ヴェネツィアの光を描く

まずは前開催「ノスタルジィ展」が日曜日で無事に終了しました。
ご来場頂いた皆様、まことにありがとうございます!
写真とノスタルジィの関係。
これは人によって意見が真っ二つに分かれる議題です。
そういう前提もあって、今まで開催に少し躊躇もありました。
ノスタルジィは創る人、作品、そして観る人・・・
この3つの要素の組み合わせで、様々に印象が変わる事。
そして古びた物を写すだけではなく、被写体として扱うことは、
時代感に関係なく、普遍的であることが必要であると、etc・・・
ノスタルジィとは昔を思い返し懐かしむ事ですが、
それはある種、「こうありたかった過去」への憧れかもしれません。
今回思い切って開催してみたことで様々なことがわかり、
ほんとうによかったと思います。
観る人の記憶と結びつくことで様々な物語を引き出すことは
写真表現にとってとても大切なことだと思います。
みなさんも、写真とノスタルジィの関係を是非考えてみてください!

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さて本日からカジマヒロ写真展「残光」を開催します。
昨年のオールスターズ戦で準々優勝のカジマさん、初個展です。

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舞台はイタリアのヴェネツィア。
古い絵画の世界から飛び出してきたような世界。

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まぶたの裏に残った光を作者独特の画像処理を駆使し甦らせました。
カジマさんならではの世界の描き方が印象に残ります。

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プリント・写真カード・フォトブックの販売もあります。
日曜日までの開催です。皆様、お見逃しなく!