北村光太郎×水池葉子 二人展 「Parallel 〜両隣の異世界〜」 2013.12.4 -12.8 / PM12:00 - PM7:30
・・・世界が分厚い本の1ページだったとする。我々の世界の1ページ隣の世界ではあらゆる物が全て同じだが、ただ1人だけ靴下の色が違う。そのまた1ページ隣の世界は靴下とネクタイの色が違う。ページが遠くなるにつれ、差異は大きく広がっていく・・・ そんな風に少しずつ変化した世界が無数にあるとすると、隣のページへの境界は、何気ない日常やふと通り過ぎる街角の風景の中にあるのではないか。 二人がモノクロとカラーで撮った作品達は、見る人をその狭間に立たせることで、日常の傍らにある異世界へいざないます。
●展示作品について 普段、我々が見落としがちな異世界をモノクロとカラーで表現します。北村は主にモノクロ、水池はカラーで写真を撮っていたのですが、似た様な視点で、日常の向こう側にある世界を見ていたことに気付きました。その二人が表現する、現実とは少しだけ異なって見える世界を展開します。 モノクロ写真約15枚(インクジェット、暗室プリント)およびカラー写真約15枚(インクジェット)を展示予定です。 ●作者について ○北村光太郎/1971年大阪生まれ 幼少期より父親から、フィルムカメラの取り扱い方を学び撮って遊ぶ。美術作品、アート作品鑑賞に興味を持ち、海外生活の刺激も加わってカメラを用いた写真表現に興味を持つ。特に被写体の本質を捉えるモノクロ写真に興味を示す。メインはモノクロだが、単に撮るだけではなく、白黒で浮き彫りにされる被写体の存在感を物理的に残しておきたいことからモノクロフィルムをメインで撮影。現在哲学性を含めた写真表現を展開・研究中。 ○主な出展歴 ギャラリー・アビィ 「オッサン魂」 ギャラリー・アビィ 「でかフォト●6」 BEATS GALLLERY 「大大阪展」 (作者Blog) http://www.lucifer-alpha.net/ ○水池葉子/1973年広島生まれ 高校時代に写真に興味を持ち、学校行事の際の写真撮影に積極的に取り組む。その後写真からは遠ざかっていたが、6年半の海外生活を経て、写真への情熱が復活、2010年よりフォトピア写真教室で写真技術と表現について勉強中。写真雑誌「PHaT PHOTO」誌上写真コンテスト3位 他入選多数。スナップ写真を主とし、写真のドキュメンタリー性にはこだわりがある。 ○主な出展歴 ギャラリー・アビィ 「トイカメラ展」 ギャラリー・アビィ 「夕暮れイロ●5」 ギャラリー・ナダール「STEP展」 Monogramギャラリー 「ポケデジSQ70写真コンテスト2013優秀賞作品展」 (作者Flickr)http://www.flickr.com/photos/mizunohako/
(会場風景)