吹雪手帖その9
「貼って、切る」
アビィシネマの開催準備でしばらく間が空きました!
先日(月曜日)、休日出勤してハレパネ作業をしましたヨ!
これがハレパネ(商品名)という物体。
A3カラーコピーを15枚出力したので
A2サイズのハレパネを8枚用意しました。
薄く均一に糊が塗られたスチロールパネルに写真を貼って
カッターと定規で切断し、展示物を作るという方法です。
写真展、ましてや個展ともなれば
マット付き額装というのが一般常識ですが、
なんせトイカメラの作品ですから
額縁のような「枠」は似合いません!
というわけで、僕がこれまでにやった
歴代のトイカメラ作品の個展は
すべてハレパネで仕上げて来ております。
(美術品としての価値は額よりも数段下がるのが惜しい。。。)
今回は前回の吹雪手帖でも書いたように
堅くて薄い素材でしっかりと平面を保持された写真を展示したかったのですが
予算と残りの作業時間の関係で断念!
というか、展示物の厚みが「それほど重要でない」という結論に達したので
慣れたハレパネで製作する事に急遽方針転換してみたわけです。
安易なつまづきで方針転換することはダメですが
最初に決めた方針に固執するあまり、
結果的にクオリティを下げてしまうこともありますから
みなさんも時間がない時は別の突破口を考えましょう!
余談でした。とっとと作業しますっ!
以前に出力しておいたカラーコピーは
A3の中に何枚も写真を並べてあるので
1枚1枚の写真に全部いったん切り離します。
なぜこんなことをするかというと。。。
こういうように組み合わせて貼ることにより
ハレパネの消費量を減らすことができるからです。
今回も本来なら7枚半必要な所を
6枚で済ませてしまいました!
写真1枚1枚が小さくなってハレパネへ貼り易くなる、
というのもメリットの1つです。
で、これをカッターと定規で切り取っていきます。
A2サイズのまま切り分けるのはタイヘンなので
おおまかなパーツに分けてから作業しましょう。
さきほどのA2パネルが展示物に早変わり!
ってなわけで2時間ほどかかって作業終了。
天まで届くハレパネタワーってカンジです。
あとはA1サイズの特大パネルを1つ作るのみ。
つまり、展示物の大半が今回の作業で完成したわけです。
これで残りの作業がイッキにラクになりました。
どうノンビリやっても楽勝で搬入を迎えられそうです。
なんせあと2週間も残ってますからね。。。
余った時間でさらによりよい内容にするアイデアを練ることもできます。
何事も早め早めの準備が肝心!ですね~