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黒白冩眞の魅力を探る
Date : 2017/07/05 Wed

まずは前開催・兒嶌秀憲写真展「アインモスニ」が
日曜日で無事終了いたしました。
会期中、たくさんのご来場をいただき
まことにありがとうございます!

2度目の交換写真展となる今回、
兒嶌さんはトイカメラHOLGAを用いての撮影でしたが、
カメラを替えたぐらいでは
彼ならではの鋭い視点は揺るぎません!

ストロボの光で暴き出された夜の淵は
一人称視点のホラーゲームのような世界。
そこにHOLGA特有の周辺減光と歪みが加わって、
風景が闇へ溶け出していく錯覚を感じさせました。

そしてタイトルにもなった「アインモスニ」とは
兒嶌さんが撮影中に遭遇した英語の落書き「ainmosni」に由来します。
検索で調べても出てこない意味不明な単語なのですが
実は逆から読むと「insomnia(不眠症)」という意味。
夜な夜な撮影徘徊する兒嶌氏と奇妙に符合する言葉だったのです。

今夜もきっとどこかでカメラを担いで撮影を続ける兒嶌さん。
皆さんもぜひ、帝塚山・ギャラリーライムライトを訪れて、
作品制作に懸ける兒嶌さんの熱い流儀に触れてみてください!


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さて本日から「黒白冩眞展覧会●12」が始まります。
その名の通り、年に一度のアビィモノクロ祭り!
今年は11名による作品が集まりました。

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昔ながらの暗室手焼きプリント、インクジェットプリント出力、
はたまた印画紙へのデジタルプリントなど、
様々な手法の作品が集まるところもアビィならでは!

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例年に比べると参加人数は少なめですが、
なかなか見応えのある展示風景になりました。

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日曜日までの開催です。
みなさまのご来場をお待ちしております!
展覧会のこと
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