<< 自己を写し撮る「今」 :: main :: 風景を「幻像」する >>
静かに広がり続ける波紋
Date : 2017/12/06 Wed

まずは前開催・tetsuano写真展「まんとなん」が
日曜日で無事に終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございます。

スナップ写真の巨匠として企画展でもお馴染みのtetsuanoさん。
愛用しているトイデジVQ1015entryを駆使して写し撮ったのは
ペーソスとユーモアの入り交じった複雑な瞬間。
それは心象を感じる風景だったり、
愛すべき見知らぬ人々の姿だったり・・・。

フランス語で「今」を表す「まんとなん」というタイトルどおり
様々な「今」を撮り続ける行為は、自分の心情を映す鏡となって、
最終的に作者自身へと帰着していくのではないかと感じました。

撮るべきだと感じた瞬間にためらわずシャッターを切ること。
その純粋な作業の積み重ねで、ある日のどこかにいた人たちが
確かにこの世界に存在していたという事実が残され、
それは自分自身がこの時代を生きている証明にもなるのです。

tetsuanoさんが撮り続ける「今」が今後どうなっていくのか?
これからの作品にも目が離せないのは間違いありません!
皆さんもtetsuanoさんの次回作にご期待ください!


20171206-1.jpg

さて本日からは大山幸路写真展「波紋のゆくえ」が始まります。
和紙プリントでお馴染みの大山さん。アビィでは2度目の個展です。

20171206-2.jpg

前作「波紋の棲みか」から2年が経ち・・・
静かに広がり続けた「波紋」がシリーズ第2弾として登場します。

20171206-3.jpg

波紋とはこの世の様々な人やモノや事柄が影響しあっている様子のこと。
作者自身もその波紋の1つとなってこの世界を写真に捉えます。

20171206-4.jpg

A3サイズ20枚、もちろんALL和紙プリントでの展示。
日曜日までの開催です。皆様のご来場をお待ちしております!

*作者在廊予定*

土曜・日曜 終日在廊
(土曜は19:30〜21:30に持ち寄り個展パーティーを催します)
展覧会のこと
<< 自己を写し撮る「今」 :: main :: 風景を「幻像」する >>