今という時代の証左、イーラ

まずは企画グループ展「押し入れカメラpart2」が日曜日で無事に終了いたしました。会期中ご来場頂いた皆様、まことにありがとうございました~!

ほのぼのとしたエピソードもあれば、人生の悲哀を感じるエピソードもあり、家族や親類からカメラを譲り受けるということは、たんに道具としてのカメラだけではなく、そのカメラを携えていた人たちの物語も受け継ぐことになるのだなと感じました。

毎年の恒例展示・・とするにはなかなか難しいテーマですが、いずれまた開催出来る時が来るかもしれません。あなたのおうちにも「押し入れカメラ」が眠っていませんか?ぜひ使ってあげてくださいね!

さて本日からは吹雪大樹写真展「イーラ/ERA reel-12」を開催します。アビィ代表・吹雪大樹が2019年から取り組む個展シリーズの第12弾です!

2028年秋まで全22回の予定で10年間展開する個展シリーズ。今回は今年3月中旬から9月上旬までに撮影した写真から32枚をセレクトして展示いたします。

1つ1つは作者の雑多な私風景にすぎない写真ですが、ひとりの凡人が生きた証左でもあります。個々の小さな時代が集まって、大きな時代のうねりになっていくのです。

そんな試みがこのイーラというシリーズ。遠い未来の誰かに届けばいいなと、瓶に手紙を入れて波に委ねるような気持ちです。皆様にご覧いただけたら嬉しいです。