カメラは世代のバトン

まずは前開催・水池葉子写真展「ふしぎな旅」が日曜日で無事に終了いたしました。ご来場頂いた皆様、まことにありがとうございました~!

遠く日本から行き来して暮らすヨーロッパの風景は、子供の頃に読みふけった異国の絵物語に出てくる挿絵のような世界・・・そんな着想から始まった「ふしぎな旅」という作品。

これまで一貫して「不思議さと違和感」を軸に撮影を続け、数々の作品としてまとめてきた水池さんですが、今回もまた新しいテーマを見つけ、悩みながらも楽しく意欲的に作品づくりに打ち込んでいらっしゃる様子が印象的でした!

そうやって作り上げられた作品の1つ1つがまた絡み合って次の作品を生んでいきます。 それは果てしない物語のように続いていき、誰かの心の中に残って輝きを放つのだと思いました!

さて本日から企画グループ展「押し入れカメラ」が始まります。「押し入れカメラ」とは家族や親類から受け継いで使っているカメラを指す造語です。

フィルムカメラって、実家の押し入れからウン十年ぶりに出てきたのでもフツーに使えたりして、なんだか世代や時代を超えるタイムマシンのようですよね!

そんな感じで募集を始めましたが、いざ作品が集まってみますと、これがもうなかなかスゴイ・・・代々受け継がれるカメラ、それは世代のバトンでもあるのです。

予想外にいろいろと考えさせられる展覧会になりました。 11名の作品が集まっております。 それぞれのエピソードも交えて、ごゆっくりお楽しみください!