高畑和浩写真展
「ぶさお」
2014年12月10日(水)〜12月14日(日) / 12:00〜19:30

数年前、とある山に生きる猫達の姿を追い続けていた頃、ある日、普段のように撮影していると、茂みの中から突然、何とも言えないインパクトのある風貌をした猫が、私の前に姿を見せた。それが「ぶさお」との出会いである。

見た目は、お世辞にも美猫とは言えないが、今まで見た事のない姿、仕草や行動に衝撃を受けた。それ以降、私は「ぶさお」に魅せられ、彼を追い続ける事にしたのである。

新入りの猫でありながらも、物おじせず古株の猫たちのテリトリーを自由に行き来し、そして広い山の中を縦横無尽に徘徊、どんな人間でも愛想を振りまく、怖いもの知らずの自由猫「ぶさお」。

私が今まで撮影した猫の中で、彼は間違いなくもっとも興味深い存在なのである。



●展示写真について

山に生きる猫「ぶさお」の日常を追った写真の中から、カラー作品約15枚を展示予定です。


●作者プロフィール


高畑和浩(たかはたかずひろ)
1975年2月大阪生まれ/大阪在住/39歳

祖父が生前に愛用していたマニュアルカメラを自宅の押し入れで発見した事がきっかけで写真を始める。海外では主にミャンマーの村の子供達や人々の暮らしを中心に、日本では外猫を中心に撮影。2007年の大阪写真月間「写真家150人の一坪展」にて展示活動をスタートする。


○これまでの個展
「生きる 〜ある山に生きる猫たちを追い続けた五年間の記録〜
(2011年/ギャラリーアルテスパーツィオ・大阪梅田)

そのほか、ナダール大阪やギャラリーアルテスパーツィオの公募展に多数参加。アジアを旅する写真仲間達とともにグループ展も定期的に開催している。今回が2回目の個展となる。


(会場風景)