Date : 2011/06/18 Sat
吹雪手帖その118
「2011年個展への道(15)」
さてさてさて・・・・
今年1回目の個展「ユージュアル_エブリデイ」が終わって
なんだかんだで1ヶ月少々経ちました。
1つ前の「個展へ道」でも告知しましたが
今年2回目の僕の個展のことを改めてお知らせ致しましょう!
「エニイ ギブン・デイ × エニイ ギブン・タイム」
8月9日〜8月14日:正午〜19時(最終日は18時まで)
入場無料・月曜休廊
と、、、このような具合になっております。
5月の個展に向けて撮影した2200枚の中から
新たにセレクトして構成する続編です。
前回の個展の後、母親が急病で入院したりで
8月の個展の用意が滞っておりましたが
数日前から作業を始めております。
おおまかなスキャンは前回の個展の作業で済んでいますので
新たにセレクトしたものをカード状に印刷して
全体の枚数と並べる順番を決めていきます。
なんか、ひとりでトランプの7ならべをしてるみたいですが、
まあ、トランプよりずっと面白いです(笑)
候補の中から減らしたり入れ替えたりを何度も繰り返し・・・
これは!と思う並べ方をデジカメで撮影してメモしておきます。
すると、こんな感じで似たような写真の山が・・・(笑)
間違い探しみたいですが、よーくご覧頂くと、
最初は24枚で組んでいたのが途中から20枚になってます。
前回が24枚で展示したので今回も・・・と思ったのですが
どうも並べ方がしっくりこなくて悩んでいたところ、
そこから4枚減らして20枚にするとストンと落ち着きました。
・・・写真選びって面白いですね。
今回は前回の個展で使わなかった、いわば「残り物」から
展示する写真を新たに選ぶ事になります。
かといって残飯を作り直したモノは人に見せられませんし、
見せるからにはちゃんと新しい作品にしないといけません。
ようするに、ヒット映画の続編がつまらないのは
前回と同じ事をしてもっと面白くしようとするから。
選りすぐったあとの材料をいくらかき集めて繋げても、
前より良い物が出来るはずが無いです。
前回選んだ写真が1番で、今回のは2番、、、
そういうことではないはずです。
1回の個展のためだけで消費するわけにはいかない、、、
そう感じる写真がたくさん残されたからこそ、
今年は個展を3回やろうと決意したのです。
(3回目は12月にやります!)
だから、セレクトの方針を前回と今回では変えるわけです。
前回の選び方では入らなかった物から新しく「今回」を作る。
そういう感覚です。続編だからこその注意点ですね。
紙で並べ替えてある程度まで絞り込んだら、
あとはiPhotoを使って候補の並びをたくさん作っていきます。
このようなソフトを使えば作業過程の履歴が残せますから、
ほんの1枚2枚を入れ替えたり差し替えたり、
反復して検討するときはとても便利です。
前回の個展の時に涙を飲んでセレクトから落とした写真が
今回もまた候補に入りながら落とす事になったり、
前回の候補に入らずレタッチすらされていなかったような写真が
突然メインビジュアルにまで進出してきたり。
僕自身がコントロールしているはずの事ですが、
自分の撮った写真が自分の手を離れ、
まるで生きているかのように列をなしていく感じは
ほんとうに毎回面白いです。
今回の個展で製作する私家版写真集をイメージして
A4サイズに実際の大きさでプリントしてみます。
僕はフィルムスキャンしたデータをもとに考えますので、
最終的な候補に上がるまでプリントされない写真も多くあります。
データから紙にする時に写真は解き放たれるというか、
冷凍されていた物が、新鮮に甦るというか、そんなことをいつも感じます。
もちろん、スキャン画面、レタッチ画面、そういった作業の中で
等倍表示で画像の細部にわたるまで観察しているわけですが
紙の上にカタチを表した写真はやはり違うものになる・・・というか。
展覧会DMのデザインも作っていないのに、
写真集の表紙をどうするか考えております(笑)
今回はまず写真集ありき。写真集のことから考えます。
僕がこれまでにやってきた「映画作りの延長線上の写真」というのは、
写真集というカタチで見せる事と映像との親和性があります。
これは前回の個展で写真集を自費出版してみて得た発見です。
しかし、当たり前ですが展示で見せることもモチロン大事!
候補写真のフィルムスキャンをすべてやりなおし、
厳密にレタッチして、自分のいまの技術を注ぎ込んだ
本番印刷用の本気データを作ります!
この作業がメチャ大変・・・!
詳しくは次回の吹雪手帖で!
吹雪手帖 > 2011年個展への道「2011年個展への道(15)」
さてさてさて・・・・
今年1回目の個展「ユージュアル_エブリデイ」が終わって
なんだかんだで1ヶ月少々経ちました。
1つ前の「個展へ道」でも告知しましたが
今年2回目の僕の個展のことを改めてお知らせ致しましょう!
「エニイ ギブン・デイ × エニイ ギブン・タイム」
8月9日〜8月14日:正午〜19時(最終日は18時まで)
入場無料・月曜休廊
と、、、このような具合になっております。
5月の個展に向けて撮影した2200枚の中から
新たにセレクトして構成する続編です。
前回の個展の後、母親が急病で入院したりで
8月の個展の用意が滞っておりましたが
数日前から作業を始めております。
おおまかなスキャンは前回の個展の作業で済んでいますので
新たにセレクトしたものをカード状に印刷して
全体の枚数と並べる順番を決めていきます。
なんか、ひとりでトランプの7ならべをしてるみたいですが、
まあ、トランプよりずっと面白いです(笑)
候補の中から減らしたり入れ替えたりを何度も繰り返し・・・
これは!と思う並べ方をデジカメで撮影してメモしておきます。
すると、こんな感じで似たような写真の山が・・・(笑)
間違い探しみたいですが、よーくご覧頂くと、
最初は24枚で組んでいたのが途中から20枚になってます。
前回が24枚で展示したので今回も・・・と思ったのですが
どうも並べ方がしっくりこなくて悩んでいたところ、
そこから4枚減らして20枚にするとストンと落ち着きました。
・・・写真選びって面白いですね。
今回は前回の個展で使わなかった、いわば「残り物」から
展示する写真を新たに選ぶ事になります。
かといって残飯を作り直したモノは人に見せられませんし、
見せるからにはちゃんと新しい作品にしないといけません。
ようするに、ヒット映画の続編がつまらないのは
前回と同じ事をしてもっと面白くしようとするから。
選りすぐったあとの材料をいくらかき集めて繋げても、
前より良い物が出来るはずが無いです。
前回選んだ写真が1番で、今回のは2番、、、
そういうことではないはずです。
1回の個展のためだけで消費するわけにはいかない、、、
そう感じる写真がたくさん残されたからこそ、
今年は個展を3回やろうと決意したのです。
(3回目は12月にやります!)
だから、セレクトの方針を前回と今回では変えるわけです。
前回の選び方では入らなかった物から新しく「今回」を作る。
そういう感覚です。続編だからこその注意点ですね。
紙で並べ替えてある程度まで絞り込んだら、
あとはiPhotoを使って候補の並びをたくさん作っていきます。
このようなソフトを使えば作業過程の履歴が残せますから、
ほんの1枚2枚を入れ替えたり差し替えたり、
反復して検討するときはとても便利です。
前回の個展の時に涙を飲んでセレクトから落とした写真が
今回もまた候補に入りながら落とす事になったり、
前回の候補に入らずレタッチすらされていなかったような写真が
突然メインビジュアルにまで進出してきたり。
僕自身がコントロールしているはずの事ですが、
自分の撮った写真が自分の手を離れ、
まるで生きているかのように列をなしていく感じは
ほんとうに毎回面白いです。
今回の個展で製作する私家版写真集をイメージして
A4サイズに実際の大きさでプリントしてみます。
僕はフィルムスキャンしたデータをもとに考えますので、
最終的な候補に上がるまでプリントされない写真も多くあります。
データから紙にする時に写真は解き放たれるというか、
冷凍されていた物が、新鮮に甦るというか、そんなことをいつも感じます。
もちろん、スキャン画面、レタッチ画面、そういった作業の中で
等倍表示で画像の細部にわたるまで観察しているわけですが
紙の上にカタチを表した写真はやはり違うものになる・・・というか。
展覧会DMのデザインも作っていないのに、
写真集の表紙をどうするか考えております(笑)
今回はまず写真集ありき。写真集のことから考えます。
僕がこれまでにやってきた「映画作りの延長線上の写真」というのは、
写真集というカタチで見せる事と映像との親和性があります。
これは前回の個展で写真集を自費出版してみて得た発見です。
しかし、当たり前ですが展示で見せることもモチロン大事!
候補写真のフィルムスキャンをすべてやりなおし、
厳密にレタッチして、自分のいまの技術を注ぎ込んだ
本番印刷用の本気データを作ります!
この作業がメチャ大変・・・!
詳しくは次回の吹雪手帖で!