写真ならではの表現世界
Date : 2011/02/01 Tue

まずは前開催「ひとフォト●3」が
日曜日で無事に終了いたしました。
たくさんのご来場を頂きありがとうございます。
週末は混雑で見づらい時間帯もあり、
たいへんご迷惑をおかけ致しました。

まさに写真の王道ともいうべきポートレイトの世界。
「人物写真」というテーマのもとに、
ほんとうにいろいろな方向性の作品があつまり、
「これぞ一般公募展の面白さ」とも言うべき様々な化学反応が、
出展者・観覧者の双方に起こったように感じた6日間でした。

4月中旬には「笑顔」にテーマを絞った人物写真企画も開催しますので、
今回の展示で刺激を受けた方はぜひ写真を探して参加してみて下さい!
作品出展で「見せる側」の面白さも味わってもらえると
写真がさらに楽しくなると思います!


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さて、本日からは「ブレたりボケたり」を開催いたします。
手ブレ、ピンボケといえば失敗写真の代表例。
最近のデジカメはそういう写真が撮れないように開発されていますし、
奇跡的(?)にそんな写真が撮れたとしても、
液晶画面を見て「ああ、失敗だ」と、その場で消されてしまう運命・・・

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でも、ちょっと待って下さい!
手ブレやピンボケって、写真ならではの表現方法だと思いませんか?
カメラという道具が介在することで制作される「写真」だからこそ、
このような世界を描き出す事ができると思うのです。

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そんなわけで、手ブレやピンボケになったせいで、
「普通の写真」だったはずのものが
「なんだかちょっといい写真」に変化したという、
まさに逆転の発想で選ばれた作品たちが集まっております!

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手ブレやピンボケ写真なんて、同じようなものが並ぶのでは・・・?
そんな心配をよそに、意図的に、偶発的に、
今週も実にいろいろな方向性の作品がそろいまして、
とても心地よい展示空間が出来上がりました!

日曜日までの開催です。百聞は一見にしかず!
みなさまのご来場をお待ちしております〜!
展覧会のこと