作家列伝2010(その14)equalさん

ギャラリー・アビィ作家列伝2010(その14)
○equalさん(今期4回出展)
写真作品が9割を占めるアビィの中で
東京から参加のequalさんは
絵画作品での出展がメインです。
今年からは写真作品の発表も手がけ、
ライブペインティングや音楽など
幅広いジャンルで活動なさっています。
全国各地で個展・グループ展も精力的に開催し、
すでに超実力作家!その才能の根源に迫ってみます。
ーまずは自己紹介をお願いします

equal.jpg

equal(イコール)です。東京に住んでいます。
生まれは埼玉、東京育ちの27歳です。
equalは自身の作家名及びプロジェクト名ですが、
お気軽にKaz(カズ)と呼んでください!

ー作家歴は?

絵画のほうは小学校に入った頃からなので20年やってます。
写真は去年の10月からなので1年ちょっとです。

ーアビィに参加し始めたキッカケは?

東京のギャラリーで作品を出展していた時、
ギャラリーに設置されてた写真雑誌『PHaT PHOTO』を読み、
大阪のギャラリーの特集ページの中に
アビィさんが掲載されていて目に止まりました。

ーおおお、そうだったんですね。ご縁が繋がって嬉しいです!

ちょうどその頃は、東京のみの展示活動をしており、
他の地域にも広く自由に出展したいし、
もっとたくさんの方々と触れ合いたいという思いが強く、
掲載されてたアビィさんをインターネットで調べて、
実際に東京から新幹線に乗って下見をしに行ったら、
すごくいいギャラリーで、大阪への第一歩という意味も含めて
出展したいと思いました。

ー東京からわざわざ展示場所の下見にいらっしゃった時に、
 この人はすごい!と僕も思いました!
 今は東京・大阪以外にも全国各地で活動を展開なさっていますね。
 
今年は12ヶ月続けて、
東京、大阪、愛知、奈良、北海道、沖縄と
至る所で展示をさせていただいた中で、
自分のアートを自由に表現できて、
たくさんの方々と触れ合うことができました。

ーまさに日本縦断の大活躍ですよね~!

僕が創作活動をずっと続けることができるのは、
僕がアートが好きだからだけではなく、
たくさんの方々が支えてくれているおかげなので、
今後も皆さんに恩返しをしながら創作活動に努めていきます。

ーどんなにネットが発達しても、最終的には、
 人と人が大事なのは変わらないと思います。
 ホント、素晴らしい考えをお持ちですね!
 写真と違って、制作に時間のかかる絵画作品で
 この勢いで展示なさっていて、パワーを感じます。

画材は主にホルベイン社製の
アクリル絵の具(不透明性)を使っています。
ほかには世界堂の油絵の具と三菱のポスターカラーですね。
キャンバスに筆やナイフ、スポンジ等を用いて描きます
よく描くのは、風景や鳥をモチーフとした抽象画や
点、線、円、面を散りばめた抽象画です。
アート系のイベント等ではポスターカラーで
ライブペイントもしちゃったりします!

ー今年に入ってからは写真作品も手がけておられますね。

HOLGA120GCFNを使って写真を撮っています。
実はアビィさんの影響でHOLGAを始めたんですよ~!
写真と絵画を組み合わせてみたり、別々の作品として出したり。
東西のHOLGA EXPOにも出展しました。

ーequalさんの写真作品も、写しているモチーフが、
 絵画作品と共通するところがあって、
 絵筆のようにレンズとシャッターを使っている感じがします。
 それでは今年の出展作品からお気に入りを1つ!
「ナツいろ5」の出展作品の中の1つです

equal_pic.jpg
「on the wave」
僕は8月生まれでありながら、実は夏が暑くて苦手です…。
でも夏の作品を多く描き、必ずお祭りに行くという矛盾(笑)
この作品は海と太陽を抽象的に描いてます。

いつも穏やかそうな佇まいながら、
自身の活動を熱く語って頂いたequalさん。
実質的には写真がメインのアビィの中で、
絵画作品で圧倒的な存在感を示しています。
今年の参加メンバーの中でも
強い実力を持つ作家さんのおひとりです。
それでは、equalさんの出展作品にご期待ください!