吹雪手帖その10

吹雪手帖その10
「特大を貼る」
個展の搬入を目前に控え、
ますますヒートアップする吹雪手帖ッ!!!
先日、ナニワカメラで依頼したA1サイズのプリントが仕上がりました。
仕上がりはまずまず。予定通り今展のメインとして使います!
このプリントは木製パネルを加工したものにマウントします。
こういうデカイのはマットにプリントを仕込んで、
それを木製パネルに貼るのがよくあるパターンだと思いますが、
マットは付けたくないんです!
かといって、木の板にそのまま貼るのは作品の保存性を考えるとコワイ・・・
両面テープで貼る場合だと、テープ痕や湿気の影響が出そうです。
スプレー糊を吹き付けるのも、均一にするのがなかなか難しそう。
いちどこのプリントをドライマウントして、
それを木製パネルに貼るのが得策のようです。
それはつまり、A1サイズのハレパネに写真を貼る、ってことです。
ぎゃあああーーー!
それはオソロシイ・・・
展示の設営で日常的にハレパネを扱っていますが
大きさはA3ぐらいまでが関の山。
昔やった個展で50センチ角をしたことはありますが
もう二度とやらない!ってぐらいコワかった~!
でもまあ、吹雪がやらねば誰がやる、ってことですので
やりましょう。

20070419-1.jpg
ハレパネは「貼りしろ」があるので
規格よりも大きく、長さ910センチです。。。。
でも幅は2センチほど余裕があるだけで、
貼るモノが長いだけにカツカツなんですわ~
貼り始めが数ミリ傾くだけで、最後の方はハレパネからハミ出でます!
A3ぐらいまでならいきなり剥離紙を全部剥がして、
写真を端から徐々に貼っていくのですが、
パネルもプリントもデカイのでそういうわけにはいきません。

20070419-2.jpg

とりあえず、剥離紙の中央部分を3センチ幅で切り取ります。

20070419-3.jpg

貼る位置を決めてプリントをテープで仮止めし、中央部分だけ貼ります。
作業がしやすいように、ハレパネごと壁に吊るしました!
普通に机の上で作業をしてたら、片手は紙がハレパネにくっつかないように
ずっと引っ張ってなきゃいけないので、なかなかタイヘンなんです!

20070419-4.jpg

壁に吊るして作業すれば、紙は重みで垂れ下がるので
予期せぬ所でくっつくトラブルは避けられます。
両手を使って、空気が入らないように、中央から両端へと
なでるように貼っていきます。

20070419-5.jpg

上半分が貼り終わりました。
空気が残った所はピンでつついて空気を抜きます。
あとは上下ひっくり返して同じことをすればヨシ!

20070419-6.jpg
てなわけでドライマウント完了!
字で書いたら長いですが、所要時間は4、5分ってとこでした。
この工程が終わっただけで、居酒屋で打ち上げしたいとこですが、
これでまだ完成ではありません。
コイツを貼る木製パネルもちょいと加工します。
それは、まあ明日だ。。。(笑)