作家列伝2007/ミズグチミホコさん・大崎テツアーノさん

*吹雪手帖その20~31において掲載した
 作家列伝2007をあらためてカテゴリ分けした記事です。
「ギャラリー・アビィ作家列伝2007」
 ~ ミズグチミホコさん・大崎テツアーノさん ~
各所で話題?をふりまいている年末大一番!
ギャラリーアビィ・オールスターズ戦を間近に控え、
毎週ギャラリー・アビィの壁面を彩る
企画展作家のみなさんを吹雪手帖でご紹介!
作品は観た事あるけど、どんな人か知らない!
というお客様は必読の連載デス!
毎回、おふたりずつご紹介します☆


ギャラリー・アビィ作家列伝
(1)ミズグチミホコさん
ギャラリー・アビィ作家列伝・記念すべき第1回は
もちろんこの人に登場して頂くしかないだろう!
この1年間で企画展に18回も参加したミズグチミホコさんである。
月に1度はアビィの出展者リストに名前が絶対登場するという
企画展参加作家さんの中では間違いなく有名人!
しかも32回あった企画展のうち18回に参加という事は
2連チャン、3連チャンは当たり前!
打率に換算すれば5割以上。
イチローでさえ4割超えないのだから
いますぐにでもメジャーで打てる実績だ!
おまけに毎回、企画ごとに撮りおろして
作品集もキッチリと作るという力量の持ち主。
撮影と写真選択の集中力がとても優れているに違いない。
特に今年の5~6月は、肺炎&骨折という災難に見舞われながら、
2周年記念展とトイカメラ月間3週連続参加という離れ業をやってのけ、
かつて広島カープで鉄人と言われた衣笠選手(骨折しても試合出場)にも
負けずとも劣らないバイタリティも備えている。
しかしながら、直接お会いしたことのない方も多いと思うので
先日ご来場のおりに直撃インタビューを試みた!

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○おなまえ
 ミズグチミホコ
 静岡県出身・樟葉在住
○年齢
 永遠の27歳
○写真歴は?
 人に見せる事を考えて撮り始めてからなら2年少々。
 最初のシャッターは20歳の頃。
○好きな被写体は?
 街角
○よく使うカメラは?
 デジタルカメラ(コンパクト&一眼レフ)
○この1年間にアビィで発表した中での自信作は?
 トイカメラ月間2週目のポラロイド写真

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タイトル:「遠雷」
なんでこんなトコ撮るの?独特の世界観の写真。
しかし眺めているうちに、写真に隠されたキーワードに気付いたが最後、
ミズグチミホコワールドに引きずり込まれて抜け出せなくなる。
そんな魅力を持つ作家さんです。
今後の新作にご期待ください!


ギャラリー・アビィ作家列伝
(2)大崎テツアーノさん
「決定的瞬間」という言い回しがある。
テレビ番組などでは”衝撃映像”のような意味合いで使われているが
そもそもはフランスの写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンが
1952年に出版した写真集のタイトルだ。
大崎さんの作品を見るとき、
僕の脳裏には必ずその言葉が浮かぶ。
日常の光景に時おり姿をあらわす「あり得ない瞬間」を
いち早く見抜く大崎さんの眼力は一級品だ。
普通の人ならカバンからカメラを探り出すあいだに
消えてしまうようなシャッターチャンスも逃さない。
大崎さんはまさにスナップショットのハンターである。

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○おなまえ
 大崎テツアーノ
 千葉県出身・兵庫&鹿児島育ち・尼崎市在住
○年齢
 40歳
○写真歴は?
 1989年5月か6月頃から
 展覧会での作品発表は2005年より。
○好きな被写体は?
 スナップ撮影
○よく使うカメラは?
 フィルムコンパクトカメラ
 かつての愛用はPENTAX SP(一眼レフ)
○この1年間にアビィで発表した中での自信作は?
 続●黒白冩眞展覧会の作品

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タイトル:「午後の瞬き」
大崎さんが捕まえる「決定的瞬間」には
思わず笑ってしまうようなユーモラスな物が多い。
クールになりすぎず、人間味あふれる視点で街を切り取る。
実はもうすでにあなたの姿も
大崎さんの作品の一部になっているかもしれない!?
今後の新作にご期待ください!

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