亀島瑠李 写真展
目の便り

2023年2月1日(水)〜2月5日(日)
12:00~19:30(最終日は19:00迄) / 入場無料 / 月火休廊


想像で変えられた状態で人は誰かの頭の中にいる。
風呂場から、きつく、いやなにおいがした
においの先には、祖母のまるくなった背中があった
一方向をじっと見ている姿は、私の記憶にないものだった。
それが怖くて、私は二階に逃げた。
私を向いていない目は、寂しさよりも怖さを与えた。
息が止まってからよりも、死を流していたと思った。
見る、という中にある意識が、最後の一年
それまでと異なっているような感覚を受けた。
見る-見られる・見る-見るの関係性。
色々なものが薄れていく中で、残り繋がるものは目だと思った。
どこかに向いていく祖母の目と私の目を重ねることにした。
重ねることは想像してみること。
確かめようのない遠い意識と目の記憶を、ここに寄せる。

(作者より)


●展示写真について
2021年から2022年に撮影した実家とその周辺の写真。フィルム・デジタル撮影。インクジェットプリント。


●作者プロフィール
亀島瑠李(かめしまるり)2000年愛媛県生まれ。徳島県在住。
生と死・人間の存在をテーマとし写真を手法に作品を制作。今回が初めての個展となる。