作家列伝2007/みやちとーるさん・畑辰之さん

*吹雪手帖その20~31において掲載した
 作家列伝2007をあらためてカテゴリ分けした記事です。
「ギャラリー・アビィ作家列伝2007」
 ~ みやちとーるさん・畑辰之さん ~
アビィ日誌、怒濤の2週連続フル更新まであと1日!
てか、明日は大丈夫か!?


ギャラリー・アビィ作家列伝
(17)みやちとーるさん
みやちさんとはホルガ会を通じて長いお付き合いだ。
アビィを作った工事の時、車を運転できない僕に代わって
ホームセンターから壁の材料となる木材を運んでくれた、
いわばアビィ建設の功労者のおひとりである。
写真の世界に入った理由や過程も僕とすごく似た境遇で、
それゆえに感じる親近感はナカナカのものである。
お酒を飲めないのに、いつも一番ハイテンションで、
でもはしゃいでいるだけではなく
いろいろなことを考えながら創作に打ち込む
マジメな一面も時に垣間見える。

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○おなまえ
 みやちとーる
 三重県出身・大阪市在住
 故郷の尾鷲でスタジオ兼ギャラリーを運営しています。
○年齢
 32歳
○写真歴
 高3のときに写真部へ入ったのが写真との出会いです。
 大学では映像を学んでいました。
 社会人になって、映画製作に時間を割く事が難しくなり、
 一人でも出来る写真をやってみることにしました。
 その時、技術を学ぶことも兼ねて写真スタジオで働き始め、
 現在はフリーカメラマンです。(ステキ工房主宰)
○よく使うカメラ
 Nikon FM2(フィルム一眼レフ)+ウルトロン40mm
 ライカM2+ジュピター12
 ホルガ 
○好きな撮影モチーフ
 日常
 音楽フェスティバル
          
○この1年間でのお気に入り作品
 第1回ホルガジャンボリーの作品

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タイトル:「It’s a beautiful day」
とにかく一生懸命で面白い人である。
みやちさんがいるのといないのとでは
イベントごとの盛り上がり方が10倍ぐらい違う。
「写真はコミュニケーションツールのひとつ」とみやちさんは言う。
写真を撮る事、見せる事で、その場にいた人が繋がり、
そして新しい何かのエネルギーが湧き出すのだ。
そう思えば、みやちさんのハイテンションには
傍らにいつもカメラが共にある。
みやちさんが見るファインダーの中に
次はどんな人の輪が現れるのか楽しみである。
今後の新作にご期待ください!


ギャラリー・アビィ作家列伝
(18)畑辰之さん
兵庫県のかなり遠くの方から足繁く通って頂いている畑さん。
仕事をしながら、西天満の写真教室で学ばれていて、
教室のお友達と共に企画展に参加してもらっている。
毎回撮るモチーフが違うので、
本来はどんな作風なのか煙に巻かれたようなカンジになる。
ご本人の飄々とした雰囲気が作品に現れているのかもしれない。
しかしいずれにしても、どの作品も大胆でカッコイイ。
お酒でも飲みながら、ダラダラ写真のハナシをしつつ
深層心理に迫ってみたい作家さんである(笑)

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○おなまえ
 畑辰之
 兵庫県の生まれ育ちです。
○年齢
 31歳
○写真歴
 「写るンです」で10年ほど撮った(記念写真)あと、
 3年ほど前から写真教室に通っています。
○よく使うカメラ
 PENTAX MZ-3(フィルム一眼レフ)+35mmレンズ
  
○好きな撮影モチーフ
 基本的にどんな物でも撮りますが
 見た目も印象も「暗め」の写真が好みです。
 チーム「マイナス」ってカンジで。
          
○この1年間でのお気に入り作品
 ナツいろ2の作品

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タイトル:「ラストサマ-2007」
あちこちで出展なさっている作品を見ているが、
ご本人が「暗め」と仰るように、
印象に残っているのはたしかにそういう写真が多い。
出展するギャラリーの雰囲気を壊さずに
いいラインで「暗め」を実践できるあたりが
腕前の良さを証明しているのだと思う。
今後の新作にご期待ください!


とうとう掲載が取材に追いついてしまいました!!
インタビューまだの作家さん!今日の夕方4時までにアビィへ!(笑)
明日はたぶん個展のハナシを書くと思います~