
6月1日にて20周年記念特別展示「それぞれの制作2025」が無事に終了しました。会期中はビックリするほどたくさんの方々にご来場いただき、まことにありがとうございました。

お越しいただいた皆様には、20年前の開業当初からお馴染みの方もいれば、ここ10年、この4、5年、昨年から、今年から、今日が初めて!という方など、様々な方がいらっしゃいました。また、写真を撮っている人もいれば、違うジャンルの作家さん、鑑賞するのがもっぱらの方、昼休みにフラッと・・、といった具合に立場も人それぞれです。

素人玄人、有名無名、そういったこととは関係なく、創る人と観る人が集まることのできる場所。これが街の小さなギャラリーの面白さです。そしてそれは、決まったメンバーが出入りする部室というよりも、だれでも自由に訪れて気ままに過ごせる公園のようなところでありたいと僕は思います。

僕の努力はほんの些細な始まりにすぎません。それに対して面白い!やってみたい!と手を挙げてくださった方、興味があるから見てみたいと集まって頂く方、その両輪があってこそ街の小さなギャラリーは走る続けることが出来るのです。みなさま、いつもほんとうにありがとうございます。

言ってしまえば、アビィでやっていることは基本的に僕のわがままです。こんなことやってみたらなんか面白いんじゃないかな?この指とまれ~!それにみなさんがお付き合いいただき一緒に取り組んで、その結果として各々が何か新しい発見を手にして楽しんでもらう・・・

それはきっと時代が変わって何か別の手段に置き換わるようなことがあっても揺るがない普遍的なサイクルなのではないかと思います。
次は30周年まで!と断言したいところですが、とりあえず25周年を目標ということで、少しずつ走り続けながら無理も無茶もせずにボチボチと続けていきたいと思います。

長く続ければ続けるほど、人の顔を覚えていくというのがこの仕事です。それは新しい人の顔もどんどん増えていくということ。そしてみなさんにも僕やアビィという場所を覚え続けてくだされば嬉しいです。

今後ともギャラリー・アビィをご愛顧のほどお願い申し上げます。皆様、いつもありがとうございます!
(ギャラリー・アビィ代表 吹雪大樹)