光を通して観る写真

まずは前開催・藤本淳子写真展「someone」が
日曜日で無事に終了しました。
会期中はたくさんのご来場を頂き、まことにありがとうございます。
昨年のオールスターズ戦MVPを受けての個展は
どこかの街角や道端で身近な生活道具がそっと佇む風景から
「さっきそこにいた誰か」の気配や体温を感じさせる写真が集まり、
不思議な穏やかさを感じさせる世界を創り出しました。
特に今回は研ぎ澄まされたセレクトが見事でしたね!
モチーフを真っ正面で捉える構図を基本に、
わずかな距離感の変化で淡々と続く写真の並び。
それは、どこでもいつでも撮れそうでいて、
実はこの一瞬にこの場所でしか撮りえなかったシーンです。
写っている場所の雰囲気は似通っていても、
1つ1つのシーンに静かな物語があり、
短期間に狭いエリアで撮った作品でないことは一目瞭然。
さすがオールスターズMVP!という手腕を見せてもらいました。
個展準備の過程で新しく見出されたテーマもあり、
これからの作品にもますます目が離せません!
みなさま、藤本さんの今後の新作にもご期待ください!

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さて本日から「幻燈機写真展●5」が始まります。
10年ぶりに復活した昨年の好評を受け、今年も開催!

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1枚1枚、スライドマウントを切り替えて鑑賞する投映展示。
今回は10名から96枚の写真が集まりました。

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灯りを落としたギャラリーで見るスライド映写の美しさは
人生の中で贅沢な体験となること間違いなし!

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映写は随時行っていますのが、19時ぐらいまでにお越し下さると、
終了時間が丁度いい感じになりそうです。よろしくお願い致します~!