天知輝夫写真展
白色の向こう側
2024年11月13日(水)~11月17日(日)
12:00~19:30(最終日は19:00迄) / 入場無料 / 月火休廊
書に親しむ友人から「宇宙の全エネルギーの96%を暗黒の物質やエネルギーが占めるらしい」と教わって、モノクロ写真も全ての色が混ざった状態と聞いたなあと回想しました。
最近、家の周りで黒いカラスに混じり白い(アルビノ)カラスが現れ、仲違いもせず仲良くしているのを見て色々と学ばせてもらっています。
黒から白へ。そして花の中には雨に打たれると透明になるものもあることを知りました。
私は2003年に私家本「能面風姿」を出版しました。能楽の世界では主人公があの世から帰ってくる物語が多いのですが、登場人物は本来「透明」かもしれません。私の能面写真も透明化に挑戦しました。
黒から出て、白も生まれ、白髪になった白色もさらに脱色し自然消滅!透明の世界へと宇宙は回っているようです。後戻りできるのは能楽の世界だけ?
今回の個展では近年に制作した様々なコンセプトでの作品およそ20点を展示予定です。また上記友人から数枚の書もお借りして展示いたします。
●作者プロフィール
天知輝夫(あまちてるお)
1939年兵庫県(西宮市)生まれ・滋賀県在住
西宮市の私学、甲陽学院高校卒業。
京都・コンタックス645クラブ、橿原神宮前・フォトAzur 片岡司教室に所属しておりました。
現在は滋賀県・スクランブルフォトの会に所属しています。
<これまでの個展>
2008年「能面生(な)る」京セラコンタックスサロン
2013年「花は半開 酒は微酔(能面展)」京都ロイヤルホテル&スパ
2015年「平家物語鎮魂抄」ザ・ターミナル京都
2017年「だんじり木彫り師の映像」PhotoGallery 壹燈舎
また、2010 ~ 2019年に京都・ギャラリー繭にて、さくら展などの企画展に参加