小は大を兼ねる?

矢島敏明さんの初個展「太平洋を越えて」が終了しました。
台風という悪天候の中、会場へお越し頂いたみなさま、
まことにありがとうございます!
外は雨降り、でも、ギャラリーの中は常夏!
鬱陶しい天気を吹き飛ばす気分を味わっていただけたと思います。
多くの方の旅情も誘ってしまったようです。
お盆休みに南の島へ行っちゃう人も多いカモ!
矢島さんも新幹線で無事に群馬へお帰りになりました。
(日曜日にご心配頂いたみなさま、ありがとうございます)
次回の矢島さんはホルガネーム「ビバメキシコ」として
8月のホルガジャンボリーA組に出場しますので、お楽しみに~!

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さて、今週からは久々?の企画展「ハーフ判テン」が始まります。
カメラ好きなら常識のハーフ判ですが、
知らない人には意味不明なのでチョット説明を!


~ ハーフ判カメラとは? ~
ハーフ判カメラとは1コマ分の中に
半分の大きさで2コマ撮れるようになっているカメラのことです。
つまり36枚撮りのフィルムだと72枚撮れるというわけですね。
日本では1959年にコニカとオリンパスが製品化し、
1本で2本分撮れるという経済性の面から
国民的ヒット商品になりました。
しかし、フィルムが安価に供給されるようになると、
撮影枚数の代わりに画質が犠牲になるハーフ判は
徐々に人気を無くしてしまい、
1980年代後半にはほとんどのカメラメーカーが
ハーフ判カメラの開発をストップしてしまいました。
そして21世紀・・・ハーフ判カメラは昭和の薫り漂うカメラとして
再び人気になっています!

と、いうワケで、お父さんお母さんの世代なら
オリンパスPENは絶対使っていたはずというぐらいの
それはそれはメジャーな写真フォーマットだったのです。
今でもお家の押し入れを調べれば、
きっと1台ぐらい眠っているはずですよ。

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しかし、経済性という価値が薄れた時に
ハーフ判の歴史は終わってしまうのですが
独特の昭和デザイン、粗粒子による写りすぎないカンジ、というのが
今の若い世代にもひじょうにウケています!

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そんなハーフ判カメラによる作品をお楽しみください。
今回は2週間開催ですので7月29日まで!(月曜はお休み)
みなさまのご来場をお待ちしております~