河原ひわ 写真展
柔らかな日々
〜祖母の遺した短歌より〜
2026年5月13日(水)~5月17日(日)
12:00~19:00(最終日は18:00迄) / 入場無料 / 月火休廊
3年前の夏、久しぶりに実家に帰って掃除をしていたところ偶然に祖母が生前に創っていた短歌集を見つけた。祖母とは一緒に暮らしていたこともあり、懐かしく思いながら読み始めると昔のことが少しずつ蘇ってきた。
祖母は視覚に障害があった。大きな文字だけかろうじて読めたと思う。詳細は分からないが、終戦直後の混乱の中で頭部に怪我をしたことが原因の一つと聞いた。
そのために祖母はなかなか家から出られない生活をしていたが、四季の移ろいや家の中の少しの変化に気づくのが家族の中で一番早かった。そして、その日の庭の様子や家の中の出来事を祖母に伝えるのは私の役目だった。
祖母の短歌にはそうして伝えた庭の様子や、日常の場面、私の知らなかった祖母の一面も詠まれており、新たな祖母を知った嬉しい出来事でもあった。
今回は当時を思い出しながら撮影した写真と、祖母の短歌集の中から12点を展示する。
●短歌について
祖母は独学で短歌を学んで創作していたが、昭和50年代から10年間ほどの間は、地域の短歌の会に参加して指導を受けたり仲間と発表をしていたようだ。
今回見つかったのはその間に詠まれたもので、数は100首ほどである。
●作者プロフィール
河原ひわ(かわはら ひわ) 兵庫県在住
2010年頃より写真の勉強を始める。2023年からギャラリー・アビィの一般公募展にて祖母の詠んだ
短歌に写真を組み合わせた作品を繰り返し発表している。このテーマでの個展は今回が初。
●会場風景