小さな歴史のなかで生きている

まずは前開催・こころ写真展「言葉」が日曜日で無事に終了いたしました。会期中ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございます!

ガラケー撮影による写り方につい目が行きがちですが核心はそこにあるのではなく、この作風は「こうやって創るしかなかった」という強い意志の結果であり、そこに「写真じゃなければいけない」という切実さが滲み出ているのです。

日頃から「写真は言葉」と言うこころさん。2年間に渡り1日200枚のペースで撮り続けてきた「量」から垣間見えた「言葉」があり、それはきっと 「文字にはならない言葉」だったのだと思います。皆様もこころさんの次回作にご期待ください!

さて本日からは、とshi写真展「あした」を開催します。三重県名張市在住のとshiさん 。アビィでは5年ぶり3度目となる個展です。

いつもの企画グループ展での作品と同じく、今回の個展も名張で撮影した風景ですが、この町の風景をノスタルジィだけで終わらせない内容になっています。

この町の小さな歴史の中で生き、そしてまた「あした」がやってくる。過去があるから現在があり明日があります。

自分がこの町の未来に何を託せるのか?それはどんな町に住む人にだって言えることではないでしょうか。日曜日までの開催です。皆様、お見逃しなく!