作家列伝2007/tomomiさん・masamixさん

*吹雪手帖その20~31において掲載した
 作家列伝2007をあらためてカテゴリ分けした記事です。
「ギャラリー・アビィ作家列伝2007」
 ~ tomomiさん・masamixさん ~
おっとっと!
インタビューが間に合って更新できてしまいました(笑)
今回もお楽しみください~!


ギャラリー・アビィ作家列伝
(19)tomomiさん
tomomiさんとはホルガ会からのお付き合いだが、
頻繁に顔を合わすようになったのはアビィが出来てから。
最初にホルガエキスポへ参加してもらった時は
最終日に一瞬だけ現れて、ほとんどお話しせず。
でも実は、僕が以前やったホルガ個展を観てもらってたり
ホルガエキスポで一瞬だけ見た時にしていた帽子を被って
アビィへ初めてやって来たり、面白いご縁がある。
カメラを持っている時の笑顔がなかなかステキなtomomiさん。
写真を撮るのが本当に楽しいんだなーと、見る度に感心する。

tomomi.jpg
○おなまえ
 tomomi
 東京出身・大阪在住
○年齢
 1976年生まれ
○写真歴
「写真」を始めたのは、2003年春にHOLGAに出会った時から。
 その後、ちゃんと勉強したくて一眼レフを購入、写真教室にも通いましたが、
 やっぱり楽しいのはHOLGAとコンパクトカメラだったりします。
 初めての展示は2004年のHOLGA EXPO。
○アビィの企画展に参加したキッカケは?
 HOLGA会に入っているのでアビィが出来たことは知っていたけど、
 「ギャラリーに行く」ということが今までなかったので行けずにいて。
 そんなとき、トイカメラ写真月間という企画展があって、
 あたしにも出せそうだったから
 勇気を出して参加したのが2005年7月。
 初めてアビィのドアを開けた瞬間のことを今でも覚えています。
○よく使うカメラ
 HOLGA
 コンパクトカメラ (TIARA、BIG mini F)
 たまーに一眼レフ 
○好きな撮影モチーフ
 毎日のうれしい・たのしいを撮っていきたい。
          
○この1年間でのお気に入り作品
 めちゃがんばった「ホルガジャンボリー」

tomomi_p.jpg
タイトル:「今日も世界は とてものどかで」
写真以外では音楽も好きなtomomiさん。
特にこの1年間の作品を見ていると、
何か歌詞をつけたくなるような不思議なストーリーが
バックグラウンドで脈々と育まれている気がする。
音楽と親しむ事により得られた独自の世界観を大事にして
これからもホルガやコンパクトカメラで
「なんでもないけど大切な日常」を撮り続けて欲しい。
今後の新作にご期待ください!


ギャラリー・アビィ作家列伝
(20)masamixさん
楽しんで撮る人と悩んで撮る人・・・
写真をやる人はまずこの2つに分類される。
僕はスランプでもなんでも楽しんで撮るほうだが、
masamixさんは基本的にスランプのループで動いている。
写真界の悩める乙女(?)だ。
端から見ていると、まあ、しんどそうである。
しかし悩みの種である写真を辞めないのは、
もちろんのこと、写真が好きだからだ。
悩みの連鎖から産まれる苦悩の叫びと
その悩みが一瞬晴れた時に残されるイマジネイションの爆発が
masamixワールドともいうべき世界を形成している。

masamix.jpg

○おなまえ
 masamix
 根っからの神戸っ子です。
 (吹雪注)ご本名はマサミさんじゃありません。なんで?
○年齢
 31歳
○写真歴
 4年前に友人から一眼レフカメラをプレゼントされ、
 せっかくだから使いこなしてみようと思い写真教室に通い始めました。
○アビィの企画展に参加したキッカケ
 2005年の撮影合宿が初参加。
 そのとき写真で行き詰まっていて、
 たまたま知ったアビィの合宿企画に興味を覚え、
 旅はもともと苦手だけど、今までと全然違う環境に身を置いて、
 写真の行き詰まりを打破したかった。
 そこで盟友かじやん♪と出会う(笑)
 (吹雪注)合宿のバスで前の席にいましたが、耳が破れると思った。
○よく使うカメラ
 CONTAX T3
 (吹雪注)いいカメラ持ってますね。僕のホルガと交換しましょう。
○好きな撮影モチーフ
 街のスナップ
 梅田の歩道橋の上
          
○今後チャンレンジしてみたいこと
 ・その人の意外な一面を引き出したポートレイトを撮る
 ・人の気配を感じさせるブツ撮り
 ・動的に街の写真を撮る
 (吹雪注)悩みがちな人ほど目標を立てます(笑)
○この1年間でのお気に入り作品
 続●黒白冩眞展覧会の作品

masamix_p.jpg
タイトル:「g a z e」
 (吹雪注)gaze:ゲイズ:凝視する
本当に面白いぐらいスランプループから抜け出さないので
あまり悩まないでと助言してみた事もあるが、
よくよく考えてみると、悩みが無ければ
masamixワールドは成立しないのかもしれない。
大乗仏教よりも小乗仏教。悩んで悩んで強くなる。
その苦行が世界観に深みを増し、
悩みながらもその中に楽しさを見いだす事ができるのだろう。
だから、masamixさんにはもっともっと悩んでもらって
写真の眼をどんどん磨いていって欲しい。
今後の新作にご期待ください!


残すはあと3名!
次回の作家列伝もお楽しみに~!