針穴カメラ写真展

「はりあなデイズ vol.1」

2010.6.22 -6.27
PM12:00 - PM7:00

●開催にあたって

今回「はりあなデイズ」に出展する8人は日本針穴写真協会関西支部で活動を共にしているメンバーで、情報交換・作品発表等を通してお互いに技術や表現の向上を目指しています。
ゆるやかな時間の流れを写し込む針穴写真に、それぞれの個性がプラスされた独特の世界。針穴写真の持つ魅力を楽しんでいただけたら、と思います。


●作者プロフィール

○大前善規
明治期のレンガ造りの建物に魅力を感じます。自作のピンホールカメラで撮影しています。

○岡本芳樹
特に追いかけている題材があるわけでありませんが、気になるシーンにカメラを向け、シャッターを開け、どんな写真が撮れるかを想像しながら、頃合いを見てシャッターを閉じる、という行為自体が好きでハリアナ写真を撮っているような気がします。

○衣川あつし
レンズから解放されて、向き合う方がいい時もあります。そう、撮りたいものが見えてくる。いいえ、Objectsが語りかけてくれるのかもしれません

○篠原幹尚
オリンパスペンEP-1の発売と同時に、針穴とゾーンプレートを作成し、針穴スナップを始めました。手持ちでの撮影、今までに出来なかった針穴写真を撮ることができるようになりました。主に京都の祭り・風物などを撮っています。

○瀬野里美
消えていく記憶は、いつもモノクロの風景となって胸の奥に沈殿する。夜明け前に見た夢の名残。古い館にひそむ気配。そんな声なき声を写しとること、それが私の作品のコンセプトである。

○ハヤシカズエ
ポジフィルムで撮影し、ネガ現像する手法(クロスプロセス現像)で作品制作をしています。おもな被写体は花や樹木です。

○森脇 順
絵を描く感覚で、イメージしたものをカメラに収めています。まだ実験の繰り返しの段階で、被写体を自分で創作したり、撮り方を工夫しながら、私なりの写真を探求しています。

○吉田満利
モノクロフィルムで撮影。街歩きでレトロな風景が気になります。朽ちるもの・汚れた壁・古ぼけた配管・サビ・日常の一瞬などを撮影しています。


(会場風景)