ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その21)
Date : 2016/12/23 Fri

ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その21)

○安部スナヲさん(今期7回出展/オールスターズ初参戦)

今年の4月末「さくらイロ●11」がアビィ初出展の安部さん。そこからなんと半年ほどで7回も出展するという猛進撃でした。お酒の席には必ず現れるという印象の作家さん(笑)ですが、果たしてその正体は!?

ーまずは自己紹介をお願いします

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安部スナヲです。大阪生まれ・大阪市内在住の43歳です。

ー写真歴は?

ハタチごろからフィルムコンパクトカメラで街を撮り歩いていて。そのころのバイトが業務の中でカメラを常時持ち歩いていて、空き時間に撮ったりとか、そういうのが最初です。ヴィム・ヴェンダースの「かつて…」という写真集にハマっていた影響もありますね。そこからは街を撮っては友人に見せて・・・というのを続けてました。まあ、あまり反応は良くないですよね。そういう中で、今の仕事のご縁で繋がった作家さんが開いている写真教室へ2年前に通い始めてしっかり勉強しました。基礎がわかって無意識にそれが出来るようになれば、写真をもっと楽しめると知りました。

ーアビィに参加し始めたキッカケは?

実はそういった以前から、たまにアビィへ来たり、吹雪さんのツイッターを見ていたりしてまして。さくらイロ展がパーティー付きの展示である事を知り、お酒が好きなのでこれは参加しなければと(笑)まあ、それは話しのネタで、本当はキッチリしたステージで写真を見て欲しいという想いが強くなったからです。

ーよく使うカメラは?

デジタルカメラ全般ですね。

ー好きな撮影モチーフやスタイルは?

僕は「ド・スナップ」ですね。スナップも色々な考え方・やり方がありますが、撮る人の視点とその場だけの偶発性の組み合わせを大切にしたいです。今年、企画展に7回参加して思ったのは、僕は写真を撮るよりも、見たり・選んだり、することのほうが好きだなぁと。吹雪さんのツイッターで読んだ「展示したいから撮る」というのが心に響いていて。僕もそう思います。

ーそれでは今年の出展作品からお気に入りを1つ!

「夕暮れイロ●8」の作品です。
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「Violet Fizz」

吹雪さんには、これスナップ写真?って言われましたけど(笑)僕の中では立派なスナップ写真。雲が空に沈殿したような風景に出会ったという事実を撮ったわけです。

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以上、安部スナヲさんのインタビューでした!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その20)
Date : 2016/12/22 Thu

ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その20)

○西田知生さん(今期6回出展)

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企画グループ展でお馴染みの西田さん。今年もコンスタントに6回出展頂きました。自然の造形を広角で切り取ったり、街角の意外なアングルを見せてくれたり、いつも一味違うコンポジションを狙ってる作家さんです。

ー今年の写真活動はいかがでしたか?

1、2月頃はけっこう撮りに出られたんですが、春先からなかなか時間を取って撮影に出れなくて、日頃の近場をブラブラして撮る感じになっています・・・なんか毎年同じ事を言っている気もします・・・(笑)
今回のオールスターズは自分の得意な自然の風景でいくか、昨年のオールスターズのような心象風景的なものか、まだ迷っているところです。


ーそれでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「ひかり●5」の作品です。
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「街にひそむ」

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以上、西田さんのインタビューでした!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その19)
Date : 2016/12/22 Thu

ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その19)

○tetsuanoさん(今期13回出展)

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アビィ開廊の2005年から常に参加回数ランキングで毎回4位以内をキープするtetsuanoさん。もちろん、作品のクオリティも高いレベルをキープしています。どんな時でもシャッターチャンスを逃さないスナップ撮影のハンターであり、深い思索の人であります。

ー今年の写真活動はいかがでしたか?

去年の暮れに愛用のカメラ類が相次いで故障し、最近買い直すまで、慣れないスマホで撮る日々が続いて・・とっさの時に撮れない事が大変でした。
でもそのせいで今年は企画テーマに合わせて新たに撮ることが多く、「撮りおろしで作る」のもけっこう面白いなと感じました。
また、最近はデジタル主体だったんですが、今年はフィルムのホルガを使う機会も何度かあり、ホルガとフィルムそのものの面白さも改めて感じました。シャッターボタンに気持ちを込めて押す事を思い出したというか。
そんなふうに、いろいろと得る事はありましたが、今回のオールスターズはスナップ撮影での作品で挑みたいです。このところ、街角でのスナップ撮影も世間的に風当たりがきつくて、正直ちょっと億劫になることもあったんですが、やっぱり自分の原点でなので・・!


ーそれでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「植物図鑑●5」の作品です。
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「未来都市」

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以上、tetsuano
さんのインタビューでした!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その18)
Date : 2016/12/21 Wed

ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その18)

○大山幸路さん(今期9回出展)

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大山さんはここ2年ほど、和紙へプリントしてヒラヒラ展示する手法で注目を集めています。初個展は昨年の「波紋の棲みか」です。きっと多くの方の印象に残っていると思います。「時間の流れ」というものを制作テーマにしている作家さんだと僕は感じます。

ー今年の写真活動はいかがでしたか?

今年は、以前よりさらに作品を作るうえで考えることが多くなったと思います。一つ自分の中に確固たる流れができ、そこを軸に作品作りができるようになったことが大きいです。全体を通して流れる隠しテーマとも言えますが、それを言葉で説明するのではなくすべて写真の中で表したいと思っています。
また、昨年に引き続き、ギャラリーの壁面以外の展示や販売の機会があり、貴重な経験をしました。もっと展示や販売の現場で自分の作品を世に問いたい、という欲が膨らむばかりです。
来年はさらに守備範囲を広くとり、貪欲に展示をしていきたいと思います。目標はアビィさんで個展を開くことです!


ーそれでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「カメラのある風景●2」の作品です。
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「えがおが生まれた時」

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以上、大山さんのインタビューでした!
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ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その17)
Date : 2016/12/21 Wed

ギャラリー・アビィ作家列伝2016(その17)

○水池葉子さん(今期7回出展)

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昨年、アビィにて初個展「小さな風景〜アメリカのかけら〜」を発表した水池さん。心の奥底から遠い記憶を誘うような写真のシリーズと、ガラスや鏡の複雑な映り込みを撮ったシリーズ、この2本柱で活動中です。

ー今年の写真活動はいかがでしたか?

学びの1年、という感じです。もちろん、学んだから発表もあります。いつもの企画展とは違って、半年とか1年とか、長い期間をかけて準備したグループ展での発表がいくつかあり、いろいろなスペースで展示させてもらいました。ガッツリやったぞ!という感じです。
今回のオールスターズはホルガレンズを用いた写真で、普段と少し写りの雰囲気は違いますが、来年控えている2度目の個展と同じ「小さな風景」をテーマにした作品でいきます。


ーそれでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。

「ブレたりボケたり●6」の作品です。
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「かげろう」

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以上、水池さんのインタビューでした!
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