まずは前開催kanaho*写真展「家族の証跡」が
日曜日で無事に終了致しました。
ご来場頂いた皆様、まことにありがとうございます。

音信不通の父を２０数年ぶりに訪ねるための旅。
前半は曇り空の車窓が８枚並び、気が重い時の時間の感じ方や、
遠くへ向かっているということが表され、印象的でした。
後半は晴れ間の光が差し込み、どこかの駅や町を訪れます。
しかしそこからすぐに、作者はそっとバスに乗って帰ります。
父に会ったのか会えなかったのか、そこは描かれません。

たった一日だけの旅で撮った写真を時系列に並べての展示ですが、
旅で出会った１枚１枚の事実をどのように抜き出して見せるかで
自分自身の感情の揺れ動きを見事に表現してくれました。

伝えようとすることよりも、
結果的に「伝わってしまうこと」の強さを
感じずにはいられない個展だったと思います！




さて、本日から武田恭治× 石沢里佳写真展「晴女 雨男」が始まります。
写真がきっかけで知り合い結婚したお二人。
南船場の各ギャラリーでもお馴染みの作家さんですね。



初めてとなる夫婦揃っての展示は「お互いを撮った写真」がテーマ！
旦那さんは奥さんの写真を、奥さんは旦那さんの写真を展示します。



ドラマチックな瞬間もあれば、思わず笑ってしまう表情も！
日頃からお互いをたくさん撮っているこそできる展示ですね。



土曜の夜は持ち寄り制のパーティーも開催予定です。
みなさまのご来場をお待ちしております。お見逃しなく！