針穴写真の面白さを伝える

まずは前開催「トイカメラ写真月間2010」が
日曜日をもちまして無事に終了いたしました。
3週間にわたる熱きトイカメバトルの数々を
多くの皆様にご覧いただけましたことを感謝いたします。
とくに3週目「トイカメラバトルロワイヤル」は
この6年間の中でも最も盛り上がった感じで、
なんと19名の大所帯による展示に加え、
土日だけでも110名を超えるご来場があり、
これまでマイナーだったメインストリーム以外の機種にも
いまや多くの方の注目が集まっていることを感じました!
この3週間の開催を通して今年も改めて認識したのは、
やはり大事なことは「何を撮るか」ということです。
トイカメラを使うことが目的ではなく、
自分の表現したいことを実現させるために
どんなトイカメラが必要であるか?
それを考えることが、製造メーカーの想定を超えた
斬新な作品を生み出す原動力となり、
トイカメラによる写真表現の可能性を
広げることに繋がるのです。
世間では、もうトイカメブームも終わったか?
という感じ(笑)かもしれませんが、
確実に1つのジャンルとして、
さらに力強く根付いているのは間違いないです。
ベテランユーザーの方はもちろんのこと、
今年の開催で初めてトイカメラに触れた方にも、
写真の夢を広げるトイカメラの世界の可能性を
さらに探っていただければと思います!

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さて、本日からは「はりあなデイズvol.1」が始まります。
針穴写真をこよなく愛する8名によるグループ展です。

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針穴カメラとは、密閉された箱に針の先で小さな穴を空け、
(その直径は0.3~0.02ミリ!)
そこから光をゆっくり通して撮影するという、
レンズも絞りもない最も原始的な構造のカメラです。
今回はフィルムを使う手作り針穴カメラや
市販の針穴カメラはもとより、
デジタルカメラを使う針穴写真まで登場!しております。

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針穴写真のお手本のような正統派作品もあれば、
見たこともないような超ワイドサイズの作品や、
針穴写真のイメージを覆す仕掛けの写真もあったり、
ひとくちに針穴写真といっても、実に様々な手法があるのだなと、
搬入で作品を拝見しながら、やたら感心してしまいました!

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日曜日までの開催となっております。
お見逃しなく~!