生きているから撮るのか?

撮るから生きているのか?


その境い目が曖昧になった時

普通の日々の隙間に潜んだ

言葉にならない光景を僕は見つける


--------

あくまでも現段階のコトですが、たぶん決定。

タイトルは直訳すると「普通の毎日」という意味です。
ユージュアルとエブリデイの間にある「_」は
「普通の毎日の隙間」を表しています。
カタカナで書いてますけど、
個展のタイトルを英語にするのは久しぶりです。

撮影スタイルは相変わらず、
家の中や家の近所や通勤の途中で見た風景が中心。
この4年間ほど、ほぼ同じ場所で作品を撮り続けています。
これは自分にとって崩す事の出来ない要素です。

そういった日々のなかで自分が見たモノやコトを、
どういった事柄で抽出して並べ替えるかが
毎年の個展の「テーマ」という部分になります。

これまでは、日々の中で見つけた「小さな幸福感」を
物語風に並べて表すというのが僕の作品に共通するテーマでした。

しかしそれは前回の個展「豆腐とビール」によって、
現段階で自分に出来る一つの完成形に達したと感じます。

そのため、今回はいくつかの新しい試みを取り入れ、
そして、写真と映像の間をユラユラと迷いながら
手探りで撮り始めた11年前の初心に帰った目線で
「今」を切り取っているところ・・・

おかげで6月からすでに80本以上も撮ってしまいました。
コンデジで撮るようにホルガのシャッターを押しています。
いまのペースだと最終的には180本を超えそうです。
2800カット以上に及びます。

でもそんなに撮っても展示するのは数十枚。
大量のボツ写真を作ってしまう無駄な行為かもしれないですが、
なにか新しい事が見えてくるのは近いようです。

というわけで、ひたすら撮ってます。

この大量のネガ・・・・
スキャンは、誰がいつやるんだろう?(笑)
吹雪手帖 > 2011年個展への道
アートのこぶ〆にて掲載!
Date : 2010/11/04 Thu

関西にこの人あり!1年間に1000の美術展を踏破する
美術ライター・小吹隆文さんの「アートのこぶ〆」にて
現在開催中のみやび写真展「mirror」をご紹介いただきました。

20101104.jpg

みなさんもこの空間に溶け込んでください!

掲載頂き、ありがとうございました〜!
メディア掲載