ギャラリー・アビィ作家列伝2013(その16)

ギャラリー・アビィ作家列伝2013(その16)
○佐藤 柊さん(初参戦/今期4回出展/個展1回)
4月の「巡る流体」が初個展だった佐藤さん。アビィは昨年11月からの参加。独自の視点で世界を解釈し組み立て直す作風が魅力です。ファンの多い作家さんです。
ーまずは自己紹介をお願いします

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佐藤 柊です。大阪生まれの大阪育ちです。最近、28歳になりました。
ー写真歴は?
高校時代に携帯カメラで写真を撮り始めてから、コンデジ→デジタル一眼レフ (canon 40D)と徐々に撮る機材を増やしてきました。展示は自分と向き合う為に、2011年からはじめました。
ーアビィに参加し始めたキッカケは?
偶然DMを見つけて、吹雪さんの展示(2012年/焦げる風景)を見に行ったのがきっかけです。アビィが持つ、ちょっと引き込もった感じの雰囲気がとても落ちつくなぁと感じて。大好きな場所です。
ーよく使うカメラは?
Canon 7D、LOMOKINO、VQ1015 entryなど。今回は、初心に戻って、iphoneで撮影→現像した作品を出展予定です。何の機材で撮っても、どの媒体で表現しても、私の一部である事が伝わる作品が作れたらと思っています。
ー好きな撮影モチーフやスタイルは?
風景、街、動植物、影などを被写体にすることが多いです。以前は、衝動に任せて撮ることが多かったのですが、ここ一年くらいで、先に降ってきた言葉やイメージに沿って撮影することも、徐々に増えてきた気がします。今の共通テーマは、何かとの別離なんだろうなと分かってきました。
ー4月に初個展を終えた感想はいかがですか?
個展を経て、今まで無意識に追っていたものの中に共通点が見出せた事で、過去の自分の延長線上に、今の自分がきちんと立てるようになった気がします。自分が『いい』と思える感覚を、以前よりも素直に信じられるようになりました。
来年は忙しくなりそうなので、その分、手軽に撮れる機材での作品を発表していこうかと。手段を選ばずに作品を作る自信が持てたのも、個展での経験が大きいです。
ーそれでは今年の出展作品からお気に入りを1つ!
「ブレたりボケたり●3」の作品です。

さとう作品.jpg
「ネガティビティ・バイアス」
クールで皮肉っぽい感じが気に入ってます。
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それでは、佐藤さんの出展作品にご期待ください!