写真という名の鏡

まずは前開催・あっさむ写真展「smile」が
日曜で無事に終了いたしました。
週末は悪天候にもかかわらず、
ほんとうにたくさんの方のご来場をいただき、
まことにありがとうございました。
日ごろから、いろいろなカメラを使って
いろいろなモチーフを撮影してきたあっさむサン。
企画展のために撮り下ろしたり、
手持ちのものからテーマに合う写真を探したり、
そういった取り組み方から発展していく「個展」というカタチを
1枚1枚違った額縁に写真を入れて表してくれました。
パッと見るといろんな人の作品が集まった企画展のようだけど、
しかし写真のトーンやモチーフの選び方に統一感があり、
間違いなく1つの世界観を示しているという不思議な展示風景に
ビックリなさった方も多いと思います。
日々の暮らしの中で、ちょっとしたことだけど
なんだか微笑ましい出来事を見逃さずに
1つ1つ大事に写し撮っていくそのまなざしが、
男性作家の作品なのに、まるで女性作家のような、
優しい余韻を残す写真を生み出すのでしょうね。
今回、アビィ生え抜きのあっさむサンに個展を開いてもらえて
僕もほんとうに嬉しかったです。
みなさんもあっさむサンの今後の作品にご期待ください!

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さて本日からは、みやび写真展「mirror」が始まります。
昨年末のオールスターズ戦でダントツの人気を集めて優勝に輝いた彼女が、
待望の初個展を開催いたします。

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モノクロで捉えた花。
そしてその他の物たちの写真。
1枚1枚、暗室の中で、自分の手でプリントしました。
写真は撮った人の心が写ると言いますが、
あらゆる感情を遠ざけて無心で被写体と向き合って撮った写真は
観る人の心を映す鏡のようなものになるのかもしれません。

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まだ、写真を撮り始めて2年にも満たないみやびサン。
これから作家としての本物の道を歩むためには
まだまだ経験を積んでいかなければならない部分もありますが、
彼女の描く世界は間違いなく他にはない存在感を感じます。
きっと近い将来、大きなコトをする人になるでしょう。
僕は彼女の初めての展示を見た時からそう思っていました。

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いまから「何かが始まる」瞬間に、ぜひ立会いに来てください。
日曜日までの開催となっております。
みなさま、お見逃しなく!