岩田希・日浅佑美 2人展
(写真と空間デザイン)

第1回JIMAN展

2010.2.23 - 2.28
PM12:00 - PM7:00

私は女の子が好きだ。

モデルでも芸能人でもない普通の子も、キラキラしていてふわふわで、強く、時に脆い。大人でも子どもでもない。そんな彼女たちが好きだ。

ふと見せる一瞬の表情、仕草に目を奪われる。その瞬間、私はシャッターを切りカメラにおさめる。すると、その瞬間の彼女は私のもの。私だけの宝物。

そして宝物とは自慢したくなるもの。

そこで私は私の趣味をより理解し、見せるということを意識している友人をよんだ。

2人がかりで力いっぱい自慢する展示。どうぞ、見せびらかされに来てください。

(日浅佑美)

●開催にあたって

高校時代は似た価値観を持ち、同じような写真を撮っていた。別々の大学に入り、別々の生活がはじまり3年。いつの間にか写真を撮る側と見せる側になった。

あの頃は女の子が好きなだけだった。
あの頃は見せるなんて意識なかった。

この離れていた3年間は、消して小さなものではないはず。変わったこと変わらなかったこと、良くなったこと悪くなったこと、それを感じ合うための展示会です。


●展示方法について

植物をかたどったシートや照明器具などでギャラリー室内を装飾し、「日常の中での、きらっとした瞬間」の写真を壁面へ設置します。ギャラリーそのものが写真の支持体になったような、「考えずに感じる」展示空間です。「誰もが経験した原風景」として五歳児の目線で見た世界を作りました。アビィという小さな場所を効果的に使ったインスタレーションを体験できます。(岩田希


●作品について

モノクロ写真・11×14を13点


●作者について

広島市立舟入高等学校写真部で出会う。
腰にプーさんをつけていた岩田に日浅が興味を持ち、
今日まで関係が続いている。

岩田希(見せる側の人)
 1988年8月生まれ・広島出身
 武蔵野美術大学空間演出デザイン学科所属

日浅佑美(撮る側の人)
 1988年2月生まれ・広島出身
 大阪芸術大学写真学科所属
 今までの展示
 ・グループ展「さなぎ展」
 ・須田ゼミ3回生展「Spy-その視線は-」
 ・大阪ウォークにてバラ園の写真出展


(会場風景)