闇を描く光

まずは前開催・まつイマさき写真展「左岸のポイ」が
日曜日で無事に終了致しました。
ご来場頂いた皆様、まことにありがとうございます。
本来、ゴミというのは出会い頭で撮るようなモチーフです。
それは一時的な興味で撮っているからであったり、
そもそも持続して存在するモノではないからですが、
不法投棄の粗大ゴミという事象が長期の撮影を可能にしました。
約10ヶ月、ゴミたちと毎日向き合って撮影していくうちに
風景としての単純な興味から、自己投影をする対象となり、
そして、社会や人の一生の縮図のようなものを見いだし、
最後にはゴミたちを看取るために淡々と姿を追う・・・
ゴミの写真を撮ったが、ゴミの話しがしたいワケではない・・・!
初個展にして問題作。難しいラインを攻める構成となりましたが、
敢えて物語性やドラマチックな光景を省いたセレクトで
作者と被写体の関係性が変わっていく様子を
見事な手腕でまとめてくれた展示だったと思います。
皆様もまつイさんの今後の作品にご期待ください!

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さて本日からは「夜のスケッチ●11」が始まります。
いつも少人数ながら印象的な作品が集まるこのテーマですが、
昨年から何故か人気のメジャー企画となりまして、
今年はなんと18名の大所帯での開催となりました!

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夜の写真というと、ストロボを光らせたようなものを
連想する方も多いと思いますが・・・けして、それだけにはあらず!

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キレイだったり、不思議だったり、怖そうだったり・・・
様々な夜の風景が静かに佇む展示風景になりました!

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日曜までの開催となっております。
皆様のご来場をお待ちしております~!