人のつながりを支える、実はほんのかすかでささやかなこと。
人と人はひかれあう時、出合うきっかけとか、趣味が合うとか、話が合うとか、そういうのよりももっと、口にも上らないような、ほんの些細なことが僕らを結びつけるのかもしれない。
サラリーマン
バーテンダー
ヒットマン
仕事も生活のサイクルも、まったく違うバーで出会っただけの三人。
けれど、一見ばらばらな三人にこそ、ささやかでかすかな何かが、
たとえば、
きっと、
僕らはアイロンでわかりあえる
「スタジオでアイロンをかけている所を撮ろう」という至極どうしようもないところからスタートした。けれどそのシーンがあったからこそ、この物語が生まれたように思う。
「写真が物語を呼んで、そして物語が呼んだ写真を撮る」というのは初めての体験でした。ちょっと懐かしい群像劇のような組写真に仕上がっていると思います。 |