デジタルカメラで針穴!

プチ・アビィひとり展シリーズ第3弾は
篠原幹尚さんの「針穴deスナップ」を開催します。

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針穴写真と聞きますと、一般の方がイメージすることは、
中判のポジフィルムを入れた針穴カメラを
三脚に据え付けて長い時間撮影して、
動いている物が消え、静止したものだけが写る世界・・・
というような感じではないかと思います。
ところが、篠原さんの針穴写真は
そんなステレオタイプなイメージを覆す驚きの世界なんです!
みなさんもご存知のデジタルPEN・EP-1に
ゾーンプレート・ピンホールプレートを取り付け、
デジタルなのに針穴をやっちゃいます!
フィルムでは使わないような高感度にカメラをセットし、
シャッタースピード25分の1秒程度まで上げると、
カメラ内の手ブレ補正機能も用いることにより、
針穴カメラなのに手持ちでスナップ写真が撮れます。
でも、写っているその様子は針穴写真のビジュアルそのもの。
いままでフィルムを使った針穴写真では出来なかった
色々な事が可能になるという方法です。
お遊びでデジタル一眼レフでちょこっと針穴写真・・・
というのをやってみた方は多いと思いますが、
既成概念にとらわれず追求していくことにより
こんなに新しい写真表現を見つけ出した篠原さんは
なんと今年で70歳という・・・その気持ちの若さに脱帽です!
今回は子供の姿をテーマに、なんとも言えない雰囲気の、
とても面白い写真を展示いただいております。
6月26日までの開催です。みなさまお見逃しなく!