「ギャラリー・アビィ作家列伝2009」その13
○西田知生さん
西田さんはアビィ初期の2005年「廃景2」が企画展初参加でした。
そのあと、展示を観にはいつもお越しいただいていましたが
出展のほうは長~いブランクがありまして、
昨年の「夕暮れイロ」からトントン拍子で4回参加くださいました。
ふだんはナダールが拠点のモノクロ普及委員会に所属して
印象的なモノクロプリント作品を発表なさっています。
– まずは簡単なプロフィールを
西田知生です。大阪の生まれ育ちです。
写真は8年ほどやっています。
- アビィの企画展に参加したキカッケは?
廃墟写真展に興味があったからです。
自分の名刺にも使っているのですが、
九州にある志免炭坑の写真を発表してみたくて。
- よく使うカメラは?
作品用、撮影目的で外出するときは必ずCONTAX G2を持って行きます。
レンズはBiogon21mmがメインです。
ほかに、1日1~3枚程度のノルマで気に入った景色を撮る為に
ハーフ判の一眼レフ・PEN-Fを使っています。
また、ちょっとしたもの、枚数気にせず何でも撮れる、
記録、ブログネタ集め、そんなふうなサブカメラ的にGRDを使っています。
– 使い分けがハッキリしていて面白いですね。
カメラに振り回されない感じになるから、いい方法です。
では、好きな撮影モチーフは何ですか?
木の根っことか、植物で覆われた朽ちた人工物(廃墟)とか。
– モノクロで森を撮ってらっしゃる写真を
そういえばナダールで何度か拝見したように思います。
自然と人工物が得意というか、そんな感じがしますね~
では、今期の自信作を1つ挙げて下さい
黒白寫眞展●四の作品です。
「30 35」
モノクロで全紙サイズに初チャレンジした作品なので。
カラーでもモノクロでも、
いつも丁寧に作られた作品を発表する西田さん。
しかし、被写体と大胆に向き合う印象もあり、
緩急の付け方が絶妙な作家さんだと感じます。
西田さんの今後の作品に皆さんもご期待ください!