ギャラリー・アビィ作家列伝2012（その１６）

○岩城涼子さん（今期６回出展／グループ展１回）



昨年からアビィ企画展へコンスタントに出展いただいた岩城さん。今年１０月にはユニット展でモデルとして登場し、グループ展「4angles」も開催の大活躍でした！

ー　今年の写真活動はいかがでしたか？

今年はユニット展で自分が被写体として展示される側になって驚きました（笑）でも日常を撮るというのが新鮮で、それからも日常を時々撮るようになりました。
グループ展も、４人それぞれバラバラな写真を集めたのに、内容をまとめることができました。何人かで一緒に展示を作るのは、吹雪さんが各種お膳立てをすませてある通常の企画展と違って、１つ１ついろいろと自分たちで考える事があるのが判って面白かったです。個展をする事の大変さもよく判りました（笑）

ー　来年はどんな感じでいきますか？

スタイルはいつもどおり、お散歩、旅行、それから人の姿も交えつつの風景、というところですね。

ー　それでは今期お気に入りの展示を１つあげてください。

「夕暮れイロ●３」の作品です。


「帰ろうよ」

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いつも朗らかで明るい涼子さん。目の前の風景の中から些細だけど楽しく面白い事を丁寧に写真で拾い上げてくる感じが独特の作家さんです。それでは、岩城涼子さんの出展作品にご期待ください！

ギャラリー・アビィ作家列伝2012（その１５）

○とshiさん（今期４回出展）

とshiさんは三重県からいつもご参加頂いております。写真家・尾仲浩二さん主宰の「街道塾」参加後、グングンと実力を伸ばしている作家さんです！

ー　まずは自己紹介をお願いします



とshiです。和歌山生まれで、小５まで大阪で育ち、そして三重県名張に暮らす、という感じの３８歳です。

ー　写真歴は？

本腰を入れたのは２００９年の皆既日食を撮りに喜界島へ行った時です。その時にデジイチを買いました。

ー　あの、それってすごい機材になりますよね。

はい、カメラ本体、望遠レンズ、でかい三脚などなど、けっこうな機材を買ってしまいまして・・・そこから写真にハマってしまいました（笑）

ー　アビィに参加し始めたキッカケは？

友人に教えてもらって、２０１１年の「でかフォト３」に参加したのが最初です。

ー　街道塾にも参加してらっしゃいましたよね

もっと写真の事を勉強したくて。プロの写真家に教えてもらえるのが魅力だと思いました。

ー　１年間通ってどうでしたか？

そうですね。撮影テクニックというよりも「写真の感じ方」を知る事が出来ました。尾仲浩二さんの写真集も買って研究したりして。

ー　展示頂く作品にもハッキリ変化が表れていましたね。

以前はキレイな風景とか、そういうものを撮っていたのですが、今はスナップをよく撮るようになりました。
機材としてはデジタルがメインなのですが、地元・名張の街並をスナップするときはフィルムで撮っています。なんだかフィルムと地元の風景が合う感じがして。オールスターもその系統の作品を出しますよ！

ーそれでは今年の出展作品からお気に入りを１つ！

「猫の手も借りたい展覧会PART2」の作品です。


「空飛ぶネコ」

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意欲的に写真活動に取り組むとshiさん。街道塾で培った経験をもとに地元を撮り続けたシリーズは僕も注目している作品です！それではとshiさんの出展作品にご期待ください！

ギャラリー・アビィ作家列伝2012（その１４）

○菊月 江（きくづき こう）さん（今期５回出展）



トイカメラLOMO LC-Aを操り、ド派手な色彩で強烈なビジュアルを描くウォール展示と多重露光で何でもキラキライルミネーションになるシリーズが印象的な菊月さんです！

ー　今年の写真活動はいかがでしたか？

今年は念願のネモフィラの撮影できたのがうれしかったです。たまには遠出するもんだなーと思いました。

ー　トイカメ月間のウォールが強烈でしたね！

いままで経験の無いぐらい大きなものを作ったので大変でした。しかも自分の家では全部を繋いだ状態で見る事が出来なくて・・！
完成形を見るために夜行バスで大阪に行きましたから。やっぱりウォール作るの好きだと思いました。完成した時の達成感がハンパなかったです！（笑）

ー　来年はどんな感じで攻めますか！？

後半は体調崩してあまり撮影できなかったので来年その分取り戻したいですね。撮影遠征もしたいです。


ー　それでは今期お気に入りの展示を１つあげてください。

「トイカメラ写真月間2012／セレクション」の作品です。


「IKEBUKURO × Dmix Ver.罪歌<改>」

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昨年はオールスターズ戦初登場で４位！今年はどこまで食い込んでくれるでしょうか！アニメの背景画的な世界を写真の中に展開する独特のセンスがたまりません！それでは、菊月さんの出展作品にご期待ください！

ギャラリー・アビィ作家列伝2012（その１３）

○nobby.さん（今期４回出展）

2011年の「でかフォト３」がアビィ初参加のnobby.さん。鋭い構図とフォトレタッチが特長の作家さんです。

ー　まずは自己紹介をお願いします



nobby.です。生まれも育ちも奈良で、４８歳です。

ー　写真歴は？

中学校で写真部に所属して暗室でモノクロをやってましたが、高校に写真部がなくて、そのまま写真から離れてしまいました。
高校の文化祭で音響係をやったのが面白くて、芸大に入って舞台音響を学んだんです。写真ではなくて（笑）学内で写真学科とかの展示は見たりしてましたが、撮ることは無かったです。

ー　ではいつごろから写真活動の再開を？

「表現の写真」としては５年ほど前にGR-Dを買ってからですね。モノクロ・スクエアで撮るのが面白くて。仕事はDTPデザインをやっていて、フライヤー用に自分で写真素材を撮ることもあったので。いまはもう素材の写真とか全部自分で撮ってます。

ー　アビィに参加し始めたキッカケは？

なにか展示をしたいなぁといろんなギャラリーのHPを見ている時に「でかフォト」の募集を偶然見つけて。内容が単純だけどインパクトがあって、画像データの処理も仕事柄得意ですし、バッチリでした。

ー　ほんとにバッチリの企画でしたよね〜！よく使うカメラは？

GR-DとオリンパスEP-L1にホルガレンズやボディキャップレンズを付けて。
デジタル一眼レフやフィルムカメラはほぼ使ってないですね。

ー　好きな撮影モチーフやスタイルは？

スナップ写真が主ですが、たまたま古い写真とかを見たら、今と撮ってる物が全然変わってなくて驚きます（笑）

ー　それでは今年の出展作品からお気に入りを１つ！

「夜のスケッチ●７」の作品です。

「ブラックくいだおれ太郎」

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画像処理の丁寧さは、さすがプロ！いつでも安心のクオリティで見る事のできる作家さんです。それでは、nobby.さんの出展作品にご期待ください！

ギャラリー・アビィ作家列伝2012（その１２）

○くぼたさちこさん（今期３回出展）



北海道にお住まいのくぼたさん。いつも背筋のスッと伸びるような作品を発表頂いています。写真に添えられた短い文章も力強く印象的です。

ー　今年の写真活動はいかがでしたか？

ここ3年くらい、自分で企画したグループ展とか個展をやれてなくて、今年もやらずじまいで終わっちゃいました・・・。少し後悔。
ただ、自分らしい作品を定期的に作れたことはよかったです。とくに、ナツいろ展に出した作品の元となった作品があるんですが（大きな寸法の作品だったので、ナツいろ展ではリサイズしたものを出しました。）、それを展示していた時に若い女性二人組がじーーーっと見つめていて、動かなかったんですよね。
テーマが夏の恋だったので、若い女性にちょっとキュンとした想いになってもらえたらいいなと思っていたので、無言でじっくり見てもらったというのがすごくうれしかったですね。

ー　来年はどんなかんじでいきますか！？

来年こそは個展をやりたいです！
最近になってようやく、写真に詩をつけるというスタイルに照れがなくなってきたので（長い間そのスタイルでやってきて「やっと？」って感じですけど・・・）、そういう展示をできたらいいなぁ。
あとは、某航空会社のおかげで、札幌から大阪に行きやすくなったので、アビィへの出展は増やしたいですね。

ー　いつでもお待ちしてますよ！！それでは今期お気に入りの展示を１つあげてください。

「ナツいろ●７」の作品です。

「初夏を駆けるやわらかな風のようなあなたに恋をしました」

長いタイトルをつけてしまって吹雪さんにはキャプション作成でご迷惑をおかけしました(笑)
夏らしい青と緑で全体を構成して、清々しい夏の恋をイメージした詩をつけた作品です。

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ココロに響く写真とコトバ。独特の世界を紡ぐ感性にこれからも大いに注目したいです。個展開催が待ち遠しい作家さんです！それでは、くぼたさんの出展作品にご期待ください！