ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その7)

ギャラリー・アビィ作家列伝2012(その7)
○伸之助さん(今期9回出展)

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「赤外線写真家」としての作家活動がすっかりお馴染みの伸之助さん。
昨年はカラー赤外線写真にも取り組み、さらにその世界を広げました!
ー 今年の写真活動はいかがでしたか?
今年はご近所のビーツギャラリーさんで赤外線写真をテーマにした「赤光」というグループ展に何度か参加させてもらいました。
自分1人でやっているのと違い、機材や感性の異なるいろんな人の赤外線写真を見て、「これは負けてられない」と!
もちろんそれをマネするのではなく、自分独自の手法をさらに突き詰めて極めていきたいですね。

ー 今年はカラー赤外/モノクロ赤外いろいろ使い分けがありましたね。
最初はモノクロ赤外しかやってなくて、昨年は個展「惑星アンチクトン」に向けてカラー赤外ひとすじ。モノクロ/カラーでカメラがそれぞれ異なりますので、どちらかだけをやってるうちはよかったのですが、今年は両方でしたから機材が多くて大変で。片方だけに割り切るのも必要かなと思います(笑)
ー 赤外線写真の人がすっかり板に付きましたね!
赤外線写真というと「盗撮」みたいなイメージがありますので、それがだいぶん払拭されてきたと思います。今や、人から頼まれて撮る時以外は、全部赤外写真です(笑)これから、自分でも動いていって、赤外線写真愛好家の輪を広げていきたいですね!
ー それでは今期お気に入りの展示を1つあげてください。
「手にとる写真展●6」の作品です。

しんのすけ作品.jpg
「大阪・港めぐり」
モノクロ赤外写真を白黒テレビの画面に見立てて、ドールハウスの中にピンセットで摘んでみるような小さい写真を置いてみました。見せ方のコンセプトとか考えて取り組んだので印象に残っています。
赤外線写真に本気で取り組むキッカケになったのも、何年か前の「手にとる写真展」の時なので、この企画には思い入れがあります。

・・・・
来年5月にはアビィで3度目の個展も予定している伸之助さん。今度はどんな世界を赤外写真で見せてくれるのでしょうか!?今年で4回目の参加となるオールスターズ戦の作品に目が離せませんね!
それでは、伸之助さんの出展作品にご期待ください!