吹雪手帖その83「2010年個展への道(4)」

吹雪手帖その83
「2010年個展への道(4)」
僕が個展をする時に楽しみにしている事のひとつはDMを作ること!
DMっていうのは、ダイレクトメールの略です。
買い物をしたお店からのお知らせがポストに届いたりする、
そんなときのハガキやチラシのことです。
通常は作者の知人や親類、仲間のところに
個展をするから観に来てね~と
お知らせをするために出すハガキなわけですが・・・
ギャラリー巡りをしていると、
どこのギャラリーにも近隣でやってる展示のDM置き場があって
そこでお気に入りの展覧会の情報をキャッチできたり、
面白そうなのが近所でやってるからついでに観に行こうとか、
アート鑑賞の繋がりを呼び込んだりしてくれます。
(あまりギャラリー慣れしていない方からは、
 なんでよその店の宣伝するの?と不思議がられます、笑)
このように、展覧会のDMというのは
自分が知ってる人に送って「知らせる」だけじゃなくて
置いてあるDMを気に入った人に「知ってもらう」役目もあります。
ですから、何百枚もたくさんDM作る必要ないよ~って思っても、
あなたのことを知らない誰かに知ってもらうためには
たくさーん作っておいた方がいいんですよ~
千客万来ってコトはそりゃ~ないですが、
一人でも二人でも、自分にとって濃い出会いに結びついたら
DMを作った甲斐があるというものです。
また、DMのデザインひとつでも、注目度が変わります。
手に取って、持って帰ってもらって、
もしくはその場で自分の展示に足を向けさせるチカラのある、
そういうデザインのDMを信頼できる人に頼みましょう。
DMはあくまでDM・・・形式として作るだけの物・・・
というように考えていたら、ほんとに損ですよ~
こんな人に観にきて欲しいな、どんな展示だと想像してもらえるかな、
そんなことを考えながらDMを作るから、楽しいんですね~
写真載せて文字入れてオシマイ、そんなのじゃあ勿体ナイですよ!

20100219.jpg
今年も10パターンぐらい作って、カンプ(見本)を印刷して、
DM置き場に並んだ時の感じや手に取ってもらった時の大きさ、
写真の見え方、文字の配置、書いている内容の理解されやすさ、
そういうのをじっくり吟味しております。
ひとまずコレかな・・・というのが出来上がったので、
しばらく放置しておいて、忘れた頃に見直して、
これでいいのかどうか、もう一度考えます。
撮影の方も、やや手こずりながらですが、
おおむね順調に進んでおります。
そのことはまた別の機会にでも書いてみたいと思います~